21代目TOP絵に君臨。


 以前、ベルゼブブの羽が上手く描けなくて心残りだったので、気合いを入れて再召喚してみました。前描いた時にはおふざけ調に描いてしまったので、今回は大悪魔としての威厳を少しでも出せればいいなあ、と。…単に偉そうなだけになってますが(苦笑)。パイプ、鉄板、タイヤ、ホイール、ペットボトル、廃材、古新聞、段ボール箱、石油缶、ゴミ袋、ビニールの端切れ、その他もろもろ。いろんなゴミが山積みになってますが、これらは人間の物欲の象徴のつもりで描いてます。んで、そんな物欲の山に最も似合う奴と云えば、よくゴミにたかってるアレ=蠅、ということで。座っている椅子は、ゴミ山の中から発掘してきたお気に入りの一品。背もたれ部分のクッションが破けてますが、座り心地はいいのでお構いなしです。
 ゴミを描くにあたっては、ゴミの不法投棄問題を扱っているサイトを検索し、そこで『問題の現場写真』をいくつかピックアップして色付けなどの資料にしたのデスが…。普通、こういう写真を見た人は『こんなに汚いゴミを捨てるなんて!』と憤慨するハズのところを、儂は『このゴミ綺麗に錆びてるなあ♪』などと惚れ惚れしておりました(笑)。いやホントに、絵の被写体として見るとゴミも結構いい素材なんじゃないかと思ったりして。