競輪一発勝負



久留米「共同通信杯」特選 8R 98年01月24日

  1金田健一郎大阪 60期差捲
  2金子真也 群馬 69期逃捲
3小川巧 岡山 57期差捲
4松井一良 青森 61期差脚
  5出口眞浩 神奈川63期差捲
 6沓掛和重 千葉 69期逃捲
7濱口高彰 岐阜 59期差脚
  8野原哲也 福井 51期差脚
9金古将人 福島 67期逃捲

金子が主導権を取り、濱口アウトに膨れ3番手小川の強襲。

 金古−松井−金田−野原、金子−濱口−小川、沓掛−出口、で周回する。金田は金古ラインの3番手周り、濱口は空いている金子番手に狙いを付けた。
 赤板を過ぎて最後方の南関勢がジワリジワリと上昇すると、此処に金子−濱口−小川が続いて行くが、待ちきれずに打鐘で金子が発進する。 最終ホームでは、金子−濱口−小川、金古−松井、沓掛−出口、金田−野原、の一列棒状になって通過していった。
 最終バックで金古が踏み上げて捲りに出る。第4コーナーで金子マークの濱口がアウトに膨れ3番手の小川が中を伸びて1着。捲ってきた金古は2着に突っ込んできた。 濱口は主導権ラインの番手なのに3着にやっと残った感じであった。

小川−金古の車連(3-9)は6,820円、枠連(3-6)は11,280円で雪の万車券でした。



自在型は金古、金子、沓掛で、西日本勢に馬がいないぞ!

 北日本勢2車は金古に松井、関東勢1車は金子、南関2車は沓掛に出口、中部1車は濱口、近畿勢2車は金田に野原、中国1車は小川である。
 北日本は金古に松井、南関東は沓掛に出口、関東は金子に馬のいない小川が番手を主張するか、前々の自力で勝負するか解らない。 中部近畿勢の濱口、金田、野原には馬がいないので結束があるのであろうか?
 コメントを参考にしての並びは、金古−松井、金田−野原、金子−濱口−小川、沓掛−出口、で金田は前々勝負の切り替え番手勝負あり。
 金古が実力的にも有利でありましょう。ただ怖いのは西日本の切り込みであって濱口と金田が面白そうである。
 小川は位置が空いての頂きであったのだろうか、金子を金古が捲るときの番手の仕事もしないで頭に来た。

金古=松井(9=4)、金古−濱口(9-7)、濱口−小川(7-3)の4点で勝負する。



久留米「共同通信杯」特選 9R 98年01月24日

1鈴木誠 千葉 55期差捲
2池尻浩一 福岡 63期差捲
  3郡山久二 大阪 55期差捲
  4栗原勉 静岡 57期逃捲
  5高谷雅彦 青森 67期逃捲
 6廣川貞治 東京 61期自在
×7堤洋 徳島 75期逃脚
  8安福洋一 奈良 41期差脚
9山口幸二 岐阜 62期差脚

堤の逃げ脚が停まり、高谷があっさり貫禄で捲りって番手鈴木が1着。

 高谷−鈴木−栗原−廣川−山口、堤−池尻−郡山−安福、で周回する。山口は意気地なしで鈴木に競りに行けない根性無し。
 赤板で堤が踏み上げて上昇すると、高谷もピッチを上げて牽制する。堤が主導権を握って先行する。 最終ホームでは高谷が絶好の4番手捲りになった。堤−池尻−郡山−高谷−鈴木−(栗原、安福)−廣川−山口、で通過した。 高谷が車間を空けて第2コーナーから藻掻き始めると鈴木がピッタリマークで後続はどこかへ行ってしまった。 あっさりと堤を捲りきって、ゴール線で鈴木に交わされて高谷は2着に残る。3着は離れて堤番手の地元池尻が入線した。 特選で1着を取らなければ明日の中野カップの権利が無い厳しい勝ち上がりである。

鈴木−高谷の車連(5-1)は900円、枠連(4-1)は550円で本線スジ車券でした。



地元ホームバンクの池尻に期待したい。

 北日本1車は高谷、関東1車は廣川、南関2車は栗原と鈴木、中部1車は山口、近畿勢2車は郡山に安福、四国1車は堤、九州は地元の池尻である。
 東日本勢は高谷に地域的に廣川と思っていたが、鈴木と山口が主張して競りに成りそうである。 栗原は自力勝負を捨てて鈴木マーク。堤の番手が空いているので地元優先で池尻が主張する。中部近畿勢に馬がいないので結束するか、 どこぞの3番手にバラバラに潜り込むのか解りません。
 コメントによると、高谷−(山口競り鈴木)−栗原、廣川、堤−池尻−郡山−安福、で二分戦模様である。
地元池尻に期待したい。堤の番手で周回すれば有利に展開するし、自力勝負もできるであろう。 敵は好調な高谷になろう。高谷の調子は良いと読んでいるが、高谷番手が競りになると逃げないで捲り勝負を賭けよう。 立川記念ではA@中止、大宮記念でも@HBと成績が落ち着いてきているが、ポカもある。

