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なんかエヴァンゲリオンというと、もう、アニメファンでなくても知ってるものらしいですが、その中に「人類補完計画」というものが出てきまして、んで、それについて、どうこうというのは、そういった御専門のぺぇじ(注1)におまかせするとして…。
んで、なにをつまんない駄洒落をいってるんだとお思いの方も多いでしょうね。まぁ、ここにいってみてください。もう、天晴です。手放しで絶賛しましょう。えらい!えらいぞUCC。もう、野暮なコメントなんてつけようがないですわ。
ジュースとアニメ映画のタイアップということでは、10年以上前になりますが、かの有名な「天空の城ラピュタ」(1986年・スタジオジブリ・宮崎駿監督)と三ツ矢サイダーのタイアップが印象的でした。宮崎駿氏のイラストがデザインされたスペシャル缶&瓶が発売されました。
(やまもと)
注1) エヴァンゲリオンに関しては、http://www.nerv.org/ とか、 http://www.nerv.or.jp/ に問い合わせてみるのがよろしいかと存じます。nerv.govとかnerv.go.jpというドメインは存在しない(ことになっているかも知れない)ので注意しましょう。間違ってアクセスしていろんな目にあっても当局は一切関知しません。
やぶからぼうに何だ? と思われましたか? そうでしょう。わかっててやってるんです。
缶底と言えば自動販売機というのはかねてから主張しておるのですが、スマートでエレガントな缶底活動を目指すにはよどみなき硬貨投入技術が要求されるわけです。今となっては当たり前ですが、かつて缶ドリンクはワンコイン100円で買えていたのです。それが消費税3%施行時に値上げされ110円になったのは周知のことと思います。
今回の消費税5%で120円にならずに済んだとはいえ、それでも硬貨をあいも変わらず2枚用意しなくてはならないのです。100円と10円の硬貨を手にセットし、スムーズに自動販売機に投入する。速すぎてもダメなのです。速すぎると硬貨の判定が間に合わず後から入れたコインがむなしく返却口にReturnという「ださださ」な状態になってしまうのです。
さて、ここで問題になるのが自動販売機の硬貨投入口の縦と横なのです。もちろん例外も少なくないのですが、飲料自動販売機の場合、横が多数派です。
ちなみに、駅の切符だと縦が多いようですね。タバコはどうでしょうか?わたしはタバコが極めて嫌い(注1)なので、あまり真剣に観察してませんのでわかりません。
慣れという問題もあるでしょうが、わたしは横の方が絶対に高速に硬貨投入ができると思います。
条件としては、自動販売機にありがちな鉛直面を想定しましょう。
横の場合、人差し指第2関節(根元側)あたりにコインを2枚重ねてのせ、上から順に滑らせるように親指で送出します。コインの先端が投入口のスリットにひっかかれば、ポロリと落ちることも少なく、またネクストコインも指の上で安定しているという具合です。
縦の場合、まず、常に指で挟み込んで置く必要が発生します。なぜなら地球には重力があるからです。そして、コインの先端が投入口にかかっても安心はできません。なぜならコインは丸いのです。しっかりと中心を機械内に押し込んでやらないと、手前にコロコロコロリンとなってしまいます。この難しさがわかりますか? ネクストコインを落ちないように挟み込みつつさらに確実にコインを押し込まねばならない。1枚目を首尾良く投入できてもまだ油断はなりません。ネクストコインを挿入口へ横スライドさせるのも大変です。無意識に指には力が入ってます、力の入った指は細かい作業に不利です。
確実に作業を完了させるためには、両手を使って一枚一枚やった方が確実でしょう。しかし、これでは遅いのです。
さて、縦が万事ダメというわけではありません。最近見かけた営団地下鉄の新型機の場合、硬貨投入口はずっと低い位置に設置され、しかも傾斜がついて斜め上方を向いています。しかも2・3枚一気に投入できる厚みを持っています。これならむしろ横型より速いです。ざらざらって感じで一気に送り込めます。転がりやすいという性質も鉛直面では欠点ですが、傾斜面ではむしろ高速な硬貨投入を促す利点になります。このタイプ、水やホコリの問題があるので、屋外では使えませんけどね。
というわけで、西武池袋線 大泉学園駅 (注2)改札内にあるカルピスの自動販売機さん、縦はやめようよ。終電ダッシュをかける時にいつもあわてるんだ、スムーズにいかなくって。切符はプリペイドカードとか回数券(お得な土日回数券だ)で対応してるけど、缶ドリンクはそうはいかないんだ。あれは硬貨を投入するから風情があるんだ。だからお願いだ、わたしの冒険企画局(注3)での活動時間を1分でも伸ばすために協力してくれ!
