競輪一発勝負



立川記念後節、玉野記念前節


立川記念 後節 決勝 98年01月11日

1金古将人 福島 67期逃捲
2後閑信一 群馬 65期差捲
  3横田努 熊本 69期逃捲
  4鰐渕正利 愛知 65期差脚
5恩田繁雄 東京 41期差脚
6高橋慶幸 秋田 68期自在
 7堤洋 徳島 75期逃脚
  8松木明 千葉 60期差脚
9稲村成浩 群馬 69期逃捲

後閑の捲り不発、伏兵の鰐渕が直線一気に強襲した。

 後閑−稲村−松木、横田−鰐渕、金古−高橋、堤−恩田の並びで周回して、青板を通過する。
 赤板手前で7番手の金古−高橋が上昇していくと、それに堤−恩田も切り替える。更に中を割って横田−鰐渕も出てくる。 後閑−稲村−松木も黙っていないで踏み込んでくる。結果的に堤−恩田が主導権を握る。
 打鐘では、堤−恩田、後閑−稲村−松木、横田−鰐渕、金古−高橋の一本棒になる。堤が第二センター山颪気味にアウトに車を出すと、8番手に置かれた金古が中を割って踏み込んできた。 堤−恩田−金古−高橋−後閑−稲村−松木−横田−鰐渕になる。第1センターからバックで5番手の後閑が捲り始めれるが、金古に叩かれて沈没。 その間の鰐渕は横田を捨てて内内と最短コースと上昇してくるが、届くとは思えない。最終コーナーでは堤番手の恩田の頭で決まりと思われた。 後閑は何時も吉岡を飛ばす時に使う手を今度は金古にやられた感である。早々に3日間全て捲りで頭に来るとは思えない。
 直線一気に鰐渕が強襲して1着、3番手捲りの金古が2着、3着には堤に主導権で恩田が入り込んできた。 後閑の伸びが無かった様に、堤のスピードが勝っていたのであろう。堤を選んだ地元恩田に応えろと師匠に訓辞されていたのであろう。 後閑が3番手に入れなかった敗因は何処にあるのであろうか。稲村の完全優勝も無くなった。
 鰐渕は「行くところ行くところコースが空いていた」と言うように、立川バンクの魔物が恐怖に見える。 金古も今一歩で優勝を取り逃がした、直線のコース取りに反省して貰いたい。

鰐渕−金古の車連(4-1)は21,080円、枠連(4-1)は7,500円で悪夢車券でした。



残雪の寒い立川記念は、北日本の金古から狙いたい。

  準決 9R 小嶋の逃げを余裕で後閑が捲って勝負強さを見せ付けてくれた。
  準決10R 横田の番手を小橋と高木で争い両者が落車して高木が失格になる、と云う詰まらない競争をしてくれた。
  準決11R 中部4車を金古が鋭く届いて1着、マーク恩田も3着に入線した。
 先行4車は金古、横田、堤、稲村でラインは細切れ、ラインがしっかりしていないところは自分勝手な競争に成りそうである。 金古には北日本で高橋がマークする。地元の恩田は西日本分断で横田番手を主張した。 群馬両者は特選と同様に後閑−稲村に成るのであろうか。この3番手に松木がラインを固めると強力に成りそうであるが、 堤と横田の番手が空席であるから解らない。鰐渕は堤の番手を主張しそうである。 横田は点になり自力気力勝負でS2の意地を見せてくれるか、地元恩田マークで一発に期待が持てそうでもある。
 稲村は完全優勝が目前であり、特選を見ての期待度がアップして、一番好調な時期を迎えているようである。 寒さに強い、慣れている北日本選手の活躍が楽しみでもある。
 並びは、堤−恩田、横田−鰐渕、金古−高橋−後閑−稲村−松木、顔見せでどんな並びになるのか解らないが、考察してみた。 堤が逃げるだろう。横田は地元の恩田が番手ならば積極的に捨て身の逃げが在るかも知れない。群馬両者はバックから直線勝負の捲りであろう。 明日も雪が降り積もるかも知れない。すると福島の金古が面白そうである。
 狙い目は、金古から高橋の裏表と、もし千切れ様だと群馬両者の稲村と後閑に振ってみたい。押さえに無欲で逃げる堤から流そうか。

金古−高橋(1-6)、金古−後閑(1-2)、金古−稲村(1-9)、後閑−稲村(2-9)、の4点で勝負する。


玉野記念 前節 特選 98年01月11日

× 1児玉広志 香川 66期差捲
2高橋光宏 群馬 56期差脚
  3山口幸二 岐阜 62期差脚
4星島太 岡山 66期差脚
  5佐々木昭彦佐賀 43期差脚
 6鈴木健 岐阜 64期差脚
7三宅伸 岡山 64期逃捲
  8松岡彰洋 三重 69期逃捲
9十文字貴信茨城 75期逃捲

捲り十文字とマーク高橋の東日本勢2人で、ワンツーになった。

十文字−高橋の車連(9-2)は1,500円、枠連(6-2)は1,380円でスジ車券でした。



十文字と松岡の主導権争いを、地元三宅がひと捲りか。

 先行自在型は東日本の十文字、地元中国地区の三宅、中部の松岡の3車で三分戦に成りそうである。 十文字には高橋が番手を予約済みである。三宅には岡山両者で星島がマークして、四国の児玉が3番手を固めたい処である。 松岡に岐阜両者の山口と鈴木がマークして中部ラインを作る。九州の佐々木は岡崎が選抜周りになって東日本の3番手に入ろう。
 並びは、十文字−高橋−佐々木、三宅−星島−児玉、松岡−山口−鈴木、と想定した。
十文字もカマシ気味のダッシュがあれば良い。期を見ての復調三宅の捲りが爆発しそうだ。
 狙い目は、地の利を得た岡山両者は三宅と星島のワンツーに期待する。 押さえに東日本の十文字と高橋を少々求めたい。

三宅=星島(7=4)、星島−児玉(4-1)、十文字−高橋(9-2)の4点で勝負する。