SONY

Cyber-shot DSC-P2

「画素数」はむしろオマケ要素

ぬおお、またしても個人的にデジカメの買い替えが必要になり、 例によって「どれにしようかな、天の神様の言うとおり、あぶぶのぶ」・・・。 実際にサイバーショットP1使ってて、 やはり私には「300万画素は必要ないッ!」と思いましたね。 じゃあなんでP1買ったんだというツッコミが来そうですが、 そもそもP1を買ったのは、画素数よりもその存在のインパクトにグラッと来たからです。 画素数はあくまで後からついて来たオマケですよ。 実際、写真のほとんどはパソコンで見るだけですから、 私的には写真が高解像度である必要が無い=300万画素は必要無し。 そもそもデジカメにおいて写真の綺麗さを決定するのは画素数だけではないので、 なお更のことです。

そこでもう一度考えてみる・・・

とりあえず次は200万画素にランクダウンする事に決めました。 画素数が減るといっても200万画素クラスであれば、 写真を印刷するハメになったとしても、 L判やハガキ程度ならじゅうぶん綺麗ですよ。 コマーシャルみたくA4で印刷なんかします? 私はまずしません。 個人的には100万画素でもいいくらいなのですが、 一応、仕事で大き目の写真を印刷する時があるので。 次に、使ってるメモリースティックがもったいないのでSONY製・・・ と、ここを割り切らないと選択の幅が広がらないのでイカんのですが、 それは次回ということで(笑)。 うし!SONYで200万画素で探す!今ならどれだ? ・・・これでしょ! と、いうことでDSC-P2と言う結論に。 シルバー・ピンク・水色・白・黒・青(黒・青は限定生産色)の6色ありますが、 その中でも個人的に一番いい色だと思うホワイトに決めました。

Pシリーズの歴史はややこし

サイバーショットPシリーズは型番があっちいったりこっちいったり混乱しますが、 簡単にまとめるとこうなります。

サイバーショットP1 300万画素/光学3倍 Pシリーズ1号機、颯爽と登場!売れすぎ!イイ機種でした!
サイバーショットP50
サイバーショットP30
P50=200万画素/光学3倍
P30=100万画素/光学3倍
インフォリチウムでも単三電池でもイける画期的Pとして登場!が、その為に本体がでかく、
特に単三での使用時に肝心の電池が速攻でなくなる為不評!
サイバーショットP20 100万画素/単焦点 P30/50の価格・電力消費を抑えた単焦点モデルだがカッチョ悪いので不評!
サイバーショットP5
サイバーショットP3
P5=300万画素/光学3倍
P3=280万画素/単焦点
ここで真っ当なP1の後継と言えるP5が登場!だが、この時点でP1でもじゅうぶん通用したので、
乗り換えるユーザーも少なく当時ほどのフィーバーぶりではない!新型バッテリーによりさらに小さくなり、
現行の基本サイズを確立!P3はようやくまともな単焦点モデル!3色で登場!
サイバーショットP71
サイバーショットP31
P71=300万画素/光学3倍
P31=200万画素/単焦点
ここで現在の主流となるクリアルミナンスNR・マルチポイントAFなどの
内部機構の改良エンジン搭載モデルがお目見え!しかも価格が安いので現在も初心者に人気!
バッテリーは再び悪夢の単三・・・かと思いきやその辺は改良されたっぽい!
サイバーショットP9 400万画素/光学3倍 ついに来た!400万画素!これがまた新規ユーザー、買い替えユーザーをも巻き込んで、
P1を凌ぐほどの大人気!おいおい、マジですか!高いのに!
サイバーショットP2 200万画素/光学3倍 400万もいらないよ〜とお嘆きの貴兄(というか私)の為に、ここでようやく6色バリエーションで登場!
中でもワールドカップを意識したのか、日本代表カラーの様な限定のコズミックブルーが以外にも人気!

・・・こんな感じです。 P2は、インフォリチウム電池が使える光学ズーム機Pシリーズとしては、 サイバーショットP50以来の久々の200万画素機。 しかもサイズ的にはP5/P3世代を受け継いでいるのでコンパクト、 エンジンも改良世代以降。 無駄を省いてようやくキッチリまとまった感があります。 こらぁもう買ったれ!という訳で購入・・・と思ったら、 このすぐ後にこんな機種が登場。

サイバーショットP7 300万画素/光学3倍 え・・・?P7?なにそれ、聞いてないよ!!

