50MHz BAND の周波数的な使われ方については別ページ を参照にしてください。 http://www.asahi-net.or.jp/~vj5y-tkur/6m/6m_ja.html 今回はオペレーションついて少しだけ。6m BAND ではほとんど行われていない 運用方法の紹介です。 ★セルフリスト 40m 2m 70cm BAND では時々(よく?)見受けられる  「セルフリスト運用」 は6m BANDでは行われていません。 セルフリストとはCQを出した後、呼んでくる局に対して 「ABCコピー、他どうぞ」    また呼ばせて 「DEFコピー、他」        更に呼ばせて を繰り返し  「ABC DEF GHI JKL MNO取れました、順番に行きます、ABCどーぞー」 とわざわざコピーできているのにその局を待機させ、更に呼ばせて自分でリストを作成し、その リストを読み上げて待機を強いて順番にQSOしていくという物です。 非効率きわまりなく、待たされる方は時間の無駄でデメリットの多すぎる交信方法です。 この「セルフリスト」は40m SSBでは大流行でしっょちゅう聞きます。(2m 70cm BANDでも) リスト をとっはいいけどコンディションの変化で待機している間にフェードアウトなんて言う場面も ある、どうしてこんなやり方をするのか理解できない交信方法です。50MHz のEsでこんな運用を されたらたまりません。6m BANDではバンバンさばく方が主流というかほぼ全てです。呼んでくる 局をメモしながら、そのメモを読み上げず1局ずつQSOするのは非常にスマートだと思います。相手 に待機を強要することなく、一度に多くの局をピックアップできるのですから。 例えば沢山の局に呼ばれた時に、コールサインの一部でもいいですからメモを取り、そのメモを 「いちいち読み上げないで」そのメモの中の局を指定して1局ずつ順番に進めていけば、待機も 強いることなく、しかもいっぺんに沢山の局をピックアップできて大変スマートな運用方法と 評価されると思います。 つまり 「XXXさん、AAAさん、LLLさん・・・」とピックアップできた 局を読み上げないでメモの中に XXX AAAとあれば 「XXXさん 59です」「こちらはXXXXXX 同じく59です」 「ありがとうございました。 AAAさん59です」・・・・・ とやっていけばスマートなのではと。 「セルフリスト運用」6m ではほぼない運用方法ですので、もしこれをやれば非難囂々です。 色々な考え方があると思いますが、6m BANDにはそぐわない運用方法だと思います。 ★サフィックス呼び  サフィックス呼ばせ 相手のCQに応答する時、自局のサフィックスだけでコールするやり方や、CQを出した時 「サフィックスだけでコールしてください」とするやり方。 これらも6m BANDにはほとんどいません。皆フルコールで呼びます。というかそれが正しい 運用方法で当たり前のことなのですが。 ただしDXのパイルアップではサフィックス連呼が時々見受けられます。そのような方も1回目の コールはフルコールという方が多いように感じます。定かではありませんが。 ★地名呼び パイルの中で目立とうという意志があるのか、例えば「ほっかいど〜」と叫んでみたり「大阪高槻」と 具体的な市名を言ってみたりという呼び方も、6m BANDではありません。 ★芋づる式 他xx局待機などという運用もありません。もしやっている人がいたとすれば、その方は普段6m BAND には出ていらっしゃらない方でしょう。 ★センター局 2m 70cm BANDではおなじみの、間に局が入ってぎりぎりのQSOを助けてもらうやり方ですが、これも 6m BANDではありません。 皆自力でQSOしています。 「おしい」とか「もう少し上」などというインチキな交信をする人は いません。 ★思い込み応答 パイルなった時に呼ばれる側が、コールサインの一部を指定したとします。 たとえば 「JA6の方どうぞ」 と言われれば「JA6YLV (サフィクス部分をフォネティック コードで) 」とワンコールしてスタンバイします。 すると 「JA6YLV 59です」などと返ってくる のが通常の交信です。ほとんどの方がこのように運用しています。しかし 40m SSB等では 「JA6の方どうぞ」 と言われて 「はーーい了解です。ピックアップありがとうございます。 こちらは JA6YLV です。」 と自分に応答があったわけではないのにフライングで応える局が多数います。 プリフィックスの指定を今回は例に取りましたが、サフィックスの一部だけでも  「L リマの方いますか?」 で 「はーーい、ピックアップありがとうございます。  こちらは JA6YLVです」 と応答してみたり・・・    JA6の局は1局だけで自分だけとは限りませんし、Lの付く局も自分以外にいるかもしれないのに、「思い込み」 で自信を持って自分だと出ていく・・・ どこからその自信が来るのか分かりませんが、そのような 「思い込み応答」をする局は 6m BAND には滅多にいません。 いずれの場合も自分のコールサインをワンコールしてスタンバイするのが正しい運用方法です。 これには説もあり、友人から聞いた話では「ピックアップされるために思い込んだふりをしている」 という事だと。たとえダブっていようがいまいが長く喋って最終的に拾ってもらう作戦。 非常に姑息です。 ----------------------------- ★番外★ 流行っていない物 国内アワード 「道の駅」 「湖沼アワード」 「ウォーターフロント・アワード」   「ぷちアワード」 等。 移動運用でこれをアナウンスする人はほぼいません。6m BANDでこれを完成するのは難しいから だと思います。 「ぷちアワード」は『小さな市区町村』を集めるアワードですので、 JAG http://www.jarl.com/jag/  発行の全国町村交信賞にかぶるところがありますから、少しは流行ってもいいように思えますが。 実際6m BANDで全国町村交信賞を取っている方はけっこういらっしゃいます。 以上オペレーションに関する情報でした。