競輪一発勝負
平塚記念 前節 準決 11R 98年05月01日
◎ | 1 | 太田真一 | 埼玉 | 75期 | 逃捲 |
× | 2 | 長谷部純也 | 茨城 | 57期 | 差脚 |
| 3 | 鈴木健 | 岐阜 | 64期 | 差脚 |
| 4 | 佐久間重光 | 三重 | 41期 | 差脚 |
○ | 5 | 山口健治 | 東京 | 38期 | 差脚 |
| 6 | 中井達郎 | 静岡 | 74期 | 逃脚 |
注 | 7 | 吉岡稔真 | 福岡 | 65期 | 逃捲 |
| 8 | 丸島真改 | 千葉 | 64期 | 差捲 |
| 9 | 古原勝己 | 大阪 | 60期 | 差脚 |
吉岡が太田を捲り、太田は意地で吉岡を追走して2着。
周回は、吉岡−鈴木−佐久間−古原、太田−山口−長谷部、中井−丸島となり、吉岡は前で受けて立った。
赤板で南関ラインの中井−丸島が上昇して吉岡を捕らえると、太田ラインも此を追走する。
ペースはガックリと緩み、3番手を吉岡と太田が取り合うかたちになる。太田はこれを嫌って踏み込んで先頭に立って打鐘を向かえた。
中バンクを使って太田−山口−長谷部−古原を外バンクからジワジワと吉岡−鈴木−佐久間が追い上げていく、中井と丸島は内に詰まってサヨナラした。
最終ホームでは古原が山口を退かして太田の番手に入り込んだ。天下のヤマケンを退かす不届き者だ。
吉岡は第1センターで発進して太田と吉岡のもがきあいになる。最終バックで吉岡は太田を単独で交わし、第2センターでは太田−吉岡−古原になって、そのままゴールする。
太田は吉岡に捲られて勝負を捨てることなく、吉岡を追走して直線では二の足を使ったようである。
正々堂々と吉岡に向かっていく太田に乾杯だ。
吉岡−太田の車連(7-1)は500円、枠連(5-1)は510円で逃げ逃げ車券でした。
吉岡の頭鉄板になるか、太田が逃げ切れるだろうか。
関東勢3車は太田に山口と長谷部でキッチリとラインが出来そうである。南関勢2車は中井に丸島の6番車と8番車である。
問題は九州の吉岡の番手に誰が付けるかである。鈴木と佐久間は中部ラインで並ぶが、古原が吉岡の番手を狙って来るだろう。
並びは、太田−山口−長谷部、中井−丸島、吉岡−(古原、鈴木)−佐久間と想定したいが吉岡の番手が分からない。
太田が主導権を取りに行くと読む、まさか南関勢を先行させて中段を取るような競争だけはして欲しくない。
吉岡にもラインが出来るだろうが、番手は競りになるのではと考えている。甘く見ても吉岡の頭は不動のようである。
狙い目は、太田から選抜でキッチリ番手を取った山口を対抗にして3番手長谷部の強襲、押さえに単騎で捲る吉岡の裏表あたりだろう。
太田−山口(1-5)、太田−長谷部(1-2)、太田=吉岡(1=7)の4点で勝負する。