前述のとおり300万画素は必要ないと割り切ってますので、 それほど悔しくはありませんでした・・・が、 デジカメ新製品出るの早すぎ・・・ついて行けないっす・・・。

んでP2ってどうなのさ

使ってみて・・・「普通〜のデジカメだなぁ」と思いました。 比較的小さい、音声付動画撮れる、リチウム電池式なので持ちがいい・・・ 悪い意味ではなく、実に無難なのです。 これといって「ここがすげぇ!」という点は見当たりません。 特殊な何かでカメラを決めると失敗する気がするんですよ。 普通〜のがいいんです、普通〜のが。 「あ、P1と違うな」と思ったのは、 まずメモリースティックのコピー機能がなくなった点。 世代で言うと、この機能がなくなったのはP5/P3からかな? これは、う〜ん・・・たぶんこのご時世、コピー作業を容易に出来なくしたんでしょうかね? 単なるコストダウンかもしれませんが(笑)。 次に、ミニ液晶が省かれたので、 残り撮影枚数や充電の経過の度合いなどの 液晶OFFでの使用における情報が分かりづらくなった点もあります。 電池の持ちはさすがにスタミナをうたうSONYだけあって長いですね。 P5/P3から採用されたNP-FC10バッテリーです。 小さくなって持ちが減ったかと思いきや、 逆に長い・・・イカす。 バッテリーが小さけりゃ、当然カメラも小型のが作れますからね。 何気にいいバッテリーですよ、これ。


▲P1は天面、P5/P3はTFT液晶の上にあった「ミニ液晶」は無くなった

ここが致命的・・・

クリアルミナンスなんたらかんたらで 改良されたはいいのですが、 この際ハッキリ言いましょうか。 やっぱSONYは他のメーカーと比べると明らかに写真画質弱いっす。 確かに私は画質を重視はしておりませんが、 パソコンで見てもとにかく暗いんですよ! 特に室内での撮影には向いてないと思います。 かといって感度上げるとノイズが入りまくってさらに最悪・・・。 晴れの日の野外とかならまだましなんですがね・・・。 実際、デジカメメーカーのサイトでサンプル写真をUPしてないのってSONYぐらいなんですよ。 これは自信の無さの現われなのかなと・・・思ってみたりする訳です。 ただ、動画に関しては綺麗になってます。 さすがハンディカムのSONYですね。 その辺のノウハウを取り入れてるんでしょうか?

まぁ良しとしますか

小さいので持ち運びは苦にならず、 カタチも色も私好みだし機能は最低限持っているので、 デジカメとしては非常に無難です。 しかしカメラである以上、 肝心の写真がもう少しまともなものが撮れればもうほんとに言うことナシです・・・そこだけチョット残念ですねぇ。 今回もカメラと同時に純正ケースLCS-PAが発売になりました。 カラーラインナップは、なぜかカメラより少なくP2と合ってない、 青・オレンジ・ピンク・ホワイトの4色。 まぁ、P2と同時に出ただけで、 P2専用というわけではなくP5/P3/P9(この後のP7も)兼用なので仕方の無いところ。 恒例の「青以外は限定生産」ルールも健在で、 ケースと同色のネックストラップ付き。 私は当然カメラに合わせてホワイトを購入。 つかカメラをホワイトにしたのも、 この為という理由もあったりします・・・(^^; キンチャク型からカタチも変わり、 P1のページを読んでくれたのかの如く(笑)、 入り口が非常に広くなっております。 これによりカメラをケースに入れたままメモリースティックやバッテリーの交換も可能で、 非常に使い勝手が向上してます。

▲今回はカタチも一新されました ▲ミニポーチの代わりにポケット装備 ▲これ!これが出来るのが大きいんです!

おまけ(2002/10/1追記)


LAXER-media MS128-236

メディアも安くなったし、思い切って128MBでも買おうかなと思っていた矢先、 ほぼP2と同時期にこんなイカすブツが! なんと業界初!光るメモリースティックです! 値段も純正とほぼ同じ、だったら面白そうなこっちだろ、 ということで購入! 「光る」といっても全体が光るわけではなく、 アクセスランプとして発光ダイオードを積んでいるので、 要はアクセス中を分かりやすくして誤動作を防ぐという代物です。 スケルトンカラーと相成ってその辺もいい感じにカッチョよく光るだろう! さっそく使ってみる! ん・・・?アクセス中に光るんだよね? つーことは、今はカメラの中・・・ダメじゃん。 光ってるトコ見えないじゃん・・・。 頭にきて強引に見てみたら、 メチャメチャ暗くチンマリとしてて寂しいし。 あと、この商品非常に腹が立ったのは、 光がどうこうよりもパッケージの開けづらさです! むしろこっちのほうが業界初じゃないでしょうか(笑)。 はぁ・・・ほんと私っていつもこうですね。


▲緑の光がそうですが・・・カメラ(赤)に負けてる

SONY DSC-P2 主な仕様
有効画素数200万画素
液晶1.5型TFT(OFF撮影可)
寸法114×51.5×35.6(mm)
重量約177g
記録サイズ640×480(約240枚)〜1600×1200(約130枚)※1
ズーム光学3倍、デジタル2倍
電池寿命撮影モードで約92分、閲覧モードで約157分※2

※1:付属のメモリースティック16MB、スタンダードの場合
※2:満充電時

関連ページ
SONY Cyber-shot | OFFICIAL WEB SITE
http://www.sony.jp/products/di-world/cyber-shot/

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