●久々に「衝撃」が走る!
いやね・・・もうね。 ホント勘弁してくださいよ。 こいつはもう見た瞬間にキました。 ええ。キちゃいました。 とりあえずなんでも形から入ってしまう私にとって、 カッコ良すぎです、このパソコン。 やっぱThinkpadは基本的にいい!使いやすいし頑丈だし! 周りでは賛否両論ですが(ThinkPadはダサいという輩も少なくない)、 いいんです。私が気に入ってりゃいいんですよ。 というわけで、いままで315ED、235と私の歴代使用ノートの中で一番多く使っている、 ThinkPadを再び使うことに相成りました。 今回はi-Seriesのs30(2639-4AJ)なのでOSはWindowsMeです。 本当は初期のWindows2000のs30のほうが良かったのですが、 生産サイクルがかなり短く、 これの購入時にはすでに生産終了・・・残念。
●う・・・映りますっっ!
ちょっと奥さん、これ!これですよ! みてこれ!このなんつーんですかね、 表面の漆塗りのようなツルツル仕上げ。 これが映ります!映るんですよ!いざという時は鏡としても使えて便利です(笑)! 始めのうちはココにビニールのカバーとか貼ってあって、 すっごく気を使いました。 このカバーを思い切ってベリベリとはがした時はもう・・・感動ものでしたね。 今はどうでもよくなっちゃいましたが。 実際に、冗談抜きに漆塗りみたいな工程で仕上げてるらしいです。 何重もかさねて、こう・・・なんかやってるらしいです。 よく分からんですが。
●やっぱ小さいほうがいいんちゃうの
液晶はB5サイズPCなので10.4インチと小さいですが、 XGA表示がスクロールなしでいけるので作業はしやすいです。 Lavieのページで「大画面は見やすい」などと散々騒いだ私ですが (それはまぁ確かにそうなのですが)、 持ち歩くことを前提とするのであれば当然ノートパソコンは小さく軽いほど良いですね・・・。 私は仕事にも使うのでカバンに入れて毎日持ち歩いてますが、全然苦になりません。 あたりまえですが小さければそれだけ軽いし、 他のものも入る余裕が出来るわけですからね。 ただ、「周辺機器の外付けはウザい」という考えは変わりません。 出来る限りノートだけで作業は完結したいところ。 このs30を使う上ではその辺の問題もつきまといますが・・・ そんな事はどうでもよくなるくらいカッチョイイんです(笑)!
●バッテリーが意外にながもち
うっかり「あ、やべ!アダプタ持ってくるの忘れた!」なんて時も、 普通に使っちゃったりしたら厳しいですが、 音出さない・液晶できるだけ暗くする・サスペンドON・・・とか、 きっちりとバッテリー稼動時の設定を徹底的に省エネ仕様にしてあげれば、 バッテリーのみでもその日1日くらいは乗り切れますね。 ノートパソコンのバッテリーって2〜3時間ぐらい、 長くて4時間が限度という概念があったのですが・・・。 考えが古いのかな(^^;。 ぼちぼち購入して1年くらい経ちますが、 「バッテリーの寿命が減ったなぁ」とは全く感じないですね。 いまんとこ予備は不要です。 また、このバッテリーのいいところは、スタンドとして使える点です。 これにより本体に傾斜が付くので、キーが非常に打ちやすくなるほか、 底面との間に隙間が出来るので放熱効果もあるのです。さすが!
●使い勝手はもう最高
Thinkapadは、そのキータッチの良さが売りのひとつでありますが、 s30もその辺はバッチリです。 小さいパソコンなのにキーはじゅうぶんの大きさなので、 文字は非常に打ちやすいです。 押した感じもカチャカチャカチャ・・・という、 いかにも「パソコンいじってるぞ」みたいな感覚で、爽快感があります。 ただ、文字キーに大きさを取られているぶん、 やはり他のキーは小さめで配置もかなり強引な感がありますが。 Altキーと半角/全角キーの位置だとか、 カーソルキーにある「戻る」「進む」キーなんかは、 最初戸惑いましたが慣れるとどちらもかなり便利です。 あとはおなじみトラックポイントも健在。 「これが使いづらい」とか「これが汚れるからイヤ」とかよく言われるんですが・・・。 確かにタッチパッドに慣れちゃってる人には使いにくいのかも知れませんね。 マウスのクリック部分にあたる2つのトラック・ボタンの間に、 青いスクロールボタンがあり、これを押しながらトラックポイントを倒すことによって 上下左右にスクロールさせることが出来るので、 マウスが無い時なんかは非常に重宝します。 PCカードスロットは1つしかありませんが、 その代わり、メディアは限定されますがすぐ下にコンパクトフラッシュ専用スロットがあります。 こちらもなかなか上手く工夫してあり、 ダミーを刺したままでもCFを刺せるようになってます。 ・・・そうなんです。総合的に見てs30は、 B5サイズという限られたサイズの中でアイデアを駆使して使いやすさを追求した作りになってると思うのです。 ほんと、いろいろ考えてるなぁ・・・と。
▲Alt、半角はすぐ横に
▲この戻る、進むキーはクセになりますな
●ほら!キタよこれ!無線LAN
