Last Updated 2003/10/23

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強いWinodowsの基本:マボロシの序文

ワームだウイルスだDOSだと、年中行事のように「お祭り」が起きる時代になってしまったようだ。「お祭り」が起きるとそれこそえらい騒ぎで、あちこちで再起動やらネットワーク過負荷やらが勃発し、情報インフラが麻痺することももはや珍しくない。システム管理者、ネットワーク管理者の仕事量は確実に増大しているのに、いっこうに楽にならず、むしろ苦しさは増している。「毎週木曜日」が恐ろしいというみなさんも少なくないのではないだろうか。
これはもはや現場の(無償に近い)努力でどうにかなる域を超えている。

そんな現場にいきなり放り込まれた、新人管理者の港139君は途方に暮れるしかない。
現場ではパワーが足りないから、もちろん即戦力を求めている。しかし学校を出たばかりの港139君は、そもそもどこから何に手を着けたらいいいのかも見当がつかない。先輩たちは自分の作業をこなすことに精一杯で、後輩の面倒など見ていられない。とりあえずセミナーとか自分で探して受けて来い!と言われてgoogle様にお伺いを立ててはみるものの、高額で何でも有りの総花セキュリティ講座ばかりでどれがどう良いのかさっぱりわからない。もしくは、最近教育費用シブくて講習やセミナー受講もままならず、適当な本を自分でみつくろってきて読んで勉強してね、などと言われてしまった。といっても本屋には驚くほど多くのセキュリティ本が溢れている。
いったいどうすりゃいいのだ?

そういう途方に暮れた人たちに、良い本がある。もちろんこの本のことだ(笑)。
この本にはWindowsでサーバーを作るときに、最小限やるべきことが書かれている。しかし、何も杓子定規にサーバーだけのものだと捉える必要はない。WindowsOSが搭載されているコンピュータならば、すべてに共通する弱さが存在する。この本を読めばその弱さについて体系的に学ぶことができる。手順は具体的で、効果や影響についても示されているため、自分の判断で取捨選択できるはずだ。
そして弱さをある程度まで克服することができれば、少なくともBlasterのような乱暴なワームの蔓延を少しは遅らせることができるだろう。毎週リリースされるパッチに振り回されることも少なくなるはずだ。(これ以上パッチ地獄に陥るのはたくさんだ、と思っておられませんか?)
それだけでも少しは楽をできるのではないだろうか。

まずはこの本を読む。話はそれからだ。

Copyright © 2002-2003 Sonoda Michio

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