2004/05/01(土) 晴
 そんなわけでゴールデンウィークである。ということで、奈良にツーリンクに出かけることにする。今回のターゲットは7年ぶりの大仏殿。巻き添えは、例によってSL230を駆るココストア氏である。
 ゴールデンウィーク初日ということで(世間では29日からとか言っていたが無視)混雑を警戒して(ココストア氏に叩き起こされて)今日は朝8時30分スタートである。なにげに計画的だが、行きがけに見かけた駐輪中の F650GS DAKAR に目が留まり、バイク論議がスタート、このおかげで計画がかなり遅れる。(駄目)
 それでも前回より2時間近く早くスタートした効果は劇的なものがあった。何度か渋滞に巻き込まれたものの、正午には奈良公園に着いてしまったのである。いかん、こんなはずでは……。(おぃ)

 ともかく大仏殿だ。世界最大の木造建築物だ。再建時に2/3の大きさになってしまったらしいが、それでもその迫力は凄い。何度も来ているが、その大きさにはいつも圧倒される。で、大仏殿を見た後、若草山近くの白銀屋という旅館で食事をする。山菜蕎麦(うどんでも可)と柿の葉寿司、わらび餅セットで\1,000というお得なセットである。
 若草山はなんと言うか、芝生の斜面の美しい山、というより丘なのだが、入山料がかかるのが気になって何度も来ているのに一度も登った事がない。一回は上ってみたいが……。
 で、その後は春日大社を詣でることにする。巫女様萌えな神社である。前回来たときはもうすっかり夕暮れだったが、今回は全然昼間で趣がない。(おぃ) おかげで居並ぶ凄まじい数の灯篭群も全く怖くない。むむぅ。(謎)

 仕方ないので奈良国立博物館に移動する。なにげに法隆寺展なる特別展示中なので、観ていくことにする。
 上宮聖徳法王帝こと聖徳太子の剣「丙子椒林剣」に「七星剣」、香木「栴檀香」に「白檀香」、「沈水香」まで見れて豪勢な展示である。常設展の方はというと、八部衆に二十八部衆、四天王に十二神将、十王とそそる世界が展開している。ボランティアの方の解説まで聞けてかなりお得だった……のだが、気がついたら閉館時間(17時)になっている。あぅ。しまった……これでは奈良の新しい目玉である平城宮跡に行けないではないか。

「ココストア殿、せっかくの休みなんだし、泊まっていかんかね」
「……って宿空いてないでしょ」
「フッ、君も旅慣れてないな……世の中には」インターネットというものがあるのだよ」
 そこに颯爽と取り出したるわ、我が SONY VAIO PCG-U101!
  「……それって、飯食ったときには電波入らなかったんじゃ……」
 そう、私はこの時点で、ただでさえみやげ物を買い込んで荷物を自爆的に増やしていた上に、使いもしないSONY VAIO PCG-U101をも持ち歩いていたのである。いくらVAIO-U101が小さいとはいえ、実はかなりバテ気味な私なのだった。馬鹿である。
「のぉぉぉーーーう、ぷろぶれむ! ここは奈良市内、若草山山麓などという田舎と一緒にしないでくれたまえ……受信感度最大!」
「……それって、単に建物の中か野外かの違いなんじゃ……」
「うるさいわい、おお、大阪ならビジネスホテルがあるぞ、ばっちりだっ!」
「……なんて無計画な……」
「予約してくれたまい、ほれ電話番号」
「……」

 無計画ここにきわまれりである。
「2,000円だな、ノープロブレム」
「いや、その値段はインターネット予約のときだけで、電話予約は2,100円だって」
「……おぃ」

 なんでやねん。仕方ないので、とりあえず奈良公園から大阪中心部まで第二阪奈をひた走る……で、第二阪奈を下り、ホテルに向かう……が、道に迷う。ぐぅ。何故だ、人間ナビコンの異名を誇るココストア氏を以ってしてこのていたらくかっ!? え、私? もちろん、がんばれ〜ってエールを送りながら後ろからついていくだけである。(爆)

 で、なんとかホテルにたどり着き、食事に出る。ホテルの人に教えてもらった方に向かうと……なんというか全身から大阪な雰囲気の町並みに出る。
 串カツ屋に長蛇の列ができている。しかも、何気に串カツ屋多数。……大阪って串カツの名所だったっけ。

 ここで串カツを食うのも悪くないが、並ぶのが嫌いな我々はさらに先に進むことにする。見えてきたのは「日立パソコン」と書かれた巨大なタワー……あれが噂の通天閣かっ?

「どこから上るんだ、これ……」
「あそこにかいだんがあるぅ。……\1,800!? たかーい!」
「……サンパツ\1,800ってあるが……」
「……」

 結局上り口はわかんなかったので、さらに先に進む。その先に牛丼の吉野屋(もっとも、牛丼は食えない)と王将があったので、そちらに向かう……関西人ならこの時点、通天閣を発見した段階で我々に仕掛けられた罠に気付いていたはずだが、この時点では、関西素人な我々は全くそれに気がついていなかった。

 とりあえず王将のメニューを見ながら、ふと見上げると……そこにあったのはジョーシン。
「こんなところまで電気屋とは因果を感じるね……日本橋だったりして。ははは」
「……あの、日本橋店って書いてあるぞ」 「……は?」

 ……もはや宿命というより、何者かの陰謀を感じざるを得ない。なにかの冗談かと半信半疑で先に進むと、全身から日本橋な雰囲気の町並みに出る。日本橋だ……嘘だろ……。所詮、俺様はココストア氏の手のひらで踊っていたに過ぎなかったというのか!?(違)
 流石に店は閉まっている時間帯だったので、一通り敵情視察。数年前に来たときは端に黒龍ラーメンという、うまい屋台があったんだが、見つからなかったので、結局、日本橋の端にあった「めしや丼」で食事をする。むぅ。
 どこかで我々の運命改変装置を回しているやつがいるに違いない。



