身長は多分80cm程度。


 道端の小さな祠に祀られているのだが、祠がホントに小さいのであんまり存在に気付いて貰えないお稲荷さん。近所のおばあちゃんが時々お供えを持って来てくれるのが、最近の唯一の楽しみとなりつつあるらしい。本名は『沖恒(おきつね)』だが、通称『プチ稲荷』。感情を外に出さない飄々とした性格。サイズこそ小さいものの、一応は数百年の齢を重ねた神なので、文芸や歴史に関する知識は豊富。一度覚えたことは忘れないという特技がある。
 …というわけで、蘊蓄稲荷の登場であります(笑)。実は、儂が授業中に取っているノートの落描きから生まれたキャラクター。文学、史学、宗教学などの文系授業のノートにちょこちょこと出現し、用語解説やエピソードなどを紹介するという役目を担っております。いわばノートのマスコットとして活躍する存在なので、その労をねぎらって、たまにはきちんと描いてやろうかと。マスコットらしさを出すために、太めの描線で描いてセル塗りしてみました。