フロントフォークブーツ取り付け編 '11/12/4更新

*

 フォークブーツを取り付けてみました。

2011.4.16
109016km
 2010年6月にオイルシールを交換し(フロントフォークオイルシール交換編 参照)、その後しばらくオイル漏れはなかったのだが、砂ぼこり付着11月、2ヶ月近く乗らなかった後でセンタースタンドを降ろした途端に漏れ始めた。原因はやはり点サビである。
 点サビは前回と同じように1000番のサンドペーパーでこすり落としておいたのだが、一旦漏れ始めると次第に漏れがひどくなる。おそらく、漏れたオイルに砂ぼこりが付着し、これがオイルシールを傷めてしまうのだろう。もしそうなら、砂ぼこりがつかないようにすれば漏れの進行が抑えられるのではないか?ということで、フォークブーツを取り付けてみることにした。
ランチョのフォークブーツ インターネットでK100に合うフォークブーツを探したのだが、結構高い。今回の実験にはあまりお金をかけたくないため、車用のもので試すことにした。使ったのはジムニーなどに使う「ランチョ(RANCHO)」。一つ699円と格安だった。赤や黄色も選べるのだが、黒にしておいた。
サビチェンジャー 左のフォークは漏れがひどいのでオイルシールを交換し、あまりひどくない右はそのままにしておくことにした。この漏れが悪化するかどうかでフォークブーツの効果が確認できる。
 ただ、実験中に点サビが出てしまっては比較にならないので、気休めかもしれないが、点サビの出るところ(=メッキがはがれているところ)にサビチェンジャーを塗り、ランチョのフォークブーツ2山半カットサンドペーパーで平らにしておいた。
 車用のフォークブーツは全長がかなり長く、一杯に縮めた状態の長さも長い。ブーツ取り付けこれがフォークがフルボトムした状態より長いため、そのまま取り付けるとブーツがつぶれてしまう。そこで、上になる部分を2山半ほど切り取ることにした。スライダーとの間に隙間ができることになるのだが、ブーツ取り付け完了センタースタンドを降ろした状態でちょうどフォークブリッジに接触するくらいなので美観上の問題はない。
 フォークブーツの下側はフォークスライダにかぶせてあるだけで、固定はしていない。空気抜きの穴が下に来てしまうのだが、横向きになるようにした。
 
2011.12.4
118075km
 フォークブーツ取り付け後9000キロほど走ったが、漏れ量検証用ティッシュフォークブーツの効果はあるようで、漏れはひどくなっていない。どのくらい漏れているかがわかりやすいように右側のブーツの中にティッシュペーパーを巻き付けてあるのだが、このティッシュペーパーに染みこんでくるフォークオイルの量が増えないのである。それと、しばらく乗らないでいても点サビが出てこなくなった。サビチェンジャーの効果かブーツで覆われている効果かはわからないが、ほとんど真っ黒フォークシールの損傷対策としては有効なようだ。
 あと、このK100RSはホイールも車体と同色に塗装してあり、エンジンも黒い。唯一白く光っていたフロントフォークが黒くなったので、まさに真っ黒なバイクになった。これはこれで、なかなか良い感じだ。

*

▲ Top に戻る