2004/05/02(日) 曇時々雨
 そんなわけで日帰りが泊まりになってしまったので、さっそく日本橋に出掛ける。マクドナルドに行ってみたらホットスポット&ドリンク飲み放題であったのにビビるが、無線LANで接続できない。あう? ipconfigしてみると、IPは確かに割り当てられているが、ゲートウェイが割り当てられていないし、サブネットマスクも255.255.0.0と少々変である。ちなみに割り当てられたのはグローバルIPアドレス。オーナーは"Internet Assigned Numbers Authority"。結局、このサービスは Yahoo! BBモバイルを契約している人しか使えないようだ。フリースポットというわけではないらしい。……役にたたん。

 仕方ないので、日本橋をうろうろする。雰囲気としては秋葉原によく似た電気街なのだが、絶滅危惧種のMacintoshは単独館が遂に本館と合併してしまっている。ぐぅ……まぁ、大須GoodWillのMac館も短命ではあったが、ニノミヤ日本橋Mac館の方が遥かに充実していただけに残念無念である。PDA関係に至ってはSuperコンプマート大須モバイル館のように充実している場所が無いという有様……逆に隠れたお店以外はキッズランドしか無い大須と比べてプラモデル関係は充実しているが、かつての一休さん価格に慣れた身には少々物足りない……。
 そんなわけで、午前中うろうろしたものの、特に戦果もない。いや、バイクの積載量が気になって泣く泣く諦めたわけでは決してない
 かくて、次の、そして最終目的地である大阪城に向かうことにする。

 で、大阪城である。美しい城である。……コンクリで再建された城だが。ちなみに、この天守閣は三代目で、初代は夏の陣で焼失、二代目は落雷による火災で焼失している。二代目は徳川秀忠が再建したものだ。  天守閣(入場料600円、外から眺めるぶんにはタダ)、入るときに階段で登るかエレベータを使うか選べるのだが、エレベータは長蛇の列になっている。我々は運動不足解消をかねて階段で登ったが、最上階は8階なのでかなり辛い。まあ、吉野山の脳天神社に比べれば屁でも無いが……。ちなみに、階段はビジネスビルと同じ造りなので、犬山城の階段のような趣はまるでない。  8階からの眺めは絶景だが、解説の写真は少々古いので、最近出来たランドマークが載っていないのが残念ではある。8層もあるだけあって館内はビデオ中心の盛りだくさんの展示で、出てきた頃には14時をまわっている。
 ここで、食事をした後、時計を見て平城京は断念、一路帰宅の道を辿る……家に着いたのは8時過ぎ。えらく健康的である。
 勿論、今回も法定速度遵守である。……普通に行けば大阪日帰りも可能かも。うーむ。



2004/05/03(月) 曇のち雨
 そんなわけで著しくハードなGWをしてしまったので、中日の今日は家でまったりPS2版『鋼鉄の咆哮2』にいそしむことにする。陣営は当然、独逸。
 マニュアルに「空母が弱い」と書いてある独逸で、敢えて空母プレイをしてみようと言う趣向である。まぁ、そのうち限界が来るのは見えてはいるが、行けるところまで行ってみようというわけだ。

 とはいえ、最初は駆逐艦しかないので、駆逐艦で攻略開始する。駆逐艦と言ってもドイツ型駆逐艦は15.5cm砲を搭載できる。砲撃重視で魚雷を撤去した攻撃型駆逐艦で序盤はさくさく進めたものの、A−07「自由の風は吹くか」で遂に詰まる。作戦目標は敵要塞砲A×6を破壊する、と至って簡単なのだが、地上からの集中砲火に我が駆逐艦はあっさり轟沈してしまったのだ。何度か試して見るが結果は同じ。業を煮やして巡洋艦でも建造するかと、資金稼ぎにA−06「フィヨルドの炎」(敵巡洋艦×2を撃沈する)をやっていたら、なんと「双胴巡洋艦」を入手してしまう。……いいのか?

 で、四連装15.5cm砲を山のように搭載した双胴巡洋艦でA−07をクリア、その勢いで次々とステージをクリアして行く……そして、超高速巡洋艦「ヴィルベルヴィント」までもをあっさりその毒牙にかけて撃沈……いいのか?

 だが、その進撃も、B−05「必殺のラバウル沖」で詰まる。作戦目標は敵巡洋艦×4を撃沈する、とあっさりしているが、意外と厄介なのだ。敵艦隊の待ち受ける湾内に突入しては撃沈されるという繰り返し……我が双胴巡洋艦を以ってしても、勝てない。
 むぅ。

 空母の出番か?(ぉぃ)



2004/05/04(火) 曇時々雨
 そんなわけで相変わらず家でまったりPS2版『鋼鉄の咆哮2』なGWである。どうせ雨だし。

 で、空母プレイである。航空技術は充分向上したのだが、攻撃機がDo217(LV14)から進化しない……あう? He132はともかく、Me P.1110はどうした? 対艦ミサイル搭載機が出て来ないぞ……。

 ちなみに、PC版エキストラキットでの各国攻撃機で最初の対艦ミサイル搭載機はこんな感じで登場する。

国名 機種名 必要
航空技術Lv
必要
電気技術Lv
日本 橘花改 22  5
アメリカ AV8B ハリアー2 24 10
イギリス バッカニア 24 10
ドイツ Me P.1110 22  5

 ……だが、航空技術力はとうの昔に27にまで達している。で、PS2版の場合を調べてみた。


国名 機種名 必要
航空技術Lv
必要
電気技術Lv
日本 橘花改 22  5
アメリカ A4スカイホーク 24 10
イギリス トーネードGR1 26 20
ドイツ なし
 ……なんでやねん。


