. 昔 此方の王国に 其の声 瑠璃の如く澄み 今は昔の 栄耀を |
.. 楽の音愛でる王ありき 王は夜ごとに聞き入りぬ 誇りし国の物語 |
某所に投稿したモノなのでかなり気合いを入れて描いたんですが、展示用に縮小かけたら恒例の顔ツブれが発生(涙)。タイトルに『星月夜』とありマスが、月はどこにあるのかと言うと、画面向かって手前にあるのです。なので、このアングルからだと星と雲しか見えないワケですネ。
詩のような七五調の物語もつけてみました。文章書きじゃないのでメチャクチャ。つまりある国の王がこの妖鳥の歌声に惑わされてとうとう国を滅ぼした、というおハナシ。しかし、彼女自身は短い間ながらも王の寵愛を受けて幸せだったので、自らの歌声に秘められた魔力によって愛する者の身を滅ぼしてしまったことを悔いているのデスね。なのでこの詩は、実は彼女が王を偲んで歌う歌の歌詞である…という設定です。ちなみに、文中にちょくちょく出てくる『ぬ』は『完了』の『ぬ』であって、『否定』の『ぬ』ではありませんので(いつの間にか古典の授業になってるし…)。