注1) やまもとのタバコ嫌いを如実に表現する彼の口癖がある。
注2) 大泉はいいぞぉ。聖地だぞぉ。東映大泉撮影所があるので、ごくまれだが、役者さんとすれ違えるぞぉ。
注3) 冒険企画局。 最近、やまもとが遊んでいる集団。TRPG界ではすごく有名らしい。スキーに連れていってくれるし、辛いものが好きな人とかドリル愛好家とかがいるので、きっとみんないい人だ。
激動の96年も幕を閉じ、97年がはじまった。(新年のニュース番組にありがちな言い方)
1997年1月5日、缶底に記載、新年試飲始めが福岡市某所にて挙行された。この日の試飲会は新年を祝ってという以外に、どタシフレ弐号機の試飲という重大な使命をおびていた。缶のデザインは変わってしまったが、あの味わいはどうであろうか? 96年最高インパクトドリンクの栄誉にふさわしい、あの塩からさは健在であろうか?
緊張の面持ちで見守るメンバーの前で開缶。「ぷしゅう」 黄色でわずかに白濁したあのなつかしい色彩。
香りは? とろんとした甘いハチミツを思わせる香り。しかし、なにか違う。うんうん、香りまでは変わっていない。見事などタシフレだ。
ひとくち口に含む。
見事だ。立派などタシフレだ。ああ、とてもなつかしい。思えば初号機の試飲はほぼ一年前。激動の96年の想い出が走馬灯のようにめぐる。「あんな時代もあったよね…」わたしは遠のく意識の中で……って新年早々死んでどうする!!
味覚が想い出を呼び起こすことを身を持って体験させられた。
この日はどタシフレ弐号機を含め約10缶を試飲、だらだらと缶底の97年はスタートするのでありました。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
1996年も押し迫った師走の23日。祝日である。わたしはその日、カバンを買いに東京・上野はアメ横におでかけした。久しぶりのアメ横である。幸か不幸か、アメ横にお気に入りのカバンは見当たらず「まぁいいかぁ、アキハバラデパートにあったから、帰りに寄ろう。」と想いをめぐらしながら、殺人的に混んでいるアメ横を歩いていた。アメ横といえば、アメ横センタービル、センタービルといえば地下1階むら珍 (注1) である。ここにいかずにアメ横に来た価値はない。
歩き慣れた階段を降りていくと、彼はなにげなくそこにいた。
よくよく観察してみると、缶が変わっている。最初のものはアルミ缶で缶底は一体成形であった。今度はスチール缶で缶底は巻き込み構造になっている。グラフィックデザイン(写真参照)もリアルな絵画調に変わっている。
心臓の鼓動がはっきりとわかる。もう、「どタシフレ」はなくなってしまったのか? 普通になってしまったのか? もはや缶底ではない、缶横の紙ラベル(写真参照)をじっくりと探す。
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しかしである。やはりどタシフレは普通には終わらなかった。
さすがである。このラベルの原稿を書いた人の問題か?ワープロをタイプした人の問題か? ツとシが非常に判別しにくいらしい。まったくリニューアルデザインをして、この結果である。さすがである。横に並んだ同じ輸入業者扱いの缶を見る。まともだ。
とにかく購入。むら珍の店員さんはどの人も東南アジアネイティブである。「センロッピャクエン」、「2000円から」、「ヨンヒャクエン」ぶっきらぼうに数字だけのやりとり。この日本で東南アジア感覚ってのが、むら珍の醍醐味だ。
この日は、どタシフレ弐号機以外にもペニーウォートドリンクも購入。いやはや、すごい休日になってしまったものである。
店を出た足で、そのまま福岡本部へ緊急通報。主催者の名において、缶底非常事態宣言が発令された。民間人は最寄りのシェルターに非難するように。(をい)
そのあと上野から秋葉原に転戦し本来の目的であるかばんを買った。サムソナイトのパソコン対応ソフトアタッシュである。けっこう高かった。このアタッシュには、今、この原稿を書いている
DEC HiNote Ultra II が搭載される。見栄っ張りには最高の組み合わせだ。これでわたしもエグゼクティブ(死語)ビジネスマン(風)だ!
