競輪一発勝負



平塚記念前節、大垣記念前節


平塚記念 前節 選抜 9R 98年04月30日

  1加藤渉 岐阜 67期逃捲
2山口健治 東京 38期差脚
3渡邊秀明 神奈川68期差捲
  4古原勝己 大阪 60期差脚
5太田真一 埼玉 75期逃捲
 6山本剛 高知 52期差脚
 7大澤嘉文 静岡 57期差脚
8伊藤龍也 神奈川72期逃捲
× 9大河原和彦群馬 58期差脚

太田と伊藤の逃げ争い、直線バテて2着に逃げ粘る。

 周回は、加藤−古原−山本、伊藤−渡邉−大澤、太田−山口−大河原、で綺麗な三分戦になった。 赤板で太田−山口−大河原が上昇して逃げるタイミングを探していくと、地元南関ラインの伊藤−渡邉−大澤がこれに続く 内に加藤−古原−山本が追い込まれる。打鐘と共に伊藤が踏み込んで、内関東ライン太田−山口−大河原、外伊藤−渡邉−大澤の主導権争いになる。 太田と伊藤のもがき合いが続き、山口も太田の番手をしっかり守っている。
 最終第1センターで伊藤−渡邉−大澤の南関ラインを振り切って、太田−山口−大河原が先頭に出切った。 太田は必死で先頭をキープするが、脚が残っていない。バックから渡邉が捲り追い込みでくるが届かない。 直線は大河原が外から太田と山口を交わしてしまった。

大河原−太田の車連(9-5)は3,050円、枠連(6-4)は2,030円で裏目車券でした。



吉岡不在の選抜に回された、太田が意地を見せる。

 関東勢は太田に山口に大河原、南関勢は伊藤に渡邉と大澤、遠征勢は加藤に古原と山本で綺麗な3分戦の番組になった。 とにかく太田が武雄に続き選抜に回せれた悔しさを出して欲しい。市田が特選5番車で太田が選抜5番車とは冷たい平塚の番組やさんである。
 並びは、太田−山口−大河原、伊藤−渡邉−大澤、加藤−古原−山本で決まるだろう。 埼京ラインの太田と山健で固いと読んでいるが、怖いのは3番手の大河原が山健を喰ってしまうかも知れないと言うことである。 地元神奈川両者のワンツーにも期待できそうである。此処に向けて調整してきていると信じたいものである。
 狙い目は、太田から山口と大河原で、押さえに神奈川両者は伊藤と渡邉の裏表で決めたい。

太田−山口(5-2)、太田−大河原(5-9)、伊藤=渡邉(8=3)の4点で勝負する。


平塚記念 前節 特選 98年04月30日

1高谷雅彦 青森 67期逃捲
2遠澤健二 神奈川57期差脚
3吉岡稔真 福岡 65期逃捲
  4阿部康雄 新潟 68期差捲
  5市田佳寿浩福井 76期逃脚
 6長谷部純也茨城 57期差脚
7小橋正義 岡山 59期差脚
  8伊藤浩 大阪 45期差脚
× 9滝澤正光 千葉 43期自在

遠澤失格で吉岡沈没、市田の中段捲りが一気に決まる。

 吉岡−小橋−長谷部、高谷−遠澤−滝沢、市田−伊藤−阿部、で周回する。関東勢は分断して空いている3番手周りとなった。
 赤板で市田が上昇して先行態勢を取るかに思えたが、高谷ラインが此に合わせて突っ張り先行態勢で発進した。高谷も地元勢がマークしているから当然逃げる宿命があった。 スンナリと中段を市田ラインが取って、吉岡はいつものように7番手に車を下げた。
 打鐘では、高谷−遠澤−滝沢、市田−伊藤−阿部、吉岡−小橋−長谷部の一列棒状になった。 高谷がジリジリとペースを上げていくが、第1センター山颪気味に市田が吉岡より先に捲りを打って、高谷を交わしていった。 市田ラインに切り替えようとした遠澤が市田ライン3番手阿部を外に押し込むと、此が吉岡の前を塞ぎ遠澤は失格になった。 吉岡は競争意識を失った。そのまま市田がゴール線を突き抜けて1着金星、2着には伊藤が流れ込んだ。3着は遠澤だが失格になり滝沢が繰り上がる。

