競輪一発勝負



ふるさとダービー弥彦 9R 特選 98年07月04日

  1本田晴美 岡山 51期自在
  2松本整 京都 45期差捲
3太田真一 埼玉 75期逃捲
  4西川親幸 熊本 57期差脚
× 5滝澤正光 千葉 43期自在
6恩田繁雄 東京 41期差脚
7市田佳寿浩福井 76期逃脚
  8高橋健二 愛知 30期差脚
  9小橋正義 岡山 59期差脚

太田真一の見事な先行で、東ライン123独占だ。

 周回は位置取りに注文が付いたが、本田が前受け、中段に市田、最後尾に太田になった。
本田−小橋−高橋、市田−松本−西川、太田−恩田−滝沢で赤板を通過した。第2コーナーから太田が踏み込んで、打鐘で主導権を取って出切ると西川が切り替える。
 太田−恩田−滝沢−西川、市田−高橋−松本、本田−小橋で最終ホームを通過し、さらに最終バックもこのままの態勢で一列棒状の太田の見事な先行ペースである。 市田も、当然8番手に置かれた本田も動けないまま、力強い太田の久しぶりの先行である。
 ゴール線はマークした恩田が太田を差して1着、2着に太田が残り、3着にも滝沢が入線して、太田ラインの123独占で終わる。
太田の迷わない逃げがこれから見ることが出来そうである、直線の長いバンク恩田に交わされたが仕方あるまい。 しかし万車券とは驚いた、驚いた。
 太田−恩田との車間を滝沢が空けて何かしそうなのが良かった。後続が仕掛けるタイミングを失ったようである。

恩田−太田の車連(5-3)は3,770円、枠連(6-3)は10,840円で涙目車券でした。



復調なるか太田真一、対する市田は恐れるまい。

 逃げるのは太田か市田のどちらかで、捲ってくるのが本田と言う流れが大方の展開予想であろう。 太田と市田で主導権争いをしてしまうと本田と小橋の岡山コンビで決まるだろう。
 関東勢は太田と恩田の埼京ラインに南関の滝沢が付けるかどうかである。 近畿勢には機関車の市田にふるさと男は松本が番手に入り、3番手には中部30期の最年長S1は高橋が付けて中部近畿ライン。 中国勢は本田と小橋の岡山コンビで結束が固い、其処に九州の西川が動ける滝沢を睨みながらマークするのだろうか。
 並びは、太田−恩田−滝沢、本田−小橋−西川、市田−松本−高橋と想定していきたい。
兎に角、この特選は太田の先行に期待したい。平塚S級は優勝候補の筆頭であったのに初日特選は出番無しのまさかの力を余しての大敗と信じる。 番手は平塚S級で太田一本の恩田であり、太田8着、恩田9着と競輪道に花を咲かせる心中である。 岡山コンビの本田と小橋も函館記念後節特選でダッグを組んで本田9失欠、小橋@CEで物足りない。 好調は市田の岸和田@@Bと滝沢の函館A@Gと見ている、特に滝沢の準決捲りは精神力の圧巻であった。市田も成長して太田も侮れまい。
 狙い目は、太田を中心に恩田、滝沢の東日本ライン、好調市田との裏表、押さえは岡山コンビか。

太田−恩田(3-6)、太田−滝沢(3-5)、太田=市田(3=7)の4点で勝負する。



yoshikawaさんから

 初日の特選なので失格さえしなければ全員最低でも2次予選までは行ける。3着以内なら準優まで。 とゆうことは選手は勝ち上がりの緊張感は無いので結構リラックスして走る事ができる。 自分の調子の出来ぐあいを確かめる又は、他人の調子を見る、といったような競争をする可能性もある。だからちょっと難しい。
 並びは、太田ー恩田ー滝澤・市田ー松本ー高橋・本田ー小橋ー西川、だろう。 レースは先行ラインの4番手を取った選手が捲くってそのラインで決まりだと思う。 おそらく太田と市田はライバル意識をむき出しにして、どちらかがジャンから一気に仕掛けるだろう。 その4番手にうまく入り込むのは、やっぱり本田だと思う。
 市田が先行した場合、本田が捲くって本田=小橋、松本の切り替えで本田ー松本、小橋ー松本。
太田が先行した場合、滝澤が本田の捲りを止めたら太田ー恩田、太田ー滝澤、太田ー小橋。
本田が捲りきったら、やっぱり本田=小橋。
 自分は、市田が先行した場合の展開で勝負しようと思います。


ふるさとダービー弥彦 10R 特選 98年07月04日

  1岡崎孝士 熊本 77期逃脚
2稲村成浩 群馬 69期逃捲
3伊藤浩 大阪 45期差脚
  4佐々木龍也神奈川57期差脚
5阿部康雄 新潟 68期差捲
 6相原浩二 愛媛 60期差脚
×7戸辺英雄 茨城 51期差脚
  8豊岡弘 長崎 69期差捲
9小嶋敬二 石川 74期逃捲

