NEC

PC-LC600J/34DA

おいおい、今度はノートかよ

パソコンはいつどんなトラブルがあるか分からない物だと言うことは承知していました(笑)。 今度はいつも使っていたノートが物凄い事に。 IBMのThinkpad235(いわゆるチャンドラー)を愛用していたのですが、 ある日突然に2個あるうちのバッテリーの片側だけが充電できなくなってしまいました。 特に気にせずにそのまましばらく使っていましたが、 今度は電源を入れると液晶が徐々にホワイトアウトしていき、 「ふっ!」と一瞬真っ暗になったかと思うと表示がぐちゃぐちゃになるようになってしまいました・・・。 「さすがにこれはやべぇだろ」と、あせってデータをバックアップして大事には至りませんでしたが、 もう怖くて使えません・・・いままで使ってきたノートではかなりいいマシンだっただけに非常に残念です。

思い当たるフシが無いこともありません。 というのも、私は外で使うときも家で使うときもバッテリーを常に挿しっぱなしにしていました。 「外で」といっても屋外ではなく出先の屋内での使用がメインでしたので、 バッテリーで使うよりはACアダプタでの使用が圧倒的に多かったのです。 にも関わらずバッテリーを常に挿しっぱなしにしていたので、 過充電によるトラブルなんでしょうね・・・。

そこへおいしい話が

むぅ〜なんだかんだでノート無いと不便だなぁ〜と思っていると、 実にタイミングよく激安新品LaVieの話が。 個人的にNX以降のNECパソコンにあまりいいイメージが無かったのですが、 「ま、何事も経験でしょ」と思い切って購入しました(それほど値段が魅力的だった)。 メモリは標準で64MBですが、最近かなり値段も下がってきたという事で128MBを増設。 メモリスロットは2つしかないし、1つを標準64MBが使用しているので、 この辺はケチらずにいった方が吉かと。

でかい画面に発狂

14.1インチ液晶の大きさに「ぬお、でかっ!」と素直に感動しました。 やはり個人的には1024×768(XGA)がスクロールなしで一括表示できる辺りがちょうどいい感じです。 前のThinkpadは携帯性重視のため12.1インチの800×600(SVGA)一括まででしたが、 やはり画面は大きいほうが見やすいし作業もしやすいです。 松下のLet'sNOTEや、SONYのVAIOなんかはB5でもXGA一括で表示されますが、 やはり小さすぎて見にくいんですよね・・・。 ただ、気になる点が一つ。ビデオチップの問題なのでしょうか。 色の発色性というか・・・うーむ、上手く言えませんがその辺りは前の方が良かった。 とにかく色が「微妙に」ショボいんですよね。 我慢できないほどのレベルでは無いのですが・・・。

ドライブ系はどうなの

A4ノートのいいところはドライブが内臓されている点でしょうね。 逆に重量的な面で持ち運ぶときの仇にはなりますが、 使う上で便利な事に変わりはありません。 外付けはやはりウザいですよ。 このPCLC60034DAにはFDD、CD-ROMが内蔵されています。 FDDはNEC製PCだけに(笑)何気に3モード対応です。 これでPC98時代の資産もバッチリ・・・って別に無い・・・というかあっても使わん。 CDドライブはCD-ROMですが、 DVD、CD-RWはデスクトップにあるので、個人的にはCD-ROMでも全然OKです。 というかノートで焼き作業は絶対効率悪いと思うのですが・・・どうなんでしょ。 ちょっと気になる点はCD-ROMの音がややうるさいかなという点と、 ディスクをガチガチに固定する割には作りがちょっと甘くて、 ディスクの入れ替え時にドライブ全体がグラグラするのでちょっと怖い。 個人的にはPowerBookG4のようなスロット式、あれいいななんて思うんですよねぇ。 HDDは速度的にも騒音的にも無難な物を採用しているみたいですね(どこ製のやつかが分からん)。 容量は20G。ええ、全然OKです。そんだけありゃじゅうぶんです。

その他のデバイス

サウンドはヤマハのYMF-743を積んでいる模様。 スピーカが本体前面にステレオ配置されていますが、 当然オマケ程度のもの。 ちゃんとしたスピーカを繋ぐと結構いい音でなります。

