foe

Last Updated 2003/6/30

フォエが亡くなったことについて。
すでに何日か前から体調が悪く、発熱していたとか、下痢がおさまらなかったとか聞く。
そうしたムリを承知で、でもスポーツ選手って、大会の帰趨がかかってる試合とかを欠場しようとはしないものだ。
だからこそ余計に、大会の過酷過ぎる日程が悔やまれる。
サッカーをプレイした人ならわかると思うが、90分出場して1日おいて次の試合って、カラダに悪いとしか言いようが無いもんね。それを強いてしまうFIFA。いや、そもそも大会そのものを強いてしまうとは、これは何ごとなのだろう？
FIFAのビジネスとして見たら、選手を喪うことなど、許されない損失のはず。そもそもFIFAって、ビジネスとしてはどこを顧客としてどこを満足させようとしているのか？目先大きなお金を払っているスポンサー、テレビはわかるけど、その背後に居るのって、スカパーのサッカーキングダムとやらに法外なお金を投じることを厭わない、ニューモデルのレプリカが出たら買わずにいられない、そういう人たちだよね。そういう人たちは何をサポートしたいのか？いいサッカーが見たいんだけど、自分の応援するチーム、自分の応援する国、自分の応援する選手が居るから、それだけのお金を出してやまないわけで。その目標の一つをむざむざ減らしてしまっているわけですよね。
そして、各国の代表にまでなるような選手が、要するにそれだけ運動能力などがずば抜けている人が、試合中に倒れてしまうなんてのは、大会主催者としてはめちゃくちゃ恥ずかしいことじゃないのなかなあ？まぁ、本人が出たいといって止められなかったのは誰か？ということにもつながるけどね。
さらに言えば、これは他人事ではぜんぜんなく、日本代表にも降りかかっていて不思議ではなかったことなのだ。
FIFAはもっと、ビジネスやるんだったらプロに徹してほしいよなあ。人的資源は無限だから、って消耗品扱いしていると、提供するエンタテインメントの質は低下するばかりじゃん。
ワールドカップが３２チームでひとまず開催される、と喜んでいる場合ではない今日この頃だす。

Copyright © 2002-2003 Sonoda Michio

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