ああああ…。
どタシフレ弐号機は、新年の缶底試飲始めにて試飲される予定である。結果は追って報告する。
ペニーウォートドリンクと96年年間MVPの座をかけて死闘を繰り広げたどタシフレであったが、この最終回逆転サヨナラ一発ホームラン的荒技で、MIDの座は確定と思われる。いや、それどころか、「永世名人位を与えても良いのでは?」との声もあがっている。
ラベルからどタシフレの文字は消え去ったが、我々は忘れることはないだろう。どタシフレは永遠に伝説となって語り継がれる。今、万感の想いを込めて缶を開けよう、今、万感の想いを込めて試飲しよう。
我々「缶底に記載」の構成員の新人諸君(ぽむ、おやぢ)も発生から約半年が経過し、立派な構成員に成長してくれた。さて、そんな彼らも先輩構成員から特に教えることもなく缶底構成員の必殺技を習得している。缶底構成員に共通する必殺技、それはなにか? 昇竜拳ぢゃないぞ。
である。缶底の活動に自動販売機はかかせない。どこに何の自動販売機があり、どんな商品が設定されているかという情報は缶底活動の生命線である。缶底構成員は視野の隅にひっかかった自動販売機をさっと見て判定し、瞬時に情報収集をおこなう。
缶底構成員がバスに乗った時に、その技を垣間見ることができる。缶底構成員は普段はいたって普通の生活をしている。友達とバスに乗ればゲームの話題や、芸能人の話題などありがちな話題に花が咲くことも普通である。
しかし、時折、ふっと黙りこくってしまう時がある。路肩に自動販売機を発見した時だ。一瞬、会話が途切れ、視線は後ろへと飛び去る自動販売機を追い、つぶやく。
そして何もなかったように会話を再開するのである。バスの走行スピードにもよるが、この間1〜2秒である。
以上は他人から見た場合である。この時、缶底構成員の頭脳の内側ではどういったロジックが働いているのだろうか? 解説しよう。(故富山敬調で)
条件にもよるが、メジャー系の場合、すべてのタスクは自追角30度ぐらいで終わってしまう。首を振ることもなく眼球がわずかに動くだけだ。マイナー系やベルミ級の場合だと後方まで首を振って追尾する。
この能力は、缶底構成員は無意識に習得してしまう。とくに、ぽむはすごいぞ。ぽむは、電車通学な人である。ぽむは西鉄大牟田線の急行列車でこの自動販売機判定をやってのけるのだ。とくに自分の専門である紅茶と柑橘系の判定能力はすさまじい。(さらに、スーパーの特売でニュードリンクを発見する能力もたいしたものだ。噂によると家族が協力してくれているらしい。おそるべし…。)
それは一通のメールから始まった。
某月某日、缶底総裁やまもとのもとへ一通のメールが届いた。その内容は即座にやまもとの手下、うめの元へと伝えられた。
「うめぇ〜、プロからの挑戦がついに来たぞ!」
…はぁ??…
どうやら、「我々の会社のグァバドリンクという缶ドリンクのデータを載せて欲しい」ということらしい。まぁ、我々の収集能力(集酒能力ではない)に対する挑戦ととれなくもない。相談の結果、とりあえずメールの返事として入手方法を教えてもらうか、サンプルを送ってもらうよう頼んでみようということになった。
その際、一抹の疑問は残った。差出人の「株式会社マスヤ」という会社名である。どこかで聞いた覚えはある。しかし、その時は思い出せなかった。
この疑問は、後日、コンビニに立ち寄ったときに解明された。お菓子のコーナーを探索していると、ふと目についたものがある。「おにぎりせんべい」である。そう、不朽の名作「おにぎりせんべい」の販売元こそ「マスヤ」さんなのだった。[メールでも確認いただきました、たしかに「あの、おにぎりせんべいの」マスヤさんです。(やまもと)]
すごい有名なメーカーである。そんなこととはつゆ知らず、勝手に挑戦扱いしていたとは…、マスヤさん、ごめんなさい。
しかし、そんなところの人が缶底のホームページを見ているとは少しは有名になってきているらしい。
そのうちサンプルが到着した。成分等詳しいことはデータベースの方を見ていただきたい。ますやさん、サンプル送っていただきまして、ありがとうございます。
今回の一件により、缶底に新たなる気風が生まれた。
このグァバドリンクの試飲会の場が久留米の花火大会の宴会の前というのはご愛敬ということで…。 (うめ)
[グァバドリンクは後日、再度試飲し、データベースの方には、その時の感想を収録しています。]
ご注文・お問い合わせはマスヤのホームページまで。おにぎりせんべいの情報も満載です。
(1) 果汁班の「正しいりんごじうす」
