ガーベージコレクションズ設立趣旨


 趣旨も何も、手持ちの文書を寄せ集めたらこーなっちゃっただけなんだけど、それじゃあんまりミもフタもないので。



 私は某社に就職して以来、もう10年近くもさらりーまんな暮らしを送っていますが、ニッポンのカイシャ社会ってのは何なんだかよく解かんないです。

 カイシャってのは経済活動(=利潤追求)をしてるところで、自分の立場としては労働力を時間売りするだけかなーと(最初は)思っていたんだけど、どうも一寸違うみたい。例えば、時間外や休日なんかもしばしば拘束されて、「これも仕事だ」とか。拘束の内容も、どっかの温泉場に連れて行かれたりとかで(年1回だけど)、どこが仕事なんだか経済活動だか判らない場合が多い。

 ところが、(温泉旅行を含めて)なんでもかんでも「これも仕事」って本気で信じているヒト(主に50歳以上)がいるのは事実で、こういうヒトには違和感を感じ続けています。私がたまに経済活動として休日出社等すると、こういうヒトは何故か必ずカイシャにいて、新聞を読んだりしています。よく解かんないなあ、何だろう。

 こういうヒトビトを私は「ナチュラル・ボーン・サラリーメン(NBS)」と呼んでいます。

 NBSにとって、カイシャってのは単なる経済活動を越えた「何か」みたいなんだけど、それが何だか解からない。カローシしちゃうような人もNBSなのだろうけど、命より大事な「何か」って何だろう。

 感触としては、宗教とか民族・国家とかといったドロドロのモノに近い感じがしています。国家カイシャ主義的ニッポン労働者党ってか。

 そもそも、NBSってのは、「終身雇用」とか、「年功序列」とか、「勤め上げれば退職金」とかを前提にした人生のあり方だと思うんだが、今はその「前提」が相当怪しくなっている。となるとNBSの奴等はどうなっちゃうんだろうか。いい加減勤め上げて、退職金も固まってるような奴等がNBSなのは本人の勝手だけど、そうじゃない人間にまで倒錯した価値観(と言うか世界観)を押しつけるのは、メーワクだから止めて欲しい。

 しかしNBSは死んでも直らないみたいなので、誰も望んでいない温泉旅行を強行したりするのであった。

 なんでかね。へんなの。



 と言うようなことを常日頃考えていたら、こんなページになっちゃいました。

では、各コーナーの解説。


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