市田−伊藤の車連(5-8)は6,040円、枠連(4-6)は2,260円で第三ライン車券でした。



地元調整完了の遠澤を金古が引き出して、吉岡を沈没させろ。

 南関勢は遠澤と滝沢の2車。関東勢は阿部と長谷部の2車。近畿勢は市田の馬で伊藤の2車。 九州は吉岡の番手はご馳走様で中国の小橋が付ける。南関と関東に馬が居ないので北日本の高谷に地元南関勢がマークしよう。
 並びは、吉岡−小橋、市田−伊藤、高谷−遠澤−滝澤、阿部−長谷部と想定する。阿部と長谷部の関東勢が吉岡と市田の3番手に回る事も考えられよう。 ここは地元勢の為に高谷が市田を潰して先行して主導権を取ると読んでいる。吉岡の捲りが届くかである。
 狙い目は、高谷の引き出しで地元遠澤を頭にして狙い、滝沢のガードにも期待したい。押さえは吉岡と小橋。

遠澤=高谷(2=1)、遠澤−滝澤(2-9)、吉岡−小橋(3-7)の4点で勝負する。


大垣記念 前節 特選 98年04月30日

  1児玉広志 香川 66期差捲
2山田裕仁 岐阜 61期逃捲
3金古将人 福島 67期逃捲
  4佐々木昭彦佐賀 43期差脚
  5稲積秀樹 富山 55期差脚
×6細川洋 神奈川69期差脚
 7三宅伸 岡山 64期逃捲
8山口富生 岐阜 68期差脚
9高橋光宏 群馬 56期差脚

山田ポカる、三宅の捲りが決まり児玉が突き抜けた。

 金古−高橋−細川、三宅−児玉−佐々木、山田−山口−稲積で青板を通過する。 青板バックから早くも山田ラインがゆっくりと中段を伺いに上昇してくる。
 赤板で山田が先頭に出るとペースは緩み、三宅−児玉−佐々木が踏み込んで来る。 打鐘で7番手に置かれた金古が一気にスパートをかけて発進する。
 最終ホームでは、最初と同じ並びの金古−高橋−細川、三宅−児玉−佐々木、山田−山口−稲積に戻された。 最終バックで三宅が児玉を連れて捲りを打ってくる。山田の動きが泣く地元戦に意気込みが見られない。 直線に向いて、児玉はキッチリと三宅を交わして1着で入線した。

児玉−三宅の車連(1-7)は930円、枠連(1-5)は940円でスジ車券でした。



山田を押さえて、金古の番手高橋光宏に期待する。

 先行自在屋が3車となった。東日本ラインを先導するのが金古であり番手には高橋がハコで勝負して、3番手に6番車の細川が付けよう。 地元中部ラインは山田が同県の山口と稲積を引き連れて捲り勝負に出よう。中四国ラインの三宅に児玉がマークして3番手に九州の佐々木が付けよう。
 並びは、金古−高橋−細川、山田−山口−稲積、三宅−児玉−佐々木の綺麗な3分戦模様である。 金古が主導権を取ろうが、高橋がキッチリとガードできるかが問題である。前回の武雄で失格をしている影響が心理的に出るのが怖い。 三宅は初日1着を取りに来ているが、児玉が番手では動きが鈍るだろう。何時でも切り替え有りの児玉の動きが在るのだろうか、三宅君一本と行ってもらいたい。 問題は中部の山田の調子がどうかであろう、前回武雄では決勝戦に勝ち上がれないポカをしている。ここは地元戦で期待が集中するであろう。
 狙い目は、東日本ラインの金古番手の高橋から狙う、高橋と金古の裏表に根性6番車の細川のズブズブ。押さえに地元山々車券。

高橋=金古(9=3)、高橋−細川(9-6)、山田−山口(2-8)の4点で勝負する。