池尻=鈴木(2=1)、池尻−堤(2-7)、池尻−山口(2-9)の4点で勝負する。



久留米「共同通信杯」特選 10R 98年01月24日

× 1伊藤浩 大阪 45期差脚
2東出剛 千葉 54期差脚
3星島太 岡山 66期差脚
  4落合豊 茨城 69期逃捲
  5鈴木健 岐阜 64期差脚
 6大里一将 熊本 60期差脚
 7茂木和臣 埼玉 63期差脚
  8山本真矢 京都 65期逃捲
9伏見俊昭 福島 75期逃脚

山本の捲り決まらず、逃げ馬伏見を使った東出と星島が突き抜けた。

 落合−茂木−大里、山本−伊藤−鈴木、伏見−東出−星島、と予想通りで周回する。
 赤板で伏見が4番手山本の処で休み牽制し、さらに踏み込んで行くと先頭の落合も突っ張り気味で打鐘を向かえた。 落合が引いて伏見が先頭に立つと、伏見−東出−星島−落合−茂木−大里を山本−伊藤−鈴木が一気飲みかと思われる大捲りかと思えたが、 伏見の掛かりが良く並ぶ事も出来ずに後退する。
 直線を向いて伏見−東出が突き抜けていたが、伏見も脚を全て使い込んで3番手の星島にも交わされてズブズブの車券になった。
75期の堤は破れたが、伏見は強かった。これを見て太田も逃げで頑張って欲しい。

東出−の車連(2-9)は500円、枠連(2-6)は530円でズブズブ車券でした。



落合−茂木ならば、伏見の番手に東出か。

 北日本勢1車は伏見、関東勢2車は落合に茂木、南関1車は東出、中部1車は鈴木、近畿勢2車は伊藤に山本、中国1車は星島、九州1車は大里である。
東日本勢は、格からして伏見の番手は東出になり、落合の捲りに乗るのは茂木であろう。 西日本勢は、中部近畿ラインで山本に伊藤と鈴木、星島と大里は東ラインの3番手に付けての切り替え御免の勝負に出よう。
 並びは、伏見−東出−星島、落合−茂木、大里、山本−伊藤−鈴木、と不明瞭である。
伏見の番手が有利と思われ、東日本のマーク屋東出がこのメンバーなら一枚も二枚も上であろう。 注意したいのは山本の引き出しで伊藤、位置のない星島が東出マークになってのズブズブあたりだろうか。

東出=伏見(2=9)、東出−伊藤(2-1)、東出−星島(2-3)の4点で勝負する。



久留米「共同通信杯」優秀 11R 98年01月24日

1稲村成浩 群馬 69期逃捲
  2松岡彰洋 三重 69期逃捲
  3十文字貴信茨城 75期逃捲
  4岩見潤 三重 71期自在
5後閑信一 群馬 65期差捲
 6坂本英一 栃木 59期差脚
7小橋正義 岡山 59期差脚
  8西郷剛 兵庫 69期逃捲
9小嶋敬二 石川 74期逃捲

徹底先行は小嶋の逃げを、後閑は捲り切れず2着。

 後閑−稲村、十文字−坂本、松岡−岩見、小嶋−小橋−西郷、で周回した。後閑が自在の勝負で十文字を捨てた。
 赤板前で小嶋−小橋−西郷の最長ラインが動き出すと、十文字も車を外に持ち出している。松岡が第1センター山颪気味に踏み込んで先頭に立つとスピードを揺るめた。 その間に後閑はインを掬って前々に出てくる。
 小嶋が踏み込んで松岡との藻掻き争いになると、なんと小橋が千切れていなくなった。後閑も捲り発進してくる。 小嶋は松岡を捕らえて最終コーナーに入る、後閑の捲りが届くかと思えたが、そのまま逃げ切る。後閑が2着、マーク稲村が3着で美味しい車券になった。
 小嶋の逃げ脚に強さを見た、それが最終日まで持続出来ればグランプリが見えて着よう。 後閑の動きも良いぞ、直線での伸びが無かったのも自力で周回中の位置取りで脚を消耗したので仕方在るまい。