2004/05/05(水) 曇
 GW最後の一日なので、家でまったりPS2版『鋼鉄の咆哮2』なである。双胴巡洋艦から空母プレイに切り替えたものの、流石に空母の限界を感じたので、適当に鹵獲アイテムをかき集めて戦艦を建造、要所要所は戦艦に切り替えてクリアしていく。
 C−10のボス、戦艦"荒覇吐"には苦戦を予想したが、主砲を254mmガトリング砲(双胴戦艦"播磨"退治のC−07でガトリング砲系の武装は大量に手に入る)から46cm砲に戻して遠距離砲戦を行ったところ今までの苦労が嘘のようにあっさりクリアできて拍子抜けだった。空母でも勝てたかも……といった感じだ。その後は航空戦艦なんぞ建造して順調に進む。  実はなんてことないD−05"敵への松明"でかなり苦労していたのだが、コレもあることに気付いてからはすんなりクリアする。この任務、一定時間友軍滑走路×2を守り抜く任務なのだが、距離が離れているので片方を護っているうちにもう片方を破壊されてすぐにゲームオーバーになるのである。  ……ここでずいぶん苦労していたのだが、実は敵の攻撃部隊の順次出現条件が敵の一部が撃沈されることだと知って解決した。空母プレイしていると適当に敵部隊を撃破してしまうので、やたらと敵が出現して収拾が付かなくなるようなのだ。航空隊を発艦させずにプレイしたらいともあっさり……うーん。  次に詰まったのはD−09"凍てつく海"の氷山空母"ハバクック"だが、これは再度主砲を254mmガトリング砲に戻した防御重視戦艦を引っ張り出してクリアである。ハウニブーが開発できれば空母で再度クリアしていきたいが……。  そんなこんなで、あっさり最終面にたどり着いたものの、流石にD−10"未来への脅威"(こちらの世界では"光の咆哮"ではない)に陣取る最終ボス、超巨大戦艦"ヴァルケンクラッツァー"は手ごわい。
 全然勝てないで攻めあぐねているところに、手毛手毛から『KILL・BILL Vol.2』を観に行こうと言われて、連行される。
 ついでに大須に寄って鋼鉄の咆哮2の必勝本を買っていこうと思ったのは秘密だ。

 で、必勝本をゲットした後(コーエー製『コンプリートガイド』拡張版の『最強戦艦ガイド』の方もコーエー製……)『KILL・BILL Vol.2』を観る。

 ……ま、まともなストーリーである。DVDのVol.1を買ってきてまだ観ていないのだが、Vol.2はトチ狂い加減は程よく抑えられているらしい。(それでも、所々にウェットの効いたギャグがあるが……) デヴィット・キャラダイン、かっこよすぎ。
 うむ。Vol.1も観なくては。

 ……で、帰ってきてから続きをやる。とりあえず、接近するとボロボロにされる超巨大戦艦"ヴァルケンクラッツァー"対策として、接近しないで戦う方法を試してみることにする。  即ち。既存最強の爆撃機であるハウニブーIIを18機搭載した空母による強襲である。パソコン版では現時点で未完成の最強爆撃機ハウニブーIVを以ってしても超兵器に対する空襲は通用しない。しかし、PS2版ではどうだろう……。

 結果。ハウニブーIIを全機発艦させたあと、湾外で高みの見物と決め込んだ我々に十数分後、勝利の知らせが届いた。超巨大戦艦"ヴァルケンクラッツァー"は、空爆の前にあっさり沈んだのであった。損害はハウニブーII、7機。決して少ない損害では無いが……むぅ。
 二周目だとどうなんだろう。うぅむ。



2004/05/06(木) 曇
 連休も終わりであるが、週も終わりかけである。善き事哉。
 そんなわけでPS2版『鋼鉄の咆哮2』の続きをプレイしてみる。二周目なのでAステージからいきなり光学兵器が飛んできて結構辛いが、それでもさくさく進んで行く。二周目もあっさり終わるかな……うぅむ。
 とりあえず、終わったら次はアメリカでもやるか……。
(こういうのを獲らぬ狸のなんとやらという)



2004/05/07(金) 曇
 週末なので会社の飲み会である。
 そんなわけで、例によって終了後会社に戻ったおかげで午前様でふらふらになって帰ってくる。うぅぅ。

 ね、寝よう。



2004/05/08(土) 晴
 快晴なので、家でまったりPS2版『鋼鉄の咆哮2』の続きをプレイする。(爆)
 二周目なので光学兵器はほとんど無効化されてしまう。光学兵器が大量に手に入るのは二周目以降なので残念ではあるが、結局二周目はレールガンとガトリング砲主体の戦略で挑む。勿論、真の主力はハウニブーなわけだが……。
 実のところ、空母主体で何処まで行けるか見てみたいというのもあり、空母主体で途中までは進めたのだが、やはり限界はあった。

 A-05戦艦護衛
 A-08空母脱出阻止
 B-03空母撃沈
 B-04空母護衛
 B-10超兵器撃破

 で、ざっと上記「を除く」ミッションは空母でクリアしてきたのだが、流石にステージCともなると、限界である。まぁ、縛りプレイするのは一度クリアしてからでもいいかということで、Cステージからは縛りを解除、航空戦艦で進撃、さくさく進める……例によってD-05の空港防衛には手を焼かされたが、空港の北方のポイントを保持すれば割と簡単と気付いて何とかクリア、その後は巨大航空戦艦を入手(D-07で大量のドリル戦艦と共にゲット)してこちらに乗り換え、さくさく進みD-10までたどり着いたものの……超巨大戦艦ルフトシュピーゲルング、強すぎ。

 ……というか、考えてみたら、超巨大戦艦ヴォルケンクラッツァーだって、ハウニブーII(IVはこの期に及んで未だ未開発)の力で倒している(!)わけで、まともに戦って無いし……うーん。
 せっかく手に入れたのだから双胴戦艦でも造って挑んだ方がいいのかな……むぅぅ。



2004/05/09(日) 雨
 大雨なので、家でまったりPS2版『鋼鉄の咆哮2』の続きをプレイする。(汗)
 ……他の面で資金稼ぎをして、ハウニブーIVの開発に成功、超巨大戦艦ルフトシュピーゲルングに再度挑むが……ハウニブーIVを持ってしてもやはり勝てない。……というか、ハウニブーIV全滅よりも超巨大戦艦ルフトシュピーゲルングの70口径100cm砲の超長距離攻撃によって自艦の方がピンチになってしまうのだ。
 むぅぅ。

