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■作業の流れは、おおまかに言ってこういう具合になってます。前回の講座でもそうでしたが、基本的には塗り→乾燥→塗り→乾燥…の繰り返しです。Painterの水彩ブラシ愛好者は、多分みんなこんなやり方してるんじゃないでしょうか。 ■下のフローチャート4で『唇の色をさす』の方法を補足。3の段階で乾燥をしたら、そのあと水彩細筆のブラシサイズをサイズコントロールパレットで細くして、ピンクで唇を塗ります。塗ったら乾燥して、今度はペンブラシのスクラッチボードに切り替えて、唇のハイライト(つまりはツヤ部分)を、白でポチっと入れます。 ■7の段階が終わったら、グラデーションの段差がキツいところを、水滴<小>ブラシをサイズ調節しながらスムーズにしていきます。このとき調子にのってごしごしボヤかしていると、折角綺麗に出たストローク跡までツブしてしまうことがあるので、あんまりやり過ぎないよーにします。 |
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■順を追って解説しマス。まず、これが下描きの状態。 | ■ベースに肌色を薄くのせます。ブラシは水彩細筆。 | ■少し濃いめの色で影つけ。ハミ出しても気にしないで塗る。 | ■ハイライトを白で強調。ハミ出しは水彩用消しゴムで消す。 |
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■4が終わったら乾燥オプションで乾燥させて、唇の色をさす。 | ■森の精なので、影の濃い部分は薄い黄緑を使用。で、また乾燥。 | ■乾燥したら、もう一回同じ色で更に濃い部分に影つけ。 |
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■上のよーな段階を経て、右図のようになりました。顔を塗っている時に、他の同じ色のパーツも同時進行で進めます。晏嬰さんはその時の塗りに使った色なんぞ次の塗り作業に入ったときには忘れてしまうので、塗り残しがないように注意して塗ります。
■しかし時にはやっぱりそんな事故が発生するわけで、そうなったらどうにかして誤魔化します。既成のカラーパレットから色を取って使ったのなら、頑張って記憶を辿ってまたその色を使えばいいだけなんですが、問題はパレット上で適当に作った色を使っていた場合。こればっかりは再現しようがないので、スポイトツールで記憶にある色に近い色を画面上から採取してどうにか誤魔化します。でもよーく見るとやっぱり色合いが違う、なんてこともあるんですが…塗り忘れた奴が悪い、っつーことで不可抗力です(ガクリ)。まあコレは余談で全然小技なんかじゃないんですが。 |
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