私がs30に惹かれたもうひとつの理由が無線LAN内臓という点です。 まぁ、今ではほぼついてて当たり前になってますが・・・。 発売当時はs30の他に無線LAN内臓Windowsノートパソコンは確か無かったと思います(あったらごめんなさいね)。 液晶の両脇のミミみたいな部分にアンテナが入ってるらしいですね。 実際すごく便利ですよこれ。 バッテリーで動かせば、どこへでも持っていけて、 アンテナが届きさえすればどこでもインターネットが出来るので仕事で大変役立ってます。 ただ残念なのが、無線LANのユーティリティが英語版なんですよ。 慣れれば使えないことはないのですが、 いざハマった時にどこをいじればいいのかがちょっと分かりづらいです。 また、無線LAN関連で気になる点がもうひとつ。 無線LANっつってもインターネットするには当然アクセスポイントが必要になるわけでして、 無い状況・あっても使えない状況では有線LANの出番となります。 ところが、このs30(2639-4AJ)でそのまま有線LANカードを刺すのは非常によろしくないようです。 無線とバッティングして、ハングアップやらOSが正常終了しないなど、 めちゃめちゃ不安定になります。 今現在出回ってる他のメーカーのPCだとそんなこと無いんですけどねぇ。 物によっては無線・有線両方積んでるのもありますし。 そんな訳なので私の場合、有線使う場合には デバイスマネージャで無線を無効にしてから使うようにしてます。 面倒ですがこれで問題なく使えてますので。
ちなみに、どのあたりのアクセスポイントなら無線LANいけるのか、 私なりにいろいろ試してみました。 まずは当然YAHAMAのRT60w(笑)。 全く問題なしです。さすがYAMAHA!いかす! NECのWARPSTAR系も問題なし。 AppleのAirMacBaseStation系も問題なし(←私は個人的に最強のアクセスポイントだと思ってます)。 うん、だいたいイケるんちゃう?と思ってましたが、 唯一スンナリいかなかったのがメルコのAirStation系です。 「ぬおお、こんだけメジャーなのになんでだ?」とよくよく調べてみると、 どうやらデフォルトのチャンネルにお互いが対応してないらしく、 その辺の設定を変えてあげなければダメっぽいのです。 ですが、お互いチャンネルをいろいろ変えても、どうもうまくいきませんでした。 ん〜む、使えないことは無いはずなんですが・・・。
●さ、恒例のやついきましょうか
完璧だと思われたs30にも・・・ありました欠点が・・・。 それは、ACアダプタのコネクタの位置です。 ACアダプタで使っていると、 PCカードのイジェクトが非常にやりづらいんですよ。 実際分かります。本体を見回してみても、 他につけるいい位置ってのがみあたらないし。 ギュウギュウに詰め込むとやはりこういう見返りは避けて通れません。 あ〜・・・もうホントに残念です。 「ちょっと気になる」程度ならいいのですが、 毎回ここをいじるたびに無理矢理指を突っ込まなくてはならず、 ACアダプタのコネクタをUSB側に押す形になってしまうので、 壊れないかと不安になります。 いちいちムカついて仕方がないんですよ(笑)。
▲ちょこんとある水色のがイジェクトレバー
●まとめ
良い点としては、 小さい・軽い・無線LAN内臓・考えられたデザイン、キー等の配置。 つまりパソコンとして非常に使いやすいです。 あとは、カッチョイイ(笑)! 逆に気になる点は、IEEE1394コネクタが実はダミー(有線LANモデルは本物がついてる)で紛らわしい、 無線LANのユーティリティは日本語にして欲しかった、 PCカード使用中にダミーの置き場にこまる、 有線LAN使った時に不安定になる・・・等。 特にACアダプタのコネクタ問題! それ以外は最高っス。 ほんとにいいマシンです。 致命的な故障とかない限り使い続けると思います。 問題点に関しては後継機に期待・・・と思っていたら、 IBMの発表によると今後このサイズのノートPCは生産しないそうです。 なんでも世界的にみて需要が明らかに低く、その分の生産ラインのコストを他に回したほうが効率がいいからだそうで。 というわけでXP/Win2000モデルを最後に今後s30の後継は出ない・・・残念ですホントに。
●おまけ(2002/8/4追記)
IBM Optical 3-Button Travel Wheel Mouse (31P7410)
これもキましたね、ええ。 見た瞬間に。いやぁいいですねこのマウス! このホイールが赤く光るあたりがなんとも・・・くぅっ! s30というかThinkpadに似合うし!素晴らしい!カッチョ良すぎ! ・・・というわけで衝動買い・・・なにやってんだかなぁ、もう(笑)。
IBM Thinkpad i-Series s30 2639-4AJ 主な仕様
CPU intel SpeedStep対応 Mobile PentiumIII 600MHz メモリ PC-100 SDRAM 128MB(最大256MB) 液晶 10.4インチTFT(XGA) VGA SMI Lynx3DM4 4MB モデム Lucent Technologies Soft Modem AMR(56K) HDD 20GB FDD オプション CD-ROM オプション PCカードスロット PCMIA TypeI/II×1、コンパクトフラッシュスロット(CF TypeII)×1 各インターフェース 外部ディスプレイ(専用ミニ)×1、USB×2
ヘッドホン出力×1、マイク入力×1オンボードサウンド SoundMAX Integrated Digital Audio バッテリー稼動時間 最大約6.5時間 重量 約1.45kg 関連ページ
ThinkPadらんど
http://www.ibm.co.jp/pc/thinkpad/index.html