 仕方ないので、対61cm装甲を備えた対超兵器用双胴戦艦を建造することにする。武装はレールガンII×4、β波動砲1門、後は対空防御用40mm機関砲のみ。

 動力炉は軽量高出力なVIII型を採用し、謎の装置γと謎の推進装置により速力60ノットを誇る超高速重装甲戦艦である。
 で、こいつで超巨大戦艦ルフトシュピーゲルングに戦いを挑む。高速を生かして至近距離に接近、敵の実体弾兵装を無効化して至近距離からβ波動砲を撃ち込む!
 だが、流石に敵も超兵器、β波動砲を2、3発喰らった程度では全然平気である。こちらも先にヴァルケンクラッツァーを撃沈しているため弾数に余裕がなく、β波動砲のエネルギーはあっさり尽きてしまう。残るはレールガンIIだが、ルフトシュピーゲルングの前にはレールガンIIなど豆鉄砲に等しい。もはやこれまでか……と思えたとき、ルフトシュピーゲルングの隣に小さな影を発見する。駆逐艦A.M.サムナー型……そうか!
 轟砲一発、レールガンで駆逐艦A.M.サムナー型を撃沈、そこに浮かんでいたのは……弾薬補給、勝った!

 復活したβ波動砲の再度の連射の前に、無敵と思えたルフトシュピーゲルングも遂に轟沈したのだった……。

 かくて、永きにわたる戦いは、遂にここに終わりを告げたのであった。そして、新たなる戦いが始まる……。

 WW2モードでもやってみるか。



2004/05/10(月) 雨
 大雨なので、素直に家に帰ってきてPS2版『鋼鉄の咆哮2』の続きに付いて検討する。(汗)
 通常モードは一応クリアしたので、次はWW2モードをプレイすることにする。鋼鉄の咆哮十八番の誘導噴進弾に光学兵器、噴進戦闘機が乱舞し、波動砲が全てを破壊する世界とは無縁の、WW2当時の兵器のみで戦うストイックなモードである。
 なにせ、砲についても100cm砲はおろか60口径46cm砲が最大の砲なのだ。無論、史実で最大の艦砲は戦艦大和の45口径46cm砲(ちなみに副砲は60口径15.5cm砲)だから、その意味ではこれでも多少はオーバーテクノロジーは入っているということになるが……もっとも、60cmには及ばないが51cm砲ならば、98式45口径51cm砲がほぼ完成していたが搭載する戦艦が建造中止になったためお蔵入りになった……という話がある。(事実かどうか不明だが) ちなみに、60cmを遥かに越える巨砲として、有名な列車砲ドーラもある。これは、36口径80cm砲という化け物であるが、ゲーム中での最小口径は45口径なので、WW2モードでは80cm砲も幻の兵器になっている。
 砲がこの有様なので、言うまでもなく誘導噴進弾や光学兵器は全く登場しない。フリッツXはどうした、とか言ってはいけない。魚雷も61cm酸素魚雷まで。オーバーテクノロジーの兵器は20cm12連装噴進砲や12cm30連装噴進砲が登場する程度である。

 ストイックだ。で、この世界で最も有利な陣営は何処だろうか。やはり、WW2モードでも序盤から中盤までは航空主兵で進めたい。(ラクだし)
 そうなると、空母と航空機が優秀な陣営ということになる。
 まず、航空母艦。通常モードなら巨大航空戦艦をも上回る25部隊を搭載可能なVI型空母を擁する米海軍が最強なのだが、WW2モードでは米軍とてVI型空母もV型空母(キティ・ホーク級)も建造できない。各国比較は下記のような感じだ。

国名 型式 最大搭載
部隊数
必要鋼材
技術Lv
日本 空母IV 16 15
アメリカ 空母IV 18 18
イギリス 空母IV 16 20
ドイツ 空母IV 18 20

 単純に空母の性能で見ると、アメリカと意外なことに独逸が搭載数でトップである。しかし、航空兵力の真の力は空母ではなく艦載機で決まる。艦載機はどうか。

国名 種別 型式 夜戦 主要
攻撃兵装
必要航空
技術Lv
必要電気
技術Lv
日本 攻撃機 橘花 航空魚雷 19  4
日本 戦闘機 陣風 対空ロケット弾 15  3
日本 爆撃機 火龍 誘導爆弾 21  5
アメリカ 攻撃機 TBF-1アヴェンジャー 航空魚雷  4  1
アメリカ 戦闘機 FH-1ファントム 500lb爆弾 20  4
アメリカ 爆撃機 A-5ビジランティ 2t爆弾 26 20
イギリス 攻撃機 スピアフィッシュ 航空魚雷 18  4
イギリス 戦闘機 ミーティア 20mm航空機関砲 18  4
イギリス 爆撃機 モスキート 1000lb爆弾 13  3
ドイツ 攻撃機 Ju88S 航空魚雷  8  2
ドイツ 戦闘機 He162ザラマンダー 20mm航空機関砲 10   
ドイツ 戦闘機 Do335プファイル 250kg爆弾 13  3
ドイツ 戦闘機 Me262A 不可 ロケット弾  7   
ドイツ 爆撃機 Ju87Cスツーカ 不可 500kg爆弾  3   

 ……なんか、日本が異様に強力な気がするんですけど。誘導爆弾って何よ。ってゆーか、中島の橘花って終戦一週間前の8月7日に初飛行した特攻機(!)だし……。川西J6K1陣風なんて開発中止だし、キ201試作戦闘爆撃機"火龍"なんて図面しかないんじゃ……。ストイックさは一体何処へ?

