K100補修履歴・ 車検編 2005.9.20

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    2回目車検へ

 車検はユーザー車検で通すことに。日常の整備をしっかりとやっておけば大丈夫。

2003.9.18
27251km
 車検切れが近づいてきたのだが、ここ10数年は2輪4輪を問わず全て自分で検査を通してきている。自分の乗るものの状態は自分で把握しておきたいし、責任を持つという意味でも自分でやるのがいいと考えている。もちろん、手に負えない故障はプロに頼むつもりだが、これからも時間の取れる限り検査だけは自分でやっていきたい。というわけで、今回もユーザー車検である。
 さて、継続検査を受ける上で最初にやらなければならないのは検査場の予約。必要書類ほとんどの検査場でテレホンサービスによる予約ができるようになっている。事務所によって細かいところは違うようだが、2週間先までの予約ができるところが多い。予約時に入力する内容も少し違うが今回予約した近畿運輸局なにわ自動車検査登録事務所では、「電話番号の末尾4桁」「受験希望日」「午前/午後の希望(ただし2輪は午後のみ)」「自動車登録番号(ナンバー)」を入力する。最後に3桁の予約番号がアナウンスされるのでこれを控えて完了。
 検査を受けるのに必要な書類は、
1.自動車検査証 (車検証)
2.自動車税納税証明書 (春に税金を収めた時の領収書)
3.点検整備記録簿
4.自賠責保険証明書 (車検有効期間をカバーするもの)
5.自動車重量税納付書・印紙(5000円)
6.継続検査申請書(マークシート)
7.自動車検査票・手数料納付書・印紙(1400円)
である。車検ライン入り口これを揃えて当日窓口に提出し、不備がなければ「ラインに入ってください」と言われる。
 ここからが検査本番。2輪専用ラインがあるところはそのラインを使用する。検査官のところまでバイクを持って行き書類一式を提出すると、フレームナンバーの確認に続き、ウインカー(前後左右)、ヘッドライト(Hi/Lo)、ホーン、ブレーキランプ(前/後)のチェックがある。フォグランプがついている場合は点灯させるように言われることもある。年式によっては排ガス検査があるがK100の場合は受けなくても良いようだ。ホイールの固定ボルトやキャリパーの固定ボルトなどをハンマーで叩いて緩みがないかどうかチェックされる(ホイールキャップは外しておく)。今回は自分で緩みチェックをして、終わったところには黄色のマークをつけておいた。その昔、この黄色ペイントがないと検査に通らない時代があった。二輪車検ライン今は必須ではないのだが検査官の心象がよくなるのでお勧めだ。
 次に検査ラインに乗り入れ、フロントブレーキ、スピードメーター、リアブレーキ、ヘッドライトの順で検査する。ラインは一段下がっているため、足の短い自分でもべったりと足がつき安心である。そうか、背の高い人はこんな感じなのか、と感心。ここで注意点がひとつ。スピードメーターの検査では、タイヤが乗っているローラーが回転を始め、速度が40キロになったところで合図をする(今回受けたラインでは足で踏んでいるスイッチを離す)のだが、K100のメーターは反応が遅い。針が40キロをさした時にはもっと速度が上がっている。新しい車検証合格許容範囲は超過側が狭いため、40キロ少し前でスイッチを離すとちょうどよい。今回は37キロくらいで離してみた。合格である。
 ここまで無事に終わると自動車検査票に各部チェック合格の印が押される。全ての項目に合格した検査票をもって窓口に行くとほんの30秒ほどで新しい検査証とステッカーが交付された。検査はこれで終わりである。今回、最初に書類を提出してから新しい検査証を受け取るまではたったの15分。自分でやってみることをお勧めする。
 
