最近読んだ本のご紹介
1996年 6月 7日
大江健三郎さんの小説全集が作者自身の選択で新潮社より発行されています。
ノーベル文学賞を受賞させてから出版された本で、家庭内の出来事を何時ものように書いています。 とりわけ、ゆかりさんの挿し絵が文章以上の価値があります。
障害者関係に関心のある読者、大江健三郎ファンの読者以外には、挿し絵が納得のいく値段か?
「恢復」はワープロでは出てきません、「快復」とは異なる「恢復」に作家を感じさせます。
ゆっくりと、ゆったりと読書をしましょう。