 それに比べてドイツ帝国のへぼさは何? 1943年に戦艦ローマを沈めた(実用としては)世界初の誘導爆弾"フリッツX"はどうした? 1943年に実戦配備されてたMe163コメートが、なぜにWW2モードで使用不可?
(実用化されなかった秋水も使用不可だが……そういえば世界初のターボジェット機He178とか、その戦闘機版のHe280ってゲームに登場すらしないな……流石不幸なハインケル……これでイタリア海軍がゲームに登場してカプロニ・カンピニN1はWW2モードでも使用可とかいったら泣くぞ、ほんとに)
 世界初の実用ジェット爆撃機 Ar234とかも使用不可だし……ヒトラーが拘った爆撃機型Me262もでねえ……。
(ちなみに本当は、Me262Bは複座機で夜間戦闘機のタイプ)
 対空ロケット装備のロケット戦闘機 Me263も使用不可である。
(なお、Me263(Ju248)はMe163の改良型で実機は1機しかない)

 ドイツの技術は世界一ィだったのに……むぅ。WW2モードは日本にするか。(爆)



2004/05/11(火) 晴
 打って変わって快晴なので、素直に家に帰ってきてPS2版『鋼鉄の咆哮2』の続きである。
 今回はWW2モード。別にWW2モードだから、というわけでもないが、当然の如く空母の開発を最優先する。最初は致し方なく旧式駆逐艦で資金を稼ぐが、「龍譲」級なら鋼材技術Lv2で建造可能なのでさっそく鋼材技術を上昇させ、完成艦を購入、機関と装甲を強化して九七式艦攻を搭載して出撃する。
 旧式機とはいえ、流石にこのレベルなら九七式艦攻も主力として充分通用する。そんなわけで、さくさく進めたはいいが……いきなりA−6で詰まる。

 ミッション内容は敵巡洋艦2隻以上の撃沈。どうということの無い任務である。確かに敵は巡洋艦とはいえ"ポケット戦艦"ドイッツェラント級(史実では国名を冠した艦が沈められると縁起が悪いとのことでネーム・シップが"リュッツォウ"に後に改名されたということで有名)であり、11ポンド砲(28cm砲)を搭載した一万トン級重巡という化け物ではある。(独逸は"装甲艦"と呼称)
 ……しかし、この程度の艦はいかにWW2モードとはいえ『鋼鉄の咆哮』世界では雑魚に過ぎない。……過ぎないはずだった。だが、問題があった。敵艦の性能はともかくとしても……A−6は初の夜戦面なのである。いうまでもなく九七式艦攻も九七式艦爆も夜間は発進不能だ。即ち、空母は戦力外なのだ。ぐはっ。
 仕方ないので駆逐艦で戦いを挑んだものの、結果は完敗。……流石に駆逐艦I型では……。で、鋼材技術をLv3に上げ、"秋月"級IV型駆逐艦で挑むがやはり敗退する。いや、まぁ腕の問題はあるが、兵器技術も0ではまともな艦砲も搭載できない。
 ……普通なら、ここで巡洋艦を投入するところだが、なんか、それはそれで負け犬みたいなので(既にA−6の駆逐艦でのクリアを諦めた時点で負け犬という説も濃厚)いっそ資金稼ぎして夜間攻撃機を開発することにする。(何か違っているような……)

 ちなみに日本で最初の夜間発進可能な攻撃機は流星改(ゲームでの話)で開発には航空技術Lv10と電気技術Lv2が必要だ。爆撃機だと彗星四三型で航空技術Lv8と電気技術Lv2で済むが、こちらはWW2モードでは使用できない。(……と「鋼鉄の咆哮2コンプリートガイド」Koei社刊に書いてある)
 で、必死に資金稼ぎして航空技術をLv10まで上げ(あっさり書いているが技術Lvは上がるに従って更なる上昇のために必要な資金が乗数的に上がって行く……A−6時点で技術Lv10っていうのは実は非常識なレベルで、普通はそこまでレベルを上げる前にもっと先の面まで進んでいる)、続いて電気技術をLv2にする。
 かくて、待望の流星改と彗星四三型が完成……っておぃ!
 WW2モードでは彗星四三型は登場しないんじゃなかったんかい!(……登場しないと「鋼鉄の咆哮2コンプリートガイド」Koei社刊に書いてある
 繰り返すが、技術Lvは上がるに従って更なる上昇のために必要な資金が乗数的に上がって行く…… 航空技術Lv8の彗星四三型が使えるなら、航空技術をLv10まで上げる必要はなかったんですけど。 (先に電気技術Lvを2にしておけば、こんなことにはならなかったのだが……)
 やってくれるな、光栄。

 ……いや、まあいい。使えないはずの機体が使えるのだから、これは幸運と言うものだ。笑って許そう。独逸のロケット戦闘機Me263の武装が何故か対潜ロケットと記載されていても笑って許してやろうではないか。
 ……だけどな、よもやWW2モードでは実は橘花は登場しないとかだったら、ブチ切れますよ私は。



2004/05/12(水) 晴
 快晴なので、午前様である。っていうか、会社を出る時点で既にもう日付変更線を越えているので、日付変更線ともバトルできずである。
 ぐう。いや、それでもエンジン全開で帰ってきたのだが。ううぅ。

 そんなわけで、PS2版『鋼鉄の咆哮2』である。A−7の要塞砲には前回同様苦労したが、鋼材技術Lvを4に上げて新型空母を建造、武器技術Lvを2に上げて主砲の55口径12.7cm高角砲(情け無いがこれが主砲だ)を製造可能として増産、主砲を増設した強化型雲竜級空母でA−7をクリアする。
 ……しかし、流石に、この艦では超兵器には勝てなかったのであった。むぅぅ。
 早く橘花を開発しよう……。



2004/05/13(木) 曇りのち雨
 しとしと雨が降っているので、今日はさっさと帰宅しようとバイクに向かう。……あれ。カバーが丸く光ってる……ってゆーか、ライトが点いてる

 あう! そう、 BMW F650CS のキーにはP、パーキングというのがある。四つ輪の車のパーキングと同じである。つまり、らいとつけっぱー(ライト点けっ放しの意)だ。
 ……って……おそるおそる、エンジンスタートボタンを押す。
 きゅるるる……るんカリカリカリカリ

ぐはっ!

 ぴ、ぴんち。よもや、この夜中に雨が降る中、動いてるときは異様に軽いが止まると異様に重い我が BMW F650CS を押して帰れと?

