◎50.500-50.700MHz 国内向けPhone(AM)運用
50MHzはまだAMの運用が盛んです。ほとんどの運用がこの範囲内で行われています。
★51.00-52.00MHz 広帯域の電話・電信・画像
◎51.00-52.00MHz 国内向けPhone(FM)運用。
51.00MHz はFMの呼出周波数
注
JARL コンテスト周波数は以下のとおり。
2021年4月開催のALL JAコンテストから変更になりました。
CW 50.050-50.090 MHz
AM/SSB 50.350-51.000 MHz
FM 51.000-52.000 MHz
50MHzはBAND幅が4MHzもある広いバンドです。慣習であり、"紳士協定"ではありますがこれを守ることにより、DX向け運用と国内向け運用がお互いに尊重し合いながら、変化 に飛んだこの50MHz BANDを楽しむことが可能となっています。同じバンドを愛するもの同士が、無用な軋轢を生むことを避けるためにできている合理的 な慣習です。
なぜ 50.080MHz~50.150MHzを国内運用に使用しないでおこうという慣習があるのでしょうか?50MHzはその周波数の特性上HFとは異なりDXの入感の頻度が低くなっています。しかもその 信号強度がかなり弱いこともあります。したがって普段ここの周波数を国内通信に使用していると、DXの入感に気がつかないことも あり得るのです。DXが入っているときに限ってその周波数での国内通信を控えればよいのでは、という意見も ありますが、上記のことを踏まえれば「いつ入ってくるか分からない 50MHzのDX」にはその使用方法では不具合があるのです。
50MHz帯は 4MHzも幅があるバンドで、日常的に使用されているのはその中の50MHz~52MHzだとしても 2MHz も幅があり、さらにSSB CW AM等が主に運用されいるのは 50MHz~51MHzの 1MHzです。十分な広さがあり、その中の70KHzを国内向け運用にしないようにという暗黙の了解があっても通常の運用には何ら支障が無いでしょう。自らトラブルの元となるような運用をする必要もありません。
6m BAND は色々な運用方法を楽しむ方がいるBANDです。移動運用、ローカルラグチュー、コンテスト、DX等。DXを特別扱いしているというご批判もあるかもしれませんが、6mの周波数の特徴を踏まえて、色々なスタイルの楽しみ方をする人がお互いを尊重して、お互いがストレスにならずトラブルを回避するための工夫がこの「棲み分け」なのです。
言ってみればBANDプランとは別の 「公序良俗」「暗黙のルール」 なのです。
どこのバンドにも慣習や暗黙の了解がありますが、それぞれのバンドの慣習はフォローしておくのが無難です。無用なトラブルを避けるために。
SSNの低い現在ではDXの趨勢はデジタルが主流になっていますが、モードの流行り廃れもあります。周波数も新しいモードの出現とともに変わります。しかしLegacyなモードCW/SSBはいつの時代でも無くなることはないでしょう。
私は趣味は自分の人生を豊かにするために存在すると考えています。アマチュア無線も趣味の一つ。この趣味でその趣向の違いで摩擦やトラブルのためにストレスを感じることは本末転倒です。それを予め避ける手段や工夫があればそれを活用したほうが良いのではないでしょうか。
この慣習・暗黙のルールは大人の譲り合い精神の基にできたと理解しています。私が提唱しているのではなく、私も開局した頃に近所のOMさん達から習ったものです。私が過去に習ったバンドの使われ方や最新の情報までを含めて記述しています。最近は局数も減りローカルとの付き合いも減ったため、このような話が伝わりにくくなりました。そこでこのようなページを作って広く知っていただこうと思った次第です。
de JP1LRT
以下のページも参考されてください。
JA1RJU 小笠原OMのページ
http://www5.big.or.jp/~ja1rju/six_doc.html
オペレーションに関する続編は
http://www.asahi-net.or.jp/~vj5y-tkur/6m/6m_ja2.txt