保険の車両入替え処理も終わり、あとは待つだけ。
ついに1月22日がやってきた。
と、いうものの前日に朝まで飲み会があり起きたのはお昼前。
前日の天気予報によると最高気温8度。
さすがに寒い。北から吹く風が非常に冷たい。
タイツをはき、フリースを着込み、
マフラーとカイロで完全武装。
XRのエンジンをかける。
4年間お世話になったこのオートバイとは本日が最終日。
ちょっと悲しい気分になる。
2週間前に乗っているので、
エンジンはすぐ始動する。
バッテリーが2回ダメになったが、
それ以外は何のトラブルも起こさない、本当に優等生であった。
走り出してみると、本当に寒い。
XRをゆっくり味わいたいものの、この気温とこの時間。
気を使って下道を走る気にはなれず、高速道路へ上がった。
高速道路を走ると、100km近辺の冷たい風圧と、
80km近辺の冷たい風圧の差は大きい。
急いでいるものの、そこまで切迫しているわけではないので、
80km近辺でゆっくり流す。
体に染み付いた振動とエンジン音。
それらを当然の感覚として受け止めることができる。
「自分に馴染んでいるんだなあ」と、また悲しい気分になる。
渋滞に巻き込まれることなくお店に到着。
カメラを出し、最後の姿を撮影。
走行距離、17899km。
浮かんできたのは「イイナ、バイク、っく〜」。
店長が笑顔で挨拶。
席につき、標準パーツ、書類。そしてメインキー、スペアキーを差し出す。
これで本当に自分の手元から離れていった・・・。
次のオーナーも楽しませてください。
やさしいオーナーに買ってもらえるといいですね。
「ありがとう、XR。」
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