「正しい」という言葉がかなりイカサマ臭いので、 こういう言い方はあまりよくないのだろうが、
あくまで果汁班の個人的価値観においての「正しい」というか「愛すべきりんごじうす」についての話である。
その条件は、
(1) 100%ストレート果汁である。
(2) 混濁タイプである。
(3) 香料等混ぜものナシ。(酸化防止剤は、ましょーがない。)
と、いたってシンプル。紅玉りんごを使っていればさらにポイント高い。(ちなみに果汁班の生食favorite品種は、紅玉、金星。王林もまあまあ。)
しかし、現在市販されているメジャーブランドのりんご果汁に、 この条件を満たすものはほとんどない。
常に新しい味を追究するメジャーブランドと、 自分で果実をミキサーにかけたような味が好みの果汁班とがズレているだけである。
さらに最近は、「あまさひかえめあっさり天然水仕上げ」のようなものがうけているので、
ますます上のようなりんごじうすにはお目にかかれないのですね。
それはそれでいい。ふるいところじゃ「シャッセ」、最近なら「天然育ち」。
「Aple」にいたっては、なんか飲みたいときがあるもんなー (鳥山邸におけるミニ試飲会では酷評されたいたが。なんかクセになるんだなー。)。
スッキリクリアな味も、すりりんごもうまいですよ、そりゃそれで。
まあそういうわけで、果汁班の求めるりんごじうすは、 たいてい地方メーカー製造のもので、全国に流通してなさそうなものに限られてしまう。
その代表が、青森ではメジャーな(だが愛飲してる人間などみたことはない)
シャイニーアップルジュース、アオレンリンゴジュースの二つ。 コーヒーコーラ班やまもと氏によればシャイニー派アオレン派が存在するらしいが、
地元ではどちらにも無関心だったりする。 他にもブランドははいて捨てるほどあり、酸味が好みを分けるユーミーなどもわりと有名である。
最近飲んだものでは、am.pmオリジナルの「林檎果汁」がよい。
瓶のプルリングについてはハラペーニョ6月号のホリイ氏のページで語られていましたが、
じつはこれも青森メーカーの製造であった。ううむ。
しかし、究極のりんご果汁はもっと他のところに存在しているのであった。
味はともかくとりあえずビビるドリンク。
それは少なくとも青森市西部の各家庭の玄関に、突然現れる。
「りんごジュースいらねがー」
一升数百円。
一升…。その量の多さ。 当然だが、何の変哲もない一升瓶に入れられているというあまりの朴訥さに、
ほいほい買うひとは少ない。 うちでも一度買ったきりであった。
軽く振ってコップにあけるとまさにしぼったりんご。あじもまさにしぼったりんご。
売り歩いてるのは遠く津軽平野の林檎農家であり、 台風などでおちたりんごを農協で独自に加工しているそうなのであった。
忘れられないジュースである。
んー。だから何よ。 (きたや)
缶底試飲会。私は1本の缶を手に取った。楊桃汁STAR FRUIT JUICEと書かれている。誰かからのお土産であった(と思う)。[注釈:神奈川県海老名市アイワールドにて購入しました。購入者やまもと]
缶底には品名、原材料名、輸入元などが日本語で書かれたシールが貼ってある。そこに「どタシフレ」があった。「どタシフレ!」「どタシフレ?」…そして「スターフルシ液」という文字も…。使用方法はというと、「開けたらすぐにたべられします。」そうだ。
これらから予想される筋書きは、「日本文を作成したのは台湾の人である。ところが、文字を見よう見まねで訳したため、何かの単語を「どタシフレ」と置き換えてしまったらしい。 その単語とは?どタシフレどタシフレどタシフレ…ビタミンCではないだろうか。
確かにビタミンCをなぐり書きすると、どタシフレに見えるかも。同様に、「スターフルシ液」=「スターフル(ー)ツ液」だろうし、「…食べられします。」は「食べられます」(飲める?)と言いたいのだろう。
というわけであっけなく解決したものの、缶のみでインパクトドリンクの座を獲得したどタシフレであった。
どタシフレ開缶。日本語表示がいくらおかしいとはいえ、中身はありがちな果汁入り清涼飲料水だな。という予想は、試飲したとたんぶっとんだ。まったりとした口当たり、しょっぱいような甘いような強烈な味、とろんとした甘い香りの中に塩辛さが漂う
(メンバーの評価は他のページに)。缶の中国語表記(写真参照)を見てみると、塩も加えられているらしい。とにかくすごい味だ。
缶だけでなく、中身もインパクトドリンクとして文句無しの「どタシフレ」であった。
スターフルーツとは?