 いや、確かに HONDA JADE なら押して帰ったことはあるが……あれは250ccで161kgだ。BMW F650CS は191kgも……って、あんま変わらんな
 ……って、いや、そういう問題じゃないぞ……。

 だが、私は冷静だった。こんなこともあろうかと……ふっ、こんなこともあろぉかとっ!
 実は私のバイクにはブースターケーブルを常備しているのであった。本来の目的はツーリング先でバッテリーが上がったときの最後の手段友人が困っているときに救出するためだったのだが……。
 で、社有車から電気を借りて、あっさりエンジン始動。

 やはり、転ばぬ先の杖である。(……いや、そうかもしれんが……)



2004/05/14(金) 晴
 そんなわけで、(どんなわけだ)仕事にケリをつけるのを諦めてさっさと帰ってPS2版『鋼鉄の咆哮2』である。いや、午前様でさっさというのはなんだがまあ良い。

 で、せこせこ稼いだなけなしの資金を突っ込んで、ついに航空技術Lvを19迄上げ、夢の噴進攻撃機「橘花」が完成する。……これなら……この機体ならば!
 そんなわけで、さっそく「橘花」13機を満載した我が攻撃空母で、超兵器「ヴィルベルヴィント」に戦いを挑む。
 ……結果、我が艦は最新鋭噴進攻撃機「橘花」3機を喪ったものの、超兵器「ヴィルベルヴィント」を撃沈、此処に、絶対を誇った帝國の超兵器無敵伝説は崩壊したのだった……。

 ……だが、攻撃機は使い勝手に若干難がある。そこで、超兵器を倒したことで得られた資金に加え、更に実感の資金稼ぎをして航空技術Lvを21まで上げ、遂に最新鋭噴進爆撃機「火竜」を実用化……できなかった
 ……なんでやねん! 日本ならWW2モードでも誘導爆弾装備の噴進爆撃機「火竜」が使えるんじゃなかったんかい!(と、「鋼鉄の咆哮2コンプリートガイド」Koei社刊に書いてある)
 ……ぐぅ。やるな、光栄。



2004/05/15(土) 曇りのち雨
 そんなわけで、休日出勤でふらふらになって帰ってくる。おまけに帰り際には大雨だし。
 ぐふっ。いや、朝方こんな快晴の日に休日出勤(って行っても只の土曜だが)かぁ……と憂鬱だったのは認めるが、だからって、思いっきり全開で雨にしなくても、神様……うーーーん。



2004/05/16(日) 雨のち曇
 そんなわけで、今日は流石に休ませてもらうことにしたのだが……外は大雨なので家でおとなしくPS2版『鋼鉄の咆哮2』である。火竜が使えないということは、WW2モードでの日本の攻撃機は「橘花」、爆撃機は「彗星五四型」までということになる。ちなみに戦闘機は「秋水」と「震電」までだ。(「鋼鉄の咆哮2コンプリートガイド」Koei社刊ではいづれも使えないことになっているが……

 性能に限界があるなら、もはや数で勝負するしかない。となると、空母の大型化である。……で、鋼材技術Lvに投資してIV型大鳳級空母を完成させる。「鋼鉄の咆哮2コンプリートガイド」Koei社刊ではWW2モードでの日本の空母はこれが最終型ということになっている。……でもV型空母って実在艦の信濃級なんですけど……。

 で、空母が強化された事もあって、さくさく進み、遂に第2の超兵器「ドレッドノート」との対戦のときを迎える……。

 が、今日は此処までとしてお出かけである。  ひょんなことで名古屋大学交響楽団第86回定期演奏会を観に行くことになったのだ。題目はブラームス交響曲第2番ニ短調作品73と、グリーク ピアノ協奏曲イ短調作品16。指揮者は岩村 力、ピアノは若林 顕
 ……ピアノの若林氏、結構凄い。アンコールにも応えてくれたし。むぅ。岩村氏の指揮も素晴らしい。
 これで、曲目がマーラー第5番とかならいう事なしなのだが……。

 ってもらったチラシをぱらぱら見ていたら、こんな事が書いてある。

 2004年7月24日(土) 名古屋シンフォニア管弦楽団第45回定期演奏会。指揮 岩村 力。曲目 モーツァルト 「魔笛」序曲、マーラー 交響曲第5番。

 うわあ! 出勤日じゃなかったら観に行くのに……。(泣



2004/05/17(月) 雨のち曇
 そんなわけで、御仕事である。……で、帰ってきてからPS2版『鋼鉄の咆哮2』である。ドレッドノートは意外なほどあっさり沈んだのだが、その後のミッションでは流石に空母の限界が見え始める。なにせ、航空主兵の要である艦載機は第二次世界大戦末期までしかない。これでは通常モードのように航空機の性能差で圧倒することはできない。

 で、ここで航空戦艦を建造しても良かったのだが、いっそあっさり戦艦に移行するのもいいかと考えて戦艦を建造してみる。

超大和級戦艦"薩摩"
戦艦VII級 34,292t 耐久力4,500 対51cm防御装甲 V.P 65% 完全防御
戦艦ボイラーIV x26基 129,024hp
標準タービンV x4基 回転効率144% 最大速力33Kt
戦艦前艦橋VII 戦艦後艦橋VII 探照灯6基 指揮値62 
対水上索敵28 対水中索敵10
搭載航空機 2部隊 発艦時間30 
46cm45口径     x3
12.7cm高角砲65口径 x10
40mm機銃      x14
12cm30連装噴進砲  x6
電波照準儀I  音波探信儀II  電波探信儀II
発砲遅延装置II  自動装填装置III  自動消火装置II
応急注排水装置II 
評価A 重防御型

航空技術 19
機関技術 10
鋼材技術 25
兵器技術 09
電気技術 11

 ……なんというか、芸の無い戦艦である。まるで昔の双胴戦艦を髣髴とさせるような「精緻な設計」という言葉がおよそ似合わない戦艦である。
 PC版だと山のように副砲を搭載するところだが、PS2版では自動射撃が無いので主な大口径砲は主砲のみである。
(対空火器は搭載の意味があるが……)

 それでも、本艦はその圧倒的な防御力で空母で苦戦を強いられた面をあっさりとクリアしていったのであった……いいのかなぁ。



2004/05/18(火) 曇
 そんなわけで、帰ってきてからPS2版『鋼鉄の咆哮2』である。
 確かに縛りプレイや我慢プレイをしているつもりはなかったのだが、航空母艦ではあっさり撃沈されるような激しい攻撃を平然と受け流す超弩級戦艦を使っていると、今までの苦労が嘘のようだ。この程度のレベルでは、ほとんど無敵に等しい。

