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Q 花祭りというのは、どんなお祭りですか。 |
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A 花祭りは北設楽地方に伝わる祭りで, 古くは今から400年前に行われたという記録があるそうです。 子供が手に鈴を持って舞う花の舞から始まって, 山目鬼や榊鬼の舞など, 冬の一日,夕方から明け方まで, 一晩中テーホヘテホヘと舞い続けます。 花祭りの鬼は, 人々の願いをかなえてくれる神様の姿と考えられています。 舞い方や祭りの行われる日は, 集落ごとに少しずつ違っていますが、 山村の過疎地も, この日ばかりは都会から帰省した人々や観光客でにぎわいます。 |
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Q 奥三河地方で行われる花祭りが, どうして御幸神社で行われるのですか。 |
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A 御幸神社は, 戦後の開拓で北設楽郡豊根村から この地に入植した岩西開拓団の人たちが, 昭和24年に開拓の守り神として, 豊橋市西幸町に建立したものです。 つらかった開拓もこの頃には軌道にのり, 生活に少しずつゆとりができてくると, 入植者たちも娯楽を求めるようになりました。 そして, 豊根村出身の人たちは,ふるさと豊根村をなつかしみ, 一年の感謝や来年の豊作などを祈って, 郷土の祭り「花祭り」を行うようになりました。 鬼の面など花祭りの祭具は, 佐久間ダムの建設でなくなった部落から譲り受けたもの だそうです。 御幸神社の花祭りは, 豊根村を流れる大入川水系各部落の花祭りの長所を集大成 したものだそうです。 |
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※このページは, 1997年1月放送のFM豊橋「ふるさと発見」校区めぐり(高師台中学校区=萩さん担当)の 放送原稿を使用しています。 |
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★あっちこっち愛知 ☆高師・天伯原の開拓 | ||||
※御幸神社の花祭りは,毎年1月4日に行われます。興味のある方は,一度お出かけになるとよいかと思います。 |