ゴレンシともいい、学名はAverrhoa carambola L. カタバミ科、原産地はマレーシア。
性状…常緑高木。葉は奇数羽状複葉。花は赤紫の小花で多数集まって付き美しい。果実は黄色く熟し長さ6〜12cmくらいで、五つの稜角がある。[注釈:つまり断面が星型ということ。]5〜9月に開花し、8〜3月に熟する。
利用…酸味の強い品種と甘みのある品種があり、甘味種の果実は生で食べられる。酸味種の果実はうすく切って砂糖漬けにしたり食塩水に漬けて食べたり、デザートやサラダに彩りを添えるのに使われる。加工用としてピクルス・ジャム・ゼリー・ジュースなどに利用される。また、酢の原料にもされる。
(参考図書―「熱帯の果実」小島裕著、新星図書出版)
当時の女子高生たちに衝撃を与え絶賛を浴びた(某一部の小集団ともいう) 焼きプリンの登場からはや3年。ゼラチンで固められ、お皿にプチンぼよよと される3個パックの庶民性も、ガラスの器に入れられた濃厚な気高さも合わせもつ -------つまり、まろやかなカスタードの口当たり、やさしい甘さとカラメルの 素直な苦みのマッチングがコンビニで1コずつ手軽に楽しむことができる焼きプリン。 その焼きプリンを大衆に知らしめた草分けオハヨー乳業のもつ優れた乳製品 (飲むヨーグルト)と果肉のマッチング技を、当時の私はまだ知る由もなかった。 〜ちなみに、この焼きプリンのクリームチーズ味は今でもオハヨーのみ出してますね。 浪人時代はホントお世話になりました。
小学校の頃「いちごのジュース」はどうしてないのだろうかと、ふと疑問に思い、 それが「いちごのジュース」をいつか飲みたい(生ジュース以外でな)という 小さな願望に変わった。 小さすぎる夢はいつまでも心の片すみに残っているものである。 数年前、スーパーで手に入れたオハヨーの「すっごく苺」によって、思いがけずその願いは収束することになった。 (大マヂ。自分が果汁班なことに運命を感じますね。(←オイ))
「すっごく苺」における「ホンモノいちご感」、 甘みや香味(「いちご香料使用」とかことわり書きしてあるアレ)や酸味料に 逃げない味わいは、地味ながらとても画期的なものに思えた。 すごく簡単にいうと「ありそうでなかった」のである。 その「ホンモノ果実感」へと広がりをみせている。 この果実同士のミックスがまた味的にハズすことなくホンモノ感を出すことに成功している。
味のみではない。「のむ果実ヨーグルト」シリーズから、
今までにない新容器でお目見えしている。割と大粒の果実を楽しむための工夫が
なされているのだ。2枚重なっているフタのフィルムの上一枚(図中、緑色のフィルム)をはがすとジュース缶の
飲み口のような口(図中、青色のフィルム)がぽっかりと開く。果実も一緒に飲め、ストローに果肉が詰まるとか
飲みにくいとかいうこともないのである。(ストローも太くなったしね。)
そんなわけで我々缶底のメンバーは「ベルミー = インパクトドリンク」の如く「オハヨー = 果実入りヨーグルト = んまい」という構図を勝手に描いているのであった。
んが!! しかしである。
今春のオハヨーはちと怪しい。攻撃をかけているのである! それも得意のマッチング技に新手の異国のフルーツを投入するわけでも、 流行の天然水を使用するわけでも微炭酸でも無糖でもない。 明らかにインパクト方面に走っている! もちろん我々が(大手の今春の攻撃とは別の意味で) 小踊りしたのは言うまでもない。
事件は3月半ばに起きた。いつもゆくコンビニ(セブンイレブン米一丸店)に 突如現れたやけにトロピカルな色のゼリーたち。
しかも、そのゼリーの名は「カクテルジェリーズ」。