 ……うーん。まあ、この間でもいつか限界は来るのだろうが……。



2004/05/19(水) 曇時々雨
 そんなわけで、午前様である。まあ、確かに日付変更線とバトルする余地は皆無ではなかったが、いくら我が相棒のF650CSが優秀だろうと、流石に残り3分では戦いを挑むのはムリだ。
 むぅ。

 ……明日こそはせめて戦いの余地がある事を祈ろう……。



2004/05/20(木) 雨
 雨である。ひたすら雨である。うぅぅ。
 まあ、休日晴れてくれれば、別に平日雨なのは構いはしない……こともないな、ぐう。



2004/05/21(金) 晴
 どうも、昨日は台風だったらしい。しらんかった。(おぃ
 そんなわけで台風一過で快晴である。明日も快晴であろう……どうせ、出勤なんだが。
 そんなわけで、帰ってからほけーっとTVを見ていたら、凄いものを見てしまう。

 エアコン付きサイドカー

 ……おい。で、インターネットで検索してみる……コイツだ。その名もメガゼウス。か……かっこよすぎる。二輪扱いだが普通免許で運転可能。(っーか、普通免許が必要) ほ、欲しい……俺様のF650CSが4台買えるけど……。
 (でも、これでもサイドカーとしては安いらしい!)



2004/05/22(土) 晴
 そんなわけで、土曜日出勤で午前様でふらふらになって帰ってくる。このまま寝てしまうのももったいないので、帰ってきてからPS2版『鋼鉄の咆哮2』である。
 WW2モードの日本の最強艦たるVII型戦艦こと超大和級戦艦"薩摩"は強力無比である。結局、一周目のヴァルケンクラッツァーは楽勝でクリアしてしまう。
 うーん。これでいいのだろうか……。



2004/05/23(日) 雨のち曇
 昨日は帰ってきてからPS2版『鋼鉄の咆哮2』に燃えていたおかげで今日は爆睡していたのだが、会社で使う機材(テンキーだ(笑))を買わねばならないので大須にお出かけである。  ……って外は雨である。仕方ないので糸様を召喚して四つ輪(非BMW)でお出かけである。取り急ぎ会社の用事を済ませてしまって各店舗を回る……ほお、SIMPLE 2000シリーズVol.51[THE 戦艦]が発売されているでわないか。とりあえず、買う。ついでに気になっている『Grand Theft Auto(GTA) Vice City』も買おうかと思ったが、また積みゲーを増やしても仕方ないので、とりあえず今日の買い物はコレだけである。私にしてはえらくシンプルだ。

 そんなわけで、糸様邸で[THE 戦艦]をやってみることにする。とりあえずマニュアルを見る……ぺらぺらだ。裏面のVol.50[THE 大美人]と、Vol.52[THE 地球侵略群 〜スペースレイダース〜]の宣伝くらいしか読むところがない。ちなみに、[THE 地球侵略群]はどこでも売り切れだった……4店舗も回ったんだけどなあ……いや、スペースレイダースは今は関係ない。(負け犬)

 [THE 戦艦]のゲーム自体はステージクリア制で、1941、1942、1943の3つのステージがあり、更にそれぞれがハワイ海戦、マレー沖海戦……などの面に分かれている。ステージ自体は順にクリアしていかなくてはならないが、一度クリアしたステージを再度プレイする事は自由にできるようだ。
 読む要素がほとんど無いマニュアルを見る限りでは、設計という要素の無い『鋼鉄の咆哮2〜WARSHIP GUNNER〜』かな、という感じの印象だ。  味方で操作できるのが秋月型駆逐艦、大和級戦艦の二種、味方としてその他零式艦上戦闘機二十一型、同五二型、紫電改が登場、敵としてはアイオワ級戦艦、エセックス級空母、ガトー級潜水艦、戦闘機としてワイルドキャット、ヘルキャット、ベアキャットが登場する。……味方はともかく、敵が戦艦、空母、潜水艦、各一種その他は戦闘機というのはちょっと……一抹の不安がよぎる。

 で、仕方ないので、ゲーム開始である。最初のドック内の自艦の図は『鋼鉄の咆哮2〜WARSHIP GUNNER〜』そのまんまだ。ただし、ぐりぐり回転させて自艦を眺める事は出来ないようだ。
(ちなみに、後で分かったが、同型艦でも細部の違いを表現していたりする……実際の考証がきちんとされているかは謎)

 とりあえず、さっそくステージ開始である。……あれ、前進後退のボタンはどれだ……で、マニュアルを読み返してみる……その結果、このゲームに自艦の前進後退なんぞ存在しないことが判明する。あうっ。
 つまり、このゲームは『鋼鉄の咆哮2〜WARSHIP GUNNER〜』ではなくて、『スターブレード』や『ギャラクシアン3』なのだ。もっとも、それはゲーム性が、ということで、画面の背景がばりばり3DCGということではないし、画面は360度上下左右(正確には海面下はないが)回転する。
 しかし、自艦の機動という要素は無いので、『鋼鉄の咆哮2〜WARSHIP GUNNER〜』とはずいぶん違う印象だ。また、敵は自分に対して攻撃してくるが、自艦の耐久度という要素はなく、代わりに友軍損耗ゲージというのがあってこれが自艦の耐久度の代わりになる。もっとも、実際はこのゲージが0になってゲームオーバーになる事は無い(……と思う)。各面は時間制限が設けられていて、一定時間が経過すると勝手に終わってしまうのだ。
 各面の目的は生き残る事ではなく、時間制限内の友軍損耗率を何%以下に抑えるか、制限時間内で敵軍損耗率を何%以上にする、の、2種類(だけだと思う)。
 画面内の敵艦は目視よりも、むしろレーダーが頼りになる。背景として描かれた敵(味方?)の炎上する空母と敵艦の区別が紛らわしいのだ。これは航空機も同じで背景として上空を編隊飛行して行く敵機の群れは慣れるまでかなり紛らわしい。ただし、厄介なことに敵機はレーダーには映らないので、こちらは目視で迎撃する必要がある。
(レーダー画面上の艦形のグリッドは敵艦だが、点は敵ではないようだ……正体不明)
 対空射撃については、『鋼鉄の咆哮2〜WARSHIP GUNNER〜』より敵機の動きは遅いが、ズーム時の360度スクロールも遅い気がするので、「振り向きつつ」行う対空射撃は辛い。

