競輪一発勝負



久留米「共同通信杯」二次予選 10R 98年01月25日

  1西郷剛 兵庫 69期逃捲
2濱口高彰 岐阜 59期差脚
× 3金古将人 福島 67期逃捲
  4豊田知之 岡山 59期差脚
  5馬渕紀明 愛知 68期逃捲
 6小倉竜二 徳島 77期自在
7坂本英一 栃木 59期差脚
  8酒井耕介 京都 56期差脚
9太田真一 埼玉 75期逃捲

馬渕が主導権を取って、3番手太田も動けず沈没した。

 太田−坂本−金古、馬渕−濱口、小倉−豊田、西郷−酒井、で周回する。迷わず誘導員を追った太田は4着までを意識した様だ。
赤板で最後方に置かれた西郷−酒井が動くと、小倉−豊田も上昇していく、更に馬渕−濱口も追い上げて、太田−坂本−金古をインに封じ込めた。 太田はインを突くが引いてアウトから踏み込むと、馬渕が主導権を握った。
 馬渕−濱口−太田−(アウト坂本−金古、イン小倉−豊田)−西郷−酒井で最終ホームを通過する。 「しめた! 太田は3番手に入り捲って頂きだ。」と思った。2コーナーから太田は踏み上げるが、馬渕を捕らえる事が出来ない。金古は車を外に出して自力で行くようだ。 馬渕の掛かりが良かった。
 馬渕が強かった、ゴール線で濱口が交わして1着、馬渕は見事に逃げ残って2着、小倉が伸びて来て3着、坂本の前が空いて4着、太田は外に膨れて5着に沈んだ。 太田は4着までを最終コーナーで入線出来る確信があったのだろうか? 3番手の位置で主導権が握れなかったのが敗因である。

濱口−馬渕の車連(2-5)は1,350円、枠連(2-4)は1,130円で中部スジ車券でした。



太田よ先行でがんばれ! 細切れラインで、捲り合戦になろう。

 東日本勢は3車で動ける太田と金古に坂本である。中部勢は馬渕に濱口の2車。近畿勢は西郷に酒井の2車。中四国勢は77期小倉に豊田である。
太田と金古の連係は在ったようだが思い出せない、恐らく太田が前で坂本と金古の並びで準決を目指す。 馬渕には濱口がハコで回り、近畿がこの後ろで西郷、酒井の順であろう。新鋭売り出したい小倉には豊田で中四国ラインを組もう。
 並びは、太田−坂本−金古、馬渕−濱口、西郷−酒井、小倉−豊田、の細切れになりそうである。 太田も昨日の優秀でカマシ先行を見せて自信を無くしているとは思えない、二次予選は無条件の競争であり飛んでしまった。此処に勝負を賭けてくる。 馬渕は調子を落としているが、濱口がハコで回ると頑張る気力が生じよう。怖いのは恐れを知らない77期小倉の逃げであろう。
 狙い目は、太田から坂本の裏表と突き抜けの坂本と金古、馬渕が逃げたときの濱口の残りでいけるだろう。

太田−坂本(9-7)、太田−金古(9-3)、坂本−金古(7-3)、太田−濱口(9-2)の4点で勝負する。



久留米「共同通信杯」中野カップ 98年01月25日

  1遠澤健二 神奈川57期差脚
  2後閑信一 群馬 65期差捲
3小嶋敬二 石川 74期逃捲
  4鈴木誠 千葉 55期差捲
  5稲村成浩 群馬 69期逃捲
×6小川巧 岡山 57期差捲
7神山雄一郎栃木 61期逃捲
  8東出剛 千葉 54期差脚
9西川親幸 熊本 57期差脚

小嶋が主導権を取って、番手西川が神山を撃沈させて1着。

 誘導員、稲村−後閑−遠澤、神山−東出−鈴木、小嶋−西川−小川で青板を通過する。
 赤板で小嶋−西川−小川が動き出すと神山−東出−鈴木も上昇してくる。 打鐘で小嶋−西川−小川−(イン稲村−後閑−遠澤、アウト神山−東出−鈴木)の併走になった。 小嶋が踏み込むと、このままの態勢で最終ホームを通過する。
 第2コーナーから神山が捲りを仕掛けるが、小嶋の掛かりが最高で、第3コーナーで小嶋を抜きにかかると西川にブロックされて撃沈する。 神山はなんと競争を捨てて最後方に下げる不甲斐なさである。もっと銭を賭けている人の身になって真剣に走って貰いたい。
 ゴール前、西川が小嶋を差し込んでガッツポーズを見せてくれた。二着には小嶋番手を譲った小川が流れ込み、小嶋は三着に残った。 小嶋ラインの123独占は見事である。枠は東出−神山の裏目で安く、車番はズブズブで美味しくなった。
 群馬両者が小嶋と同じ展開を取っていたら、後閑は神山をブロック出来ただろうか。群馬勢は何も出来ないで玉砕した。 九州地元ただ一人の西川がやってくれました。一応失格審議対象に成りました、判定は甘いのでしょうか。 あれぐらいのブロックで失格になるようだと問題も残ろうが、神山から勝負しているファンにとっては疑問がのこるのかいな。 しかし上手く出来ていて枠連では東出−神山の代換え裏目なのでる。

西川−小川の車連(9-6)は7,630円、枠連(6-5)は790円でズブズブ車券でした。



神山番手を捨てて、群馬両者は稲村−後閑で勝負を挑む。

 関東勢は神山、後閑、稲村の3車が実力で勝ち上がった。南関勢3車は遠澤、鈴木、東出とマーク屋さんが馬に恵まれて勝ち上がった。 中部1車は番組の不利があって小嶋が藻掻いて勝ち上がった。中国1車は3番手小川が直線の切れ味を見せてくれた。九州地元地区1車は西川で流れ込んで勝ち上がる。
 神山の番手は後閑が関東の意地で主張するだろう。 東出がグランプリ同様に神山ハコを取りに後閑と競り合うかも知れない。 コメントで本日限り稲村が前で後閑が番手の群馬両者で神山を破る勝負をする。 すれば、本命は神山=東出になるが、裏も表も有りになる。 後閑は稲村を操縦して仕掛ける競争を見せてくれると神山を破る事が出来る。大宮記念で神山番手を地元の森田に譲って3番手から自力で差し込むのが神山落としである。 番手から差し込むのは容易な事ではない。西日本勢は小嶋に地元地域で西川が番手になって小川は一歩譲って3番手から仕掛けよう。
 並びは、神山−東出−鈴木、稲村−後閑−遠澤、小嶋−西川−小川、で落ち着きそうである。 神山がバックから先行するのでないかと思われる。後位無風のハコになろのはマーク屋東出である。 3番手で脚を貯めていた鈴木と遠澤が直線一気に強襲してきそうである。
 小嶋が神山より先に仕掛けると、神山が捲りに周り回ると後続が縺れるだろう。しかし昨日の小嶋の脚を見ると捲りきれるかどうかであろう。 絶好位置からの後閑も小嶋を捲り切れなかった。
 狙い目は、小嶋ラインから行きたい。スジで番手の西川、3番手小川強襲で裏表。神山が捲ってきて届かずの小嶋と神山で行けそうである。

小嶋−西川(3-9)、小嶋=小川(3=6)、小嶋−神山(3-7)の4点で勝負する。