競輪一発勝負



ふるさとダービー豊橋 ちぎり賞 98年02月22日

× 1吉岡稔真 福岡 65期逃捲
2小嶋敬二 石川 74期逃捲
3山田裕仁 岐阜 61期逃捲
  4郡司盛夫 神奈川50期差脚
  5井上茂徳 佐賀 41期差脚
 6黒田義高 長崎 56期差脚
7後閑信一 群馬 65期差捲
  8菊池仁志 愛媛 47期差脚
9鈴木誠 千葉 55期差捲

吉岡と後閑を捲る小嶋を捨てて、山田も得意の捲りで1着。

 後閑−鈴木−郡司、吉岡−井上−黒田、小嶋−山田−菊池の綺麗な三分戦で周回する。
 赤板手前で7番手の小嶋−山田−菊池の中部ラインが上昇して、後閑を捕らえる。 その外を第2コーナーから吉岡−井上−黒田の九州勢が発進して先頭に出てペースを緩めた。 其処を後閑−鈴木−郡司が一気に踏み込んで、最終ホームで吉岡を交わして先頭に出る。
 最終第1センターから小嶋が捲って行く。山田は始終小嶋との車間を空けていて、第3コーナーで小嶋を交わしてゴールする。 2着には菊池が流れ込み、単騎の様になった小嶋が3着に残った。吉岡も踏み直して4着と意地を見せてくれた。
 後閑が前で受けて、小嶋が出るが、吉岡が先頭に出る。吉岡のピッチが緩んだ隙に後閑が踏み込むで先頭に出る。 それを小嶋が捕らえると、山田がご馳走様と外から捲る。
 兎に角、面白い競争であった。吉岡−井上で5.4倍で吉岡の衰えを感じる。通常ならば2倍であろう、井上も今一つ落車明けの不安があった。 中部ラインが地元の事で人気を集めた要因もあろうが、頑張って貰いたい。緩急の忙しい競争で見応えがありました。

山田−菊池の車連(3-8)は1,200円、枠連(3-6)は730円で中部スジ車券でした。



吉岡、山田、鈴木の調子が良さそうである。

 ラインは三分戦に成りそうである。九州勢は特選で123を決めた吉岡に井上と黒田である。 中部近畿勢は小嶋と山田に菊池が付けよう。東日本は後閑の自力勝負で南関の鈴木と郡司がマークしよう。
 並びは吉岡−井上−黒田、小嶋−山田−菊池、後閑−鈴木−郡司の三分戦になる。 展開は小嶋が山田を連れて主導権を捨て身で取りに行くのでは無いかと読んだ。断然と山田が有利に車を持ち出せそうである。 吉岡は7番手に置かれての捲りで後閑と鈴木に張られて飛んでしまうのでは無いだろうか。 強ければ大外から捲りを打って九州のワンツーが生まれようが、小嶋に先行争いを挑むほどに後閑は意地はないだろう。 動ける番手が面白そうである。それに吉岡が捲りになって井上がマーク仕切れる保証は無い。
 狙い目は、山田から鈴木と吉岡であろう。強い吉岡から後閑と小嶋の残りにも注意したい。

山田=鈴木(3=9)、吉岡−後閑(1-7)、吉岡−小嶋(1-2)の4点で勝負する。