羊の原点から数えて66番目、夜間の宝瓶宮20〜30度を担当する悪魔、デカラビアであります。文献によれば、召喚すると『五芒星の中の星』の姿で現れるという、なんじゃそりゃな外見の持ち主。人の姿を取る時は老人の姿を取るということですが、ここでは若く描いてしまいました。術者が望めばあらゆる鳥の群れを喚ぶことができ、更にはその鳥の生態まで詳しく見せてくれるという、まさにキング・オブ・バードウォッチャー。鳥の群れに遭遇するといつの間にかカウンターを握り締めて親指で連打しつつエキサイトするタイプ(笑)。ルシファー軍揮下では鳥をスパイ利用して情報を集めるという、情報戦略に長けた一面も見せたそうな。
最初に『五芒星の中の星』という幾何学的な形で現れる、という所からイメージして、『幾何学的→無機的→無生物→機械の体』と連想ゲームをして外見のイメージを固めて行ったので、最終的に『サイバーお兄さん』キャラに。翼の上側を被うようについているウィングっぽいパーツは左右対称に2つあり、その真ん中に、飛行中に気流を整えるバランサーが1つついてマス。ウィングにはデカラビアの象徴である五芒星(逆)と、彼のナンバーである『66』が書いてあります。頭のすぐ後ろから長く伸びる透明なパイプの中に満たされているのはエンジンをフカした時のための冷却ゲルで、血液代わりに体内を循環しているのではないかと。『鳥関連に強い職能』をイメージした風切り羽の色は、いつもより鮮やかな色を使って冒険してみました。