Last Updated 04/09/3

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viのTIPS

UNIXやLinux,それにBSDの管理者ならば、viの基礎知識は必須だろう。普段のエディターがemacsであろうがmuleであろうが、そうした ものが使えない環境での作業が発生することが無いとは言えない。そんなときはviだ。
一般的なviの使い方は他の文献に任せるとして、特に「viしか選択肢が無い」というような、切羽詰った状況の時に役に立つのが、文字列検索関連のコマン ドだ。
viでファイルを開いて何らかの文字列を探したい場合、
===
/<文字列>      文字列 を検索する
?<文字列>     文字列を検索する(逆方向)
n     順方向へ検索する
N     逆方向へ検索する
===
という使い方をする。
さらに応用として、特定の文字列が存在する行を操作したいときは、
===
:g/<文字列>/d    文字列を含む行を削除
:v/<文字列>/d    文字列を含まない行を削除
===
などとやるといいだろう。もちろんdをsなどと置き換えて、特定のパターンに当てはまる行でのみ文字列を置き換える、という設定も可能だ。
===
:g/<文字列1>/s/<文字列2>/<文字列3>    文字列1を含む行でのみ文字列2を文字列3に置き換える
:v/<文字列1>/s/<文字列2>/<文字列3>    文字列1を含まない行でのみ文字列2を文字列3に置き換える
===
ログファイルを見やすく編集するときなどに便利だ。