久々に友人に挨拶。
高校時代、僕にいろいろな事を教えてくれ、
オートバイの楽しさを教えてくれたのもこの友人だった。

たくさんの思いでにひたっていると、ふと考える。
「これは導かれているのではないのか・・・」
どうも偶然の出来事ができすぎている感じをうける。
帰路、オバイクートバイ屋に鎮座する「R80GS Basic」を横目で眺める。

以前、電話で相談をしたオートバイ屋は、
「OHVのGSを見つけるのは、今だと運みたいなものですから。
 その程度もまちまちですからね。百万くらいはたいていかかりますよ。」
と言っていた。

新しい年代に入るものの、旧車は旧車。
経年劣化等も多々あるだろう。
が、それが中古車というもの。
あとは外国車ということで、部品がどれくらい高いかが気になる。

部品の値段が高いものの、
部品自体は国産車と違いストックはまだまだあるそうだ。

いずれにせよ、
かなりの出費を強いられることには違いない。

しばし、サーチエンジンを検索しまくる日々が続く。
そして現在用意できるお金がどのくらいかを計算する。

もう一度、そのオートバイ屋に向かってみた。
他のBMWのOHV車もみせてもらう。
BMWのOHV車というのは、なんて愛くるしいのだろう。
落ち着いたたたずまいが、なんとも言えない。
「同年代の他のオートバイを改造してGS仕様にした方が安いかもしれないですよ」
と店員さんが言うも、
サラっとした見積りで金額はオーバーしてしまう。
やはりGSとして生まれてきたオートバイの方が良い。

すると委託者に値段交渉の電話をかけてくれた。
ちょっと値段がさがる。
そして、レールだけで無いと思われていたパニアケースもあった。

エンジンをかけてもらう。
久々に火がはいるようでしばらくグズったものの、
しばらく後に乾いたエンジン音、排気音が鳴り響く。
グリップ・ヒーターも正常に通電している模様。

悩ましい音を頭に残しながら、またもお店を後にした。



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