YAMAHA

Net Volante RT60w Plus

パソコン増やしすぎだっつーの

いろいろパーツやらなんやら買ってると、 あまり物でもう一台組めたりしますよね。 で、私は万が一の検証時のために、 いちいち一台ずつ違うOSで組み、 ブラウザもHTMLチェックのために、 わざと違うバージョンにしたりしてた(過去形ですよw)もんだから、 当然PCの台数が増えていくわけですよ。 さすがにアホらしくなってきたので(笑)、 今現在は多少減りましたが、 Window98SE、WindowsMe、WindowsXP HomeEdition、WindowsXP Profficional、MacOS9.1・・・ と稼動出来る環境であったりします。 でも全部活用しているかと言えば、 けっしてそうとは言いがたい状況・・・アホですね。 主要なPCはLAN組んでますので、 私の場合ルーターの使用は必須です。

YAMAHAに振り回されっぱなし

私はルーターはYAMAHAと決めておりました。 理由はデザインがカッチョイイからというだけ (・・・私の選択基準っていっつもそんな感じです)。 ISDNの導入と同時に購入したのがRTA-50iでした。 もう真四角のデザインだけでグラっときちゃいましたね。 その後に前面に液晶パネルやら接続/切断ボタンが付いたRTA52iが出て、 「あぁ、それ!それすっげぇ便利かも!くそ!」と思いつつも、 RTA50iは私にしては珍しく快適に使えてたのでぐっと我慢(笑)。 その後に、無線機能を搭載したISDNルーターとしてRT60wが出ました。 その頃私には無線環境は全く必要なく興味もなかったので、 感想といっても「へぇ、こんなの出たんだ・・・」程度でした。 なにぶんこの時はまだ60wはかなり高価だったので。 そして、その後さらに出たRTA54iを見て、 鮮烈なショックを受けました。 「なに?これってISDNルーターなんでしょ?んでADSLにしても使えんでしょ? まさに今の状況にピッタリじゃん!ううううぅ、くそが!」 そうです。そのデザインもさることながら、 RTA54iはISDNルーターとしても使え、かつブロードバンドルーターとしてもイケるのです (RTA54i発売当時は他のメーカーでそういったものが無かった)。 この時すでに私は将来的にADSL導入を視野に入れていましたので、 これ にはかなり参りました。つーことで・・・行っちゃいました。
▲RTA50i▲RTA52i▲RTA54i

当然「落ち」があるわけで

いやもう最高!YAMAHA万歳!54iイカス!と使っていたところ、 そのすぐ後に、いいですか「すぐ後に」ですよ、 今度は先ほどのRT60wの、 値段が下がってさらに無線LANカード1枚同梱された、RT60wPlusが発売になりました。 うがあああああああ! ファッキューYAMAHA! 汚ぇ!汚すぎるぜその仕打ち! この時点ではADSL対応はうたっておらず、 ISDNルーターではあったものの、 現状はISDNなんだからその辺はまぁなんとかなるだろうと(笑)。 それ以上に「LANカード同梱」ってのがかなり魅力的だったでのす。 ノートを無線LANで繋げば、 もてあましているデスクトップを全て有線LANで繋ぐことができるうえ、 52iのように液晶画面と前面操作ボタンがついてるし・・・。 「あ〜もうちくしょう!すいません、これください」・・・ん?

ネットボランチ騒動終了

バタバタと騒いだ挙句、結局RT60wPlusに落ち着きましたとさ。 ・・・今回も言っていいですか。 「あ〜もう!毎度毎度、何やってんだかなぁ・・・」 ・・・ハァ。 このRT60wPLUSは、前述のとおりRT60wに無線LANPCカードが同梱されただけで、 ルーター本体は60wです。パッケージも「Plus」のラベルを後から貼った箱を Plus専用のカバーで覆っただけというもの。 当時は無線LANカードはまだまだ高く、 差額を考えてもお買い得だったのです。 とりあえず試したかったのが、なんと言っても無線LAN。 さっそく無線LANカードを愛用のLavieに差して使ってみました。 うおおお!無線最強!イカス! ほんと不思議・・・なんで繋がってないのに通信できるんでしょう。 周りにこれ話すと、決まって「じゃあ携帯電話はどうなんだ。あれもよっぽど不思議じゃん」と 冷静に言われます。ごもっともなんですが・・・まぁ、そういわずに素直に感動しましょうや。


