競輪一発勝負



平塚記念後節、大垣記念後節


平塚記念 後節 決勝 98年05月05日

1馬渕紀明 愛知 68期逃捲
2高木隆弘 神奈川64期差捲
  3十文字貴信茨城 75期逃捲
4新藤敦 神奈川62期差脚
× 5金田健一郎大阪 60期差捲
 6小林裕司 千葉 71期逃捲
 7坂巻正己 茨城 55期差脚
8鰐渕正利 愛知 65期差脚
  9本田晴美 岡山 51期自在

高木が地元の意地で1着、根性で新藤2着、地元声援に応えた。

 周回は、十文字−坂巻、馬渕−鰐渕−金田、本田、小林−高木−新藤であったが、 本田が好位置を目指して3番手に入り込んで青板を通過する。
 赤板手前で地元ラインの機関車は小林が踏み込んでいくと、馬渕も中バンクから合わせて上昇してくる。 馬渕−鰐渕−金田が先頭に出切って、後位は内に十文字−坂巻−本田、外は此を牽制して小林−高木−新藤になって、 打鐘前に小林が発進すると本田は前々で切り替えてきた。十文字は内からスルスルと上昇して小林の番手を奪った。 高木が外で十文字とマーク合戦をする。
 小林−(イン十文字アウト高木)−坂巻−新藤を、第二コーナーから本田と馬渕が捲りに来るが不発に終わる。 ゴール線は縺れに縺れて、高木、新藤、本田の順で流れ込んできた。しかもゴール後に高木、十文字、坂巻が落車した。
 何故か、高木と新藤のワンツーで決まったが、並びも消えてしまい、地元根性の1番人気に応える車券になった。 高木も新藤もキッチリと調整してきたプロの腕に脱帽だ。 十文字はまさか本気で小林の番手を狙っては居なかっただろうが、気っ風のいい逃げを見せて貰いたかった。貴様がレースを乱して落車を誕生させたんだ。

高木−鈴木の車連(2-4)は550円、枠連(2-4)は500円で地元本命スジ車券でした。



地元高木の完全優勝は小林次第か? 伏兵は鰐渕あたりか。

 特選の鈴木に平田と松岡が脱落して、予選周りの小林、選抜周りの新藤と鰐渕が機関車に恵まれて決勝に勝ち上がった。 地元に賭ける高木と新藤が絶好調と見た、小林を機関車で使いそうである。十文字には同県の坂巻が無風で回りそうである。 中部は馬渕と鰐渕が準決をワンツーで決めた勢いで逃げたい処であろう。本田も今一つ中途半端であるがキッチリ決勝戦に乗ってくるようになった。 其処に金田がマークするだろう。
 並びは、小林−高木−新藤、十文字−坂巻、馬渕−鰐渕、本田−金田と細切れ捲り合戦を想定した。  先行するのは地元地区の小林ではなかろうか、高木は我慢するかも知れないが、 早めに自分で踏み込んで行かなければ捲り合戦の餌食になるだろう。すると新藤が高木を交わす力と根性が在るかである。 十文字も何故か強さを感じられないので、坂巻にチャンスはないだろう。ただ同県の絡みでツッパテ先行する場合は別である。 馬渕の一発逆転の捲り勝負が出るかである。準決で逃げて1着を取っただけに此処はどうかなあ。 本田は自分で動けるのだろうか、準決は十文字−新藤の後ろに入って流れ込んでの2着では気力に欠ける。
 狙い目は、南関ラインの小林が捨て身で逃げての高木と新藤を狙い目にしたい。地元に燃える高木から新藤の裏表、高木の仕掛けが早いと新藤の頭が在りそうである。 冷静にしている金田が直線伸びてくる。押さえは、愛知両者のワンツー辺りだろう。

高木=新藤(2=4)、高木−金田(2-5)、馬渕−鰐渕(1-8)の4点で勝負する。


大垣記念 後節 決勝 98年05月05日

1濱口高彰 岐阜 59期差脚
× 2出口眞浩 神奈川63期差捲
3神山雄一郎栃木 61期逃捲
  4古川圭 福岡 65期逃捲
5後閑信一 群馬 65期差捲
 6福田匡史 栃木 59期差脚
 7内林久徳 滋賀 62期差脚
  8朝内正幸 静岡 50期差脚
  9小嶋敬二 石川 74期逃捲

神山3着で、特選の裏目は1着内林と2着小嶋になった。

すいません、ベテランの内林が攪乱して優勝を飾る。

内林−小嶋の車連(7-9)は4,170円、枠連(5-6)は3,610円で地元地区車券でした。



完全優勝を目指す小嶋、神山との二分戦か。

 関東勢は神山と福田の栃木両者に後閑で3車になった。南関勢は出口に朝内の2車。関東と南関で結成しよう。 中部の小嶋には濱口の2車で、近畿の内林が3番手である。古川は位置がないが中部近畿ラインを追走して自力勝負に出てきそうである。
 並びは、小嶋−濱口−内林−古川、神山−福田−後閑−出口−朝内で神山の後ろは同県の福田がキープしたい処である。 後閑が此処に付けて3番手ならば、南関両者は後閑の捲り追い込みに乗っての直線勝負に駈けそうである。 特選では小嶋にあっさりと逃げられてしまい「神山−後閑」の銀行レースは無くなったが、なんと無謀にも内林がハコ3から地元の濱口を交わしてしまう結果になった。 ここでも小嶋は逃げるであろうし、神山も特選の失敗はしないだろうから早め早めの追い上げになると予想したい。 すれば、後閑が神山の3番手になったときは怖いのである、神山が早いタイミングで小嶋を捲りに駈けると、後閑の自力の捲り追い込みにやられるだろう。
 狙い目は、本調子とは言えないが後閑から勝負であり、神山への裏表と調子に乗る出口に振り込んで見たい。押さえは地元濱口の意地に期待した。

後閑=神山(5=3)、後閑−出口(5-2)、後閑−濱口(5-1)の4点で勝負する。