最近まで知らんかった・・・というかデバイスマネージャを見て初めて気が付いたのですが、 意表をついてIEEE1394コネクタなんかも装備しております。 これ系のデバイスは今のところ必要ないし使った事すらなので、 自分にはあまり意味なし・・・。 ま、そのうち必要になる事もあるかもしれませんし、 これはこれで無いよりは付いていたほうが嬉しいですね。

アプリケーションボタンがいくつかついておりますが、 私はこれはまったくといっていいほど使いません。 こんなのつけなくていいからコスト下げて欲しいぐらいです。

タッチパッドはやはり使いにくいのでマウス必須。 Thinkpadをず〜っと使っていたので、 トラックポインタならまだいいかなってのはありますが、 やっぱマウス+キーボードのほうがPCは使いやすいでしょ、絶対。

ソフトウェア的には

OSはWin98SE。まだまだイケます。というかMeよりこっちのほうが個人的には好きです。 Office2000も入っているのでありがたい。 ただ、やはりというか・・・タスクバー、スタートメニューを見て愕然としました。 そうです。いらないソフトが山のようにインストール済み(笑)。 この辺が私がメーカー製PCを嫌う理由の一つ。 とりあえず立ち上げてみて、いらんものはサクッと消して・・・と。

これだけは言わせて

ちょっと個人的な不満が・・・それはPCカードスロットの位置です。 一件どうでもいい事のように思えますが重要なんですって。いやマジで。 このマシン、PCカードスロットが本体の右側に付いてるんですが、 これが厄介なんですよ。 PCカードのデバイスって基本的にカード単体では役目を果たさないものが多くありません? 上の写真で言うと有線LANカードなんかは当然LANケーブルを繋げますよね。 この本体はCD-ROM内臓だからいいもの、 外付けドライブ系なんかをもし繋げたこととかを想定すると・・・ そう!マウス置くのに非常に邪魔になるんですよ。 今までのノートは全て左側にあったので気が付かなかったのですが、 これ結構重要だと思うのですが・・・どうでしょう。 あ、そうそう!もう一つ。やはりこのマシン重いっす。 持ち歩くのは少々キツいですね・・・。

まとめ

「サブノート」という言葉の示す様に、 ノートPCは本来データの持ち歩きなどデスクトップのサブ的役割を果たす物でしたが、 最近のノート全般、特にこのような全部内蔵されてるA4ノートPCは、 性能も良く場所も要らないことからメインでも全然いけますよね。 今回のPC-LC600J/34DAは、 サブマシンとして考えればまず不自由しないスペック&装備だと思いますが、 やはりドライブがCD-ROMだし、グラフィックはデスクトップよりショボいので、 個人的にはメインとしては少々難ありでしょうか。 それでもデスクトップの出番がかなり減りましたけど。 久々にいい買い物をさせていただきましたよ。 前回の反省から、バッテリーは常に外して使っております。 買ってからまだ一度も装着しておりません。 停電が怖いけど。 ただ・・・PCカードスロットの位置がね・・・ま、いいか。 あ!あと、BM98が少々不安定・・・ま、いいか(笑)。

NEC PC-LC600J/34DA 主な仕様
CPUintel SpeedStep対応 Mobile PentiumIII 600MHz
メモリSDRAM 64MB(最大256MB)
液晶14.1インチTFT(XGA)
VGAATI Mobility-M 4MB
モデムLucent LT Win Modem(56K)
HDD20GB
FDD3mode対応3.5インチFDD×1
CD-ROM松下 CR-176(x24)
PCカードスロットPCMIA TypeII×2(TypeIII×1)
各インターフェースUSB×2 PS/2×1 VGA×1 RS232C×1 パラレル×1 IEEE1394×1
ライン/ヘッドホン出力×1 光デジタル(S/PDIF)出力×1 ライン入力×1 マイク入力×1 ビデオ出力×1
オンボードサウンドYAMAHA YMF743
バッテリー稼動時間最大約3時間
重量約3.2kg

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