小嶋の番手争いを尻目に、一気に捲りを岡崎が決めた。

 周回は、稲村−阿部−戸辺、岡崎−豊岡−相原、小嶋−伊藤−佐々木で折り合った。
赤板で稲村がペースを緩めると、小嶋が伊藤−佐々木を連れて上昇して先頭に立つと、稲村がインで粘る。
 小嶋−(イン稲村−阿部、アウト伊藤−佐々木)−戸辺、岡崎−豊岡−相原で打鐘を向かえて、小嶋の番手争いになる。 稲村が取りきると、佐々木も番手争いに加わり稲村を蹴落として取りきると、時既に遅しで岡崎の捲り頃の展開になった居る。 岡崎は第2コーナーから一気に発進して豊岡を連れて最終コーナーで綺麗に捲り切って、九州勢のワンツーを決めた。 意地で阿部が佐々木を捕らえて3着に突っ込んできた。

岡崎−豊岡の車連(1-8)は2,240円、枠連(1-6)は4,040円で九州スジ車券でした。



地元弥彦ホームバンクは、阿部康雄に期待したい。

 先行2車は岡崎と小嶋で、稲村も自力勝負に出ての三分戦になりそうである。 九州勢は岡崎に豊岡が付けて、位置のない南関の佐々木が関東の4番手ならば此処の3番手に付けそうである。 中部近畿勢は小嶋の番手は伊藤で、これまた位置のない四国の相原が3番手マークであろう。 地元関東の阿部康雄は稲村一本に絞ってマークして、戸辺は3番手に引いて折り合って貰いたい。
 並びは、稲村−阿部−戸辺、岡崎−豊岡−佐々木、小嶋−伊藤−相原の三分戦と読んでいる。 岡崎と小嶋の主導権争いを稲村が捲る展開になりそうである。阿部の地元ふるさとに賭ける意地を見たいもので期待している。 小嶋対岡崎は小嶋が戦歴上位と読んでいるしマークもしっかりしている伊藤である。岡崎に豊岡では付いて行けるかどうかで波乱の目になりそうである。
 狙い目は、稲村ラインから地元阿部の裏表、突き抜けは阿部から戸辺、押さえに小嶋と伊藤で良いだろう。

阿部=稲村(5=2)、阿部−戸辺(5-7)、小嶋−伊藤(9-3)の4点で勝負する。


ふるさとダービー弥彦 11R 特選 98年07月04日

  1山口富生 岐阜 68期差脚
  2加倉正義 福岡 68期差捲
× 3金古将人 福島 67期逃捲
  4水島章 大阪 57期差脚
5神山雄一郎栃木 61期逃捲
 6山口健治 東京 38期差脚
 7海田和裕 三重 65期逃捲
8笹川竜治 新潟 71期自在
  9高橋武 神奈川50期差脚

神山の番手に金古が入って、見事にゴール線差し込んだ。

 神山−笹川−山口健治、海田−山口富生−水島、金古−高橋−加倉で周回して青板を通過する。
 赤板で後方の金古が上昇すると、水島が金古番手勝負と高橋に襲いかかる。神山も併せて踏み込むが、すぐに緩めた。 金古が先頭に出ると、打鐘から今度は海田−山口富生を連れてカマシ気味に主導権を奪い取る。3番手金古の後位はイン水島とアウト高橋で番手争いをしている。 神山はいつものように7番手になった。
 最終ホームから一気に神山が発進すると笹川が気後れして車間が空いてしまった、其処にスッポリと金古が入る。 と言うより金古が神山を迎え入れた感じであった。なかなか神山も海田を捕らえる事が出来ない。
 最終コーナーでやっと先頭に出るが、直線は金古の一踏みで差される。3着には海田を利した山口富生が入った。
 神山に物足りなさを感じた。其れがマークする笹川に対するものでそうなったのかは計り知れないが、連に絡んだだけ良かった。 笹川も7番手からの神山の全開も展開を読んでいたのにマーク仕切れないとは、前回記念初優勝で気が緩んだようである。

金古−神山の車連(3-5)は2,210円、枠連(3-4)は2,630円で神山ヒモ車券でした。



地元弥彦ホームバンクは、笹川竜治に期待したい。

 東日本勢5車は、北日本の金古、関東の神山に地元笹川と6番車山口健治、南関は高橋である。機動型は金古と神山で、さらに笹川が動きそうである。 西日本勢4車は、中部の海田と山口富生、近畿の水島、九州の加倉である。機動型は海田である。
 並びは、海田−山口−水島−加倉、金古−山口−高橋、神山−笹川と地元笹川が神山番手を主張すると考えた。 当然、神山から車券は買われていこう。ヤマケンが神山マークを取ることも考えられるが此処は一歩も二歩も地元笹川に譲ると思いたい。 主導権を取るのは金古か海田で神山は早めの勝負に出てきそうである。
 狙い目は函館記念で吉岡を破り優勝した笹川が、地元ふるさとに微調整で期待が持てそうである。 笹川から神山の裏表と、神山と金古の裏表、余裕があるならば縦目である笹川と金古の裏表も買いたいね。

笹川=神山(8=5)、神山=金古(5=3)の4点で勝負する。