味は「ストロベリーマルガリータ&マイタイ」と「………」 (忘れた…。理由は後に述べる。)である。 カップの中は、それぞれのカクテルの色を思わす赤→黄の2トーンで、しかも赤はやわらかく、黄は少々硬めの食感なのである。味は「?」。 (←このへん皆様の感想をおききしたいっス)
これが森永とかだったら問題なかった。しかし、オハヨーの仕業なのである。
驚ガクと賛辞がひとり交差する中、その謎のゼリーたちはあらゆるコンビニから 4月中にはひっそり姿を消してしまったのである。 またしても「!!!!!」。 私はもう1種類の方を試食することができないまま、2年前、缶底のインパクト ドリンクとして君臨した幻のベルミ「チョコバナナソーダ」を思い出し無常感に暮れたのであった。
今後もオハヨーからは目が離せない。缶底では「影の伊藤園」的優等生スタンスを 保ち続けるオハヨーであるが果汁班は「個人的御用達ブランド」として勝手に愛し 続けていくつもりである。
次回予告→「チチヤス」 何だか乳製品づいてんな。
1月19日、福岡市西神の中華料理店で新年会がおこなわれた。 この中華料理店、野菜料理がすごくおいしいのだ。
もやしや、レタスの炒め物は絶品である。 ここの料理長のこだわりの料理法で、高温の油の中に水のまだきれていない野菜を
一気に投入、野菜の歯ごたえを残しつつ加熱するという技なのである。
さて、そんな料理を食べて幸せになっていたメンバー達。後半になってスープ
が登場した。ここで緊張感が走るあたり、さすがというか、情けないというか…。
それまでは、皿盛りの料理を、ごく普通に「おいしい、おいしい」と食べていたのに、
汁物になったとたん、分析モード突入! 口調もまじめになり、これはフカヒレかなぁ?
青汁みたい。でも、味は良い。などなど。
まぁ、結局は、見た目は青汁のような、それはおいしいフカヒレスープだったわけです。
その新年会において決議されたこと…。
缶底 on Internet ですが、「ますます増長してやろう」ということで意見が一致しました。ちゅうわけで、今年ももりもりやります!
日高乳業と聞いてピンと来る人は非常に少ないと思う。 名前のとうり北海道の牛乳製造メーカーである。
これが缶ドリンクと何の関係があるか? ひとことでいえば、OEMメーカーなのだ。 たとえば、伊藤園・活性牛乳は、販売者:伊藤園、製造者:日高乳業という具合である。ダイドーのコーヒー牛乳も日高乳業製造だ。
そして、はっきりいってしまえば、ここのものは濃ゆくておいしいのである。
乳製品というと、UCCコーヒーのように単にミルク成分が多いだけで甘ったるい というイメージがあるが、ここのは違う。ほとんど牛乳100%なのだ。 ビタミン強化とか、コーヒー味ということで辛うじて乳製品に仕立てているのだ。 これはずばり、法の制限をくぐる大義名分と思う。牛乳の販売はなにかと 規制が多い。そこで、限りなく牛乳に近いジュースにしてしまえば自由に販売できる。 これが日高乳業の狙い目なのではないかと推測する。 隠れたビッグネームとして、わたしは日高乳業を応援したい。
濃ゆい(こゆ・い)=形容詞=九州北部方言:濃いの意
=漢字変換でどうしても変換してくれないので、 広辞苑で引いてみたら載っていなかった。
「濃いい:大分方言」はさすがに方言だと意識していたが、 それを訂正しようとしてズンドコな状態になってしまった。
そっかぁ、方言だったのかぁ!!
缶ドリンクを趣味とする以上、ベルミ(ブランド名)は避けてとおれない。
とにかくすごいのだ、 ここの商品センスは。
ここ数年は、すごい攻めの姿勢なのだ。
すいかドリンクについては、別項目にしなくてはならないほどネタはつきない のであるが、これだけすごい商品を出しておきながら、ベルミの精神とでも いおうか、ベルミらしい味が貫かれている点は特筆に値するであろう。