マレーシアレポート4

  あんなに楽しかった夜はなかった。
  静かなマレーシアの人たちにゃあそれこそ大迷惑だし。
  でも、そういえばわたしは飲み代一銭も払ってないような気がするっす(笑)。

帰りのバスの駐車場がまた狂騒錯乱感激大騒ぎで、とにかく目に入る奴等みんなガッツポーズとか万歳でどのバスこのバス関係なく世界は一家人類は兄弟というか日本人ばかり状態で舞い上がりっぱなし。遠くからニッポンコールが聞こえてくるとたちまち150台から連なる大型バス駐車場じゅうがニッポンコールで埋まったりしてた。
引き上げてくる奴はみんなあいつがよかったこいつもすごかったあいつのあのプレーがどーので盛り上がり、そうこうするうち帰り着いたホテルではもうすでに出来上がってる人々(全然知らないんだけどとにかく青い服着てた)からビールもらいまくって飲みまくり部屋に上がるってときにエレベーターで同じカーゴに乗ってきたのがアリ・ダエイだ。さすがに一言もなくめちゃめちゃ落ち込んでて、いかなファシストといえど「サインください(にこっ)」みたいな外道人非人攻撃はできかねた。
部屋から降りるときに今度はダブルの黒いスーツの60位のジェームス系英国紳士と同じになり「おめでとう!今日は厳しい戦いだったけど日本チームは本当に良くファイトした。でも、君たち12番目の選手の力がとても重要だったね。君たちがいたからこそ彼らもこの厳しい戦いを制することができたんだ」なんて泣かせるせりふを言い放ってくれるわけだ。ファシストはめっちゃ感激してどもりがちに「私もあなたと同じように考える。私たちはここジョホールバルに彼らを応援するために来た。私たちはかれらの勝利を見てとてもうれしいイエーベイベサンキュー」などとすでにわけわか状態。その状態のまま屋外屋台村へ祝宴に突入だ。屋台村は2時までやっているのだけど、そこへ大挙して日本人ツアーが訪れてビールというビールかっさらい(って金は払ったさ)お好み焼きに焼き鳥に乾きもので大宴会。だけどちょっとしたはずみですぐニッポンコールとか「ラン行ってもいいんですかぁ?」「いいんです!」「こぉーんなに騒いでもいいんですかぁ?」「いいんです!」とか、「にしてもオカノオー」とか、果てはジョホールコールまで飛び出し、そのうちビール掛けすら始まる事態だ。3時過ぎまで屋外で盛り上がり、ホテルへ戻ると1階の食堂でまた大祝賀会状態。プレスもファンもサポーターもファシストも飯野賢治(っておタクだよね)も果てはイランの監督までいたらしいが、入り乱れての大乱戦。結局5時前まで飲んだしー、無事に帰ってこれたのが全く不思議だ。。でも人間って帰巣本能あるみたいだしー、というわけで(だから何が?)日本へ戻ったらこれがまた騒乱節だもんなあー。
でもネットワークな人たちのおかげで当日スポーツ新聞全部読めたし、弟のおかげでスポーツニュースからニュースステーションから試合中継もBS&フジ見れたしー。
いやあ、ファシスト冥利に尽きるってもんです。
来年またファシスト的にはフランスあるし、忙しくなりそうってこれじゃあ下村さんの予言どおりだよなあ。
ま、勝ったからいいやってことで。

でも疲れたよーん。

史上最高楽しい夜はこうして終わったのだ。

Copyright © 2002-2003 Sonoda Michio

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