*かかった費用 : 書類一式65円、自動車検査登録印紙1400円、自動車重量税5000円、自賠責18440円。・・・計24905円。
*検査のための点検 : 継続検査を受けるためには自動車点検基準に基づき点検・整備を実施します。以前は検査の前に全ての点検整備を済ませておかなくてはならなかったのですが、現在は「定期点検整備の時期は検査の前後を問わない」となっています。つまり、整備を行っていなくても一定の基準を満たしていれば検査には通ってしまいます。規制緩和でこのようになったと記憶していますが、これを悪用しないようにしなければなりません。検査に合格したとしても必ずしもその車両が安全に走行できるとは限りません。
*科目合格?・・・ : ライン上で各部の検査を受ける際、ある項目が不合格になることがあります。不合格になりやすいのがスピードメーターとライトの光軸ですが、一般的に「午前中の検査で不合格になった項目は、再整備のうえ午後の再検査を無料で受けることができる」のですが、今回受けた検査場のように「2輪は午後だけ」になっている場合はどうなるのでしょうか?今度調べておきます。


 早いもので、あっという間に2年たってしまった。2回目もユーザー車検で通すことにしたが、今回は少々やることが多い。
    1回目車検へ

2005.9.16
55579km
 車検切れが近づいてきたので必要なものを揃えることにし、納税証明書書類の入ったファイルをごそごそやっていて気がついたのだが・・・車検を受けるには軽自動車税の納税証明書が必要。税金は春に納めてあるので保管してある納税証明書を持っていくだけ、と思ったら転居してナンバーが変わっているいることに気がついた。納税証明書をみても前のナンバーしか書かれていない。兵庫運輸管理部に問い合わせてみたところ、やはりこれではダメだという。納税証明書四輪なら車検場で再発行してもらえるのだが、2輪は市税なので市役所に行かなければならない。今気がついてよかった、ということで支所に出かけて納税証明書を発行してもらった(無料)。・・・ずいぶんと立派な証明書だ。「本市平成17年度の課税権を有さず」とあるのは17年度分は大阪市で納めてあるからである。検査ライン
 時間があったので、書類を買うついでに神戸の検査ラインを見てくることにした。検査時間検査ラインは大阪南港(なにわ)のものとほとんど同じである。南港では2輪は午後のみだったのだが、ここ(神戸)では午前も受験できる。ただ、午前と午後がそれぞれ2ラウンドに分かれており、2輪は後半のみである。午後の受験で再検査になった場合は結構きつそうだ。ライトなどで再検査となったときのことを考え、テスター屋も探しておいた。車検場の裏に一軒あり、ライトの調整は1000円だそうだ。
 
2005.9.19
55593km
 車検場の予約もしたので検査前の点検をした。特に整備は必要ないのだが、HID→H4忘れずにやっておかなければいけないのはHID化してしまっているヘッドライトを元に戻すことである。HID化のときに簡単にH4に戻せるようにしてあったので作業は10分ほどで完了。光軸は近所の塀で確認しておいた。
 その他、点検整備簿に記入しながら各部のボルトにレンチを当てて緩んでいないかどうかだけを確認し、黄色のペイントを塗って終了である。日頃から注意して見ていれば、車検切れ間際になってとんでもない故障を発見して慌てることもない。
 
2005.9.21
55601km
 車検当日は午後の部を予約してあったので、先客が!!検査ラインが開く14時30分にはラインに並んでいようと14時ちょっと過ぎに車検場に到着。自賠責の更新をしてラインに行ったところ、すでに15台ほど並んでいる。ひとりで5台並べているショップの店員さんもいて、かなり待つことを覚悟。が、そこはやはりプロ、さすがに手際がいい。それよりも初めて車検ラインを通る人のほうが時間がかかる。5台ほど前の人はラインを通るのが初めてらしく、動いてはいけないところで動いてしまってヘッドライトテスターに衝突されてしまった。前の人の動きは見ているはずなのだがやはり慌ててしまうのだろうか。
 40分ほど待ってようやく自分の順番が来たので、ライン横にあるボタンでスピードメーター検査を後輪で行う設定にしてからラインに進入する。特に問題もなく無事合格である。検査の内容は大阪南港と変わらなかった(排ガス検査なし)。

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