1:世界観設定、基本編

 まずはここから始めないとあかんと思うので、順を追って解説して行きマス。ええと、まず、人間の世界(この世)を中心として考えた場合、『この世』の上に天上界に至る3階層、下に天魔界に至る3階層、合計7つの世界が階層状に並んでおるのですわ。『この世』=0(原点)としたy軸の数直線を考えて下されば分かりやすいかと。で、双方の世界共に絶対値が高くなる程高レベルの存在が住んでいる世界、となるワケです。

 具体例を挙げてみましょう。この世(0地点)には、人間の他にも、分かり易いところで言うと五大元素系(火地風水霊)の元素霊やら、人狼・吸血鬼などというモンスター系のモノどもがおりマス。ぶっちゃけた話、天使軍(ヤハウェサイド)にも悪魔軍(ルシファーサイド)にも正式に属してない連中はみんなココにいるので、ここは一番渾沌とした様相を帯びておるのです。またそこが面白いんですけどもネ(笑)。

 さて、天上界1階層(+1)と天魔界1階層(-1)にいるのは主に下っ端の天使もしくは下っ端の悪魔となります。天使サイドはヤハウェをトップとして厳密に9つの身分階級が制定されておりまして、それによれば上から
  1:熾天使/Seraphim
  2:智天使/Cherbin
  3:座天使/Throni
  4:主天使/Dominationes
  5:力天使/Virtutes
  6:能天使/Potentates
  7:権天使/Principatus
  8:大天使/archangeli
  9:天使/Angeli
となっておりマス。この9階級を単純に3で割って、天上界1階層にいるのは上記に9〜7あたりまでの天使というコトになります。天魔界1階層の方はどうなっているのかというと、ルシファーサイドはわりと階級に関しては寛容なようで、あんまりハッキリとは分かれてない(笑)。そもそもトップのルシファーがヤハウェのやり方に反対して飛び出してきたという経歴を持つだけに、ヤハウェ型の厳しいヒエラルキー社会は作りたくなかったんでしょうな。逆に言うと実力社会なので、能力があれば上のクラスにかなり自由に上がれるシステムになっているようです。でも、上司の実力がありすぎて、下っ端は実質クラスチェンジ不能ってのが実情のようですケド(苦笑)。そりゃあ、上を見れば名だたるベルゼブブやらアラストルやらの有名人(しかも元神様ときたもんだ)ばっかりなんだもん。ヤんなっちゃうよなぁ…。

 ハイ、万年平社員の下っ端悪魔の愚痴が出たところで第2階層の解説に移りましょう(ヒデェ言い様)。天上界2階層は先程列挙した天使階級の6〜4までの天使がおりマス。このあたりになると、6階級目にはアズラエルがいたりしますから、そこそこ有名人が出てきます。天魔界2階層だと、ソロモンの72魔将に封印されたことのある、いわゆる有力悪魔72柱にエントリーしているメンバーがちらほらとお目見えしてきます。このあたりにランクインしている72将というと、実力(魔力)はあるんだけど神様やった経験がないとか、純粋に実力があんまりないとか(失礼。他が凄すぎるんだってば)、そんなカンジの方々です。マルコシアス、ヴァラックあたりがこのレベルではないでしょーか。

 いよいよ天上界3階層(+3)と天魔界3階層(-3)に突入。天上界3階層は天使階級トップ3クラスの天使がおります。この階層の熾天使には四大天使のミカエル、ラファエル、ガブリエル、ウリエルがおりまして、ここまで来るとホントに有名人ばっか(遠い目)。天魔界3階層は俗に言う『万魔殿』の最深部に位置し、お馴染み万年ストレス漬けのルシファー閣下と愉快な仲魔達…もとい6副官のリリス、ベルゼブブ、ベルフェゴール、アラストル、モロク、ベヒモスに加え、72魔将の中でも実力のあるベリアル氏などの大物揃いとなるわけです。

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