▲付属の無線LANカード、YWL-11B

実際、無線LANってどうなの

散々発狂したので、次はどの辺まで無線が通じるのかという点に興味が沸きました。 スペックからすると屋内で25m、屋外で50mはOKとの事ですが、 あくまで「見通し」での話であり、 当然障害物やらなにやらが入ってくるとレスポンスは落ちます。 とくに鉄筋には弱いとの事ですが、 その辺実際はどうなのって感じでやってみました。 ちなみに私の部屋は2Fにあり、そこを拠点としています。 家は木造です。

隣の部屋OK
同じフロアの一番遠い部屋OK
1Fの一番近い部屋OK
1Fの一番遠い部屋なんとかOK
家のすぐ外基本的にダメ(ごくまれにいけるときがある)

・・・と、こんな感じでしたね。 ただ、各部屋のドアを閉めちゃったりなんかするとやはりレスポンス落ちたりします。 とりあえず私の場合は同じ部屋でしか使わず、 たまに隣の部屋とかいくぐらいなのでまったく問題ありません。

ルーターとしては

RT60wの本体としては、 とりあえず前面に液晶と操作ボタンがついているのは ナンバーディスプレイにも便利だし、 ファームウェアのバージョンも確認できるし、 接続/切断、IPアドレスの変更あたりもPCを介さずにできるのでありがたいっす。 パソコンでのルーター設定もブラウザを使ってできるのでカンタンです。 注意点としてはRT60wはTA機能がなく、PCとの接続はLANでのみとなります。 そのため本体にもシリアルやUSBコネクタはなく、LANポートだけが付いてます。 その他の特徴としては、 アナログポートが3つあり、それぞれに違う番号を割り振り鳴りわけさせることも出来ます。 無線に関してはAirMacカードを使ってMacでもいけました。 ちょっと残念なのは、 歴代ネットボランチから比べると本体がちょっと大きめってことと、 LANポートが10-BASETなんですよね・・・これ痛いかも。

そして時は流れ・・・

問題点といってもちょっと気になる程度で、 私のように無意味にPCの多い環境でも大活躍! なんといっても無線がいけるので、 LANポートが全部埋まってもさらにHUBなしでPC追加できるのがいいじゃないですか。 ええ、実に快適・・・だったのに・・・だったのに!

これ書いている時点で、私はすでにADSL環境に切り替えております。 ありがたいことに、ブロードバンド対応しかもUPnP対応(簡単に言うとWEBカメラとかに対応)ファームウェアもリリースされ、さっそくアップデート。 もう、これで無敵じゃん!と思っていると・・・なんとここで時間差落とし穴をくらいました。 わたしゃてっきり、ADSLモデムにこいつを繋げば、 「ブロードバンド無線ルーター」として使えるものだと思ってたんですよ。 ところがそうではないのです。つか厳密に言えばそうなんですが、 制限があるのです。私にとって致命的な。それは、 「ブロードバンドルーターとして使う場合は無線LANのみ」なのです。 どういうことかというと、ADSLモデムにこいつを繋げて使う場合、 有線LANポートはADSLモデムを繋げる為のポートとなり (もちろんHUBとしては使えますが)、 事実上インターネットは無線を介してしか使えないという事に。 うおお、そりゃないぜ、あんまりだぜ・・・ まさか家のPC全部に無線導入するわけにもいかないし(笑)、 無線だとどうしても通信速度下がっちゃうんですよね・・・。 という訳で非常に残念なのですがRT60wは現在ではお蔵入りしており、 今現在ではADSLモデム+100/10のブロバンルーターを有線で使っております。 うおお、YAMAHAさん有線LANポートもいけるファームウェア出してくれないかなぁ・・・ したら復活させてあげたい・・・60wはホントにいいルーターだと思うので(泣)。

YAMAHA NetVolante RT60w(Plus) 主な仕様
アナログポート3ポート(ブランチなし)、供給電圧-48V
LANポート10BASE-T 4ポート(1ポートはクロス/ストレート変換可)
ISDNポートBRI U点1ポート
ISDN S/Tポート1ポート
無線部転送速度1,2,5.5,11Mbit/s、2.4GHz帯
IEEE802.11b、RCR-STD-33/ARIB-STD-T66準拠
転送距離25m(屋内)、50m(屋外)
同時使用可能な無線端末32台
スイッチU点極性反転、DSU切り離し、終端抵抗切替、LAN1ポート切替
停電バックアップ単3電池8本(停電時アナログポート1使用可)
質量950g

関連ページ

YAMAHA NetVolante OFFICIAL SITE
http://netvolante.jp/

TopBack