小嶋−後閑の車連(9-5)は6,610円、枠連(6-4)は3,010円で逃げ捲り車券でした。



十文字番手は6番車坂本、群馬は後閑−稲村の並びか。

 関東勢4車は栃茨の十文字と坂本及び群馬両者の稲村と後閑、中部3車は小嶋及び三重両者は松岡と岩見、近畿勢1車は西郷、中国1車は小橋である。
 東日本ラインが十文字−坂本−後閑−稲村になるのか、十文字−後閑−稲村−坂本ですんなり回るかも知れない。 十文字も好調な出だしをしている。後閑は捲りに頼ると不発になるリスクがある。 中部勢3車は自分で動ける選手が此処に集合してしまった。小橋は小嶋の番手を回るのであろう。
 コメントで並びは、十文字−坂本−後閑−稲村、松岡−岩見、小嶋−小橋−西郷、と想定した。
十文字と小嶋の先行争いを松岡が捲る展開予想である。だが、全ては前々にいる後閑に合わされて沈没するだろう。 群馬両者のワンツーが本線で、後閑から小橋の首振り強襲、小嶋の逃げ残りが面白そうである。

後閑=稲村(5=1)、後閑−小橋(5-7)、小橋−小嶋(7-9)の4点で勝負する。



久留米「共同通信杯」優秀 12R 98年01月24日

1本田晴美 岡山 51期自在
  2遠澤健二 神奈川57期差脚
  3馬渕紀明 愛知 68期逃捲
  4西川親幸 熊本 57期差脚
5太田真一 埼玉 75期逃捲
6波潟和男 東京 57期自在
7渡会宏和 愛知 65期自在
  8伊藤保文 京都 71期自在
× 9神山雄一郎栃木 61期逃捲

打鐘カマシ先行の太田に根性を見たが、馬渕は動けずに神山が捲って沈没。

 神山−遠澤−西川、本田、太田−波潟、馬渕−渡会−伊藤、で周回する。何故か、関東が分断される。
太田−神山で並ぶ事は無いのであろうか。競輪界トップの神山は誘導員を追って正攻法に付けるが、太田は上昇しないで中段狙いである。これはやばいぞ。
 赤板手前で中部近畿勢が上がってくると、これに太田−波潟が続くかに思えが、太田は、この並びで神山に主導権を握られたら競争に成らないと思っただろう。 太田−波潟は一気にカマシ先行に出て後続を離して打鐘を向かえた。
 この時、太田−波潟−−−−−本田−−馬渕−渡会−伊藤−−神山−遠澤−西川と一列棒状で7番手神山は届くまいと思えた。 太田は沈没覚悟で@か×かの勝負に出た。本田も馬渕も動くことが出来ない。神山は落ち着いて第1センターから捲ってくるとバックで馬渕を捕らえると、スピードに乗って太田も飲み込んだ。 しっかり神山を信じてマークした遠澤も直線伸びてくるが交わせず2着。3着に西川で神山ラインの123でした。
 太田よ、見事であった。なかなか根性が無ければ出来ない、一気のダッシュで先行カマシを見せてくれた。 しかし、吉岡には勝てても神山には勝てないのだろうか。同じ脚質ゆえなのだろうか。吉岡とて同じであって地域的な問題であるのか。 連係を見てみたい。コメント脚見せでは、太田−波潟−神山−遠澤−西川の並びだったのに、それを捨てての分断では勝負にならない。 現在の神山と直接勝負するのはカマシ先行しか在るまい。それに賭けた太田に乾杯である。

神山−遠澤の車連(9-2)は310円、枠連(6-2)は310円で大本命車券でした。



太田の番手は埼京ラインの波潟で、神山マークは遠澤になるのか。

 関東勢3車は神山及び埼京の太田と波潟、南関1車は遠澤、中部2車は馬渕と渡会、近畿勢1車は伊藤、中国1車は本田、九州は西川である。
 波潟が太田の番手を埼京ラインとして主張する。処で、神山と太田との連係が有り得るのであろうか、見てみたいものである。 当然に遠澤が頂きますと神山番手をキープしそうだ。
 中部近畿ラインで馬渕と渡会で前後は微妙だが馬渕で行くだろう、3番手に伊藤が回ろう。本田の捲りには九州の西川あたりだろう。
 並びは、太田−波潟−神山−遠澤、馬渕−渡会−伊藤、本田−西川、と想定してみている。
東ラインの神山の動きが鍵を握っている。想定通りすんなりと太田−波潟−神山−遠澤で3番手ならば恐らく今後の為にも、遅めの番手捲りになる。 その時は太田の逃げを捕まえる事が出来るのであろうか。先行に徹している時の神山は頭に来るのだろうか、冬に弱さを見せている神山が逃げに拘っている。 大宮記念に配分された馬渕は良いところなく途中で帰った。本田の捲り一発も決まらない。
 狙い目は、無条件で太田真一と心中である。スジで波潟、番手捲りの神山、馬渕の引き出しで渡会、本田の根性藻掻きへ流したい。

太田−波潟(5-6)、太田−神山(5-9)、太田−渡会(5-7)、太田−本田(5-1)の4点で勝負する。