サッカー日記2002

Last Updated 2003/1/5

2002年1月

いよいよワールドカップが近づいて来ました。というより、近づいてきてしまった、という感じがします。
ワールドカップって、特にわが日本で開催される今度のワールドカップって、楽しみで仕方が無いんですが、いつまでも来て欲しくないという感覚もあるからでしょう。なぜって、地元で再度やれるのは少なくともわたしが生きている間には無いでしょうしね。
しかし、正直なところ、次回大会くらいが日本開催にはちょうど良かったのかも、という気もします。わが日本が誇るMFたち、中村、小野や稲本がそのキャリアのピークに入る2006年あたり。そのあたりが一番優勝に近づけそうな気がするんですけどね。
そう、優勝です。地元でやるからには優勝目指さないとね。っていうか、厚い厚いワールドカップ優勝国の壁を突破するには、地元の熱狂的な声援が必要でしょう。正直それが無いと苦しいですね。
それに、2006年ならば、フランスはジダンを失っているかも知れないし、アルゼンチンは経済的な打撃の影響が出てきているかも知れないし、ポルトガルもルイコスタ、フィーゴは峠を越してそうだし、うまいこと端境期になっていそうな気がします。気が早すぎますけどね(苦笑)。でもドイツはおいしい時期に開催するなあ、と思います。
先の話は置いといて、今年のワールドカップ、日本はどう戦うべきなんでしょうか。(ってこういう話をまったくの個人のレベルで放言できるのってサッカーだけのような気がしますね。いいですねー、サッカー(笑))
前回のフランス、日本戦3戦見てきました。サラリーマンなのにもかかわらず(笑)。
バランス重視の戦いは奥が深いものがありましたが、デビューとしてはまあまあ、でもここぞ、という千載一遇をモノにできるまで成熟してない、というのが感想ですね。現地では「もっと攻めに出んかぁーー(怒)!」なんて吠えてましたけどね(笑)。
今回は、もちろんバランスを無視しちゃいかんのですが、でも、攻めるしかないんじゃないの?なんて思います。というのも、やはり守りのリスクが大きいからですね。そもそも守る枚数が少ないし、バレージみたいな守り天才を抱えているわけでもないし。しかもサイドには過酷なシフトですしね。となると、グループリーグでさえも、守りきれない面が出てくるような気がします。
そうなると、ホームの圧倒的な声援を背に(やはりこれが頼りですね)、ボールポゼッションを多くして、攻める時間を多くするしか無いような気がします。ロシアは違うかも知れませんが、相手はやはり引き気味になるでしょうし、どちらにしてもポゼッションは多くなるでしょう。そこでどうやって攻め崩すか。
鍵は小野になるような気がします。守りきっている相手を崩す高速ダイレクトプレーが効きそうですよね。となると、小野がいわゆるトップ下の位置で激しいプレッシャーにどれだけ耐えきれるようになってるか、がポイントかも知れません。今はまだリーグでもトップ下を張れるまでには至ってない(ここ数試合トップ下で使われてますが)ですし、あと数ヶ月、リーグ終盤でどれだけ成長するか、ですね。UEFAカップを勝ち残っているので、イタリアあたりのがっちがちなマークをかいくぐってその仕事を全うできるようになってくれれば、と思います。
あと期待したいのは中村ですね。昨年はまりこんだ心理的なスランプを抜けて、今年は復活してくれそうな気がします。中村というとボールを持つ、というイメージがあるかも知れませんが、実は彼も高速プレーが出来るし、それが素晴らしいんですよね。オリンピック予選で逆サイド平瀬まで通したあのロングパス。あのパスを出すまでの判断の速さは、見る目が肥え始めている国立のサポーターの誰よりも速かったと思います。グラウンドレベルでプレイする選手が、グラウンド全体を見渡している目の肥えたサポーターの度肝を抜くような素晴らしいパスを放ったわけです。そこには凄まじい演算速度、情報収集能力があったことでしょう。
そしてそれも守り固めた世界の強豪を突破する鍵になると思えます。
・・・こうやって思いを巡らせていると、やはり早く始まらないかなあって思いますね(笑)。

Copyright © 2002-2003 Sonoda Michio

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