 また、潜水艦もレーダーには映らないので、こちらも目視での索敵が必要だ。潜水艦は浮上時に対して砲撃するので戦艦大和使用時でも対潜水艦戦闘に支障はない。このゲームの敵潜水艦は、可潜艦的な演出で、その意味では多少リアリティがある。対潜全周警戒、というそのまんまな感じだ。実戦同様夜戦もあるので目視に頼る部分は夜戦では少々辛いが……。
 対艦/対空戦では味方を誤射する、という要素もある。ただ、味方艦は比較的容易に区別できるので、誤射するのは航空機の事が多いと思う。味方機を照準すると赤字で警告が出るので比較的区別は楽だが、それでもやってみると誤射する事も多い。

 ステージが進むと1942から自艦に大和級が使えるようになる(自艦は面ごとに決まっているのでその意味では選択制ではない)が、戦闘中に選択できる武器の種類が多少違う(大和には魚雷は無い代わりに連装高角砲がある)だけで、プレイした感じはそんなに違わない……。
 武器の切り替えは操作方法こそ違うが『鋼鉄の咆哮2〜WARSHIP GUNNER〜』と同じだ。即ち使用していない武器で自動射撃してくれる事は当然ない。いうまでもなく迎撃モードもない。(当たり前か)
 武器の使い分けは、なんとなく感覚が違う。マニュアルにはこうある。

3種類の武器の性能等を説明

秋月型
 参連装主砲:対艦戦に優れた兵器   攻撃力(大)
 魚雷   :対潜水艦に優れた兵器  攻撃力(中)
 連装機銃 :速射性に優れた対空兵器 攻撃力(小)
大和型
 参連装主砲:対艦/対潜水艦戦に優れた兵器 攻撃力(大)
 連装高角砲:対艦/対潜水艦戦に優れた兵器 攻撃力(中)
 連装機銃 :速射性に優れた対空兵器    攻撃力(小)

 魚雷:対潜水艦に優れた兵器……魚雷って一撃必殺の対艦兵器じゃないのか? それに、連装高角砲:対艦/対潜水艦戦に優れた兵器ってなんだ?高角砲って対空兵器だろうが! そりゃ、まあ、対艦砲にも使えはするし、『鋼鉄の咆哮2〜WARSHIP GUNNER〜』の12.7サンチ高角砲は軽量で空母搭載用の対艦砲としてそれなりに有効なんだが……。そういえば秋月型って有名な防空駆逐艦で、その主砲は長10サンチ高角砲のはず……。
 ちなみに、参連装に「参」って漢数字を使う辺りは妙な拘りを感じるが、駆逐艦秋月型の主砲は三連装ではなく二連装の六五口径長十サンチ連装砲四基だ。(糸様から御指摘を受けた)
 うーん。ただ、ゲーム中でも参連装主砲ってあるが、弾は連装で出てるような……。
 なお、対艦戦でも魚雷は有効なようで、その意味では用途はあくまで参考なのかもしれない。主砲で敵機を撃墜する事も可能なようだ。ただ、高角砲は弾道が下にずれるので対空にはあまり有効ではない。
 なお、弾切れの要素はない。ただ、装填時間の要素はあり、武器の切替の感覚は『バーチャロン』に近い。

 このゲームのウリとして『鋼鉄の咆哮2〜WARSHIP GUNNER〜』にはないリプレイモードがある。後方にも弾や魚雷(!)が飛ぶし、自艦の弾の発射位置がおかしい、そもそも砲弾の演出が下手、さらに大和が味方の駆逐艦の横腹に激突してたりするなど、妙なところはあるが、意外なことに映像としては結構見れる。『鋼鉄の咆哮2〜WARSHIP GUNNER〜』よりゲーム中のズーム時の360度スクロールが遅い気がする分、自艦の砲の回転も『鋼鉄の咆哮2〜WARSHIP GUNNER〜』程玩具っぽくはない。
(なお、リプレイでの視点変更、編集、保存は出来ない)

 [THE 戦艦]、総じて期待が大きかった分、期待はずれな感じだ。悪くはないのかもしれないが、やっぱり2,000円のゲームといった感じで、その意味では[地球防衛軍]とは大きく違う。あれは出来が良すぎたのかもしれないが……。戦闘中の見下ろし位置は艦橋からのような位置だったり、絵的にも『鋼鉄の咆哮2〜WARSHIP GUNNER〜』よりリアリティのあるところはあるのだが……やっぱり『鋼鉄の咆哮2〜WARSHIP GUNNER〜』のWW2モードでもやっておけ、と言った感じ。

 で、最後に糸様邸でVTRの「トリビア」を観て〆る。「ピストルと日本刀ではどっちが強いのか」。これ、一部でかなり話題になったようだ。達人同士で戦えるわけがないし、戦う場所でも違うから、そんな質問に意味は……と思ったら、なんと、ピストルで日本刀を正面から撃ったら、弾丸を真っ二つにできるのか? という方向で番組が進む。  最初は「それってなんか違うだろ!」と突っ込んでみたりしていたのだが、これはこれで興味が……。
 結果を知りたい人は「ピストル 日本刀 トリビア」あたりでぐぐって見て欲しい。うむ。
 有意義な土曜日だった。



2004/05/24(月) 晴
 神様が反省していなかったらしく、今日は快晴である。むぅ。
 そんなわけで、[THE 戦艦]の続きをする。1942のビスマルク海海戦でかなり手間取ったものの、何とかクリア、1943に突入する。コレって覚えゲーかも。
 慣れれば各面のクリアは意外と簡単……なんだが、クリアしたら二度とプレイしないかも……うーん。



2004/05/25(火) 晴
 今日は「比較的」さっさと帰ってきたので帰りにローソンに寄る。ちょっと気になるアイテムがあったのである。その名も「お茶犬おきあがりこぼし」
 解説によると、おきあがりこぼしは何度倒れても起き上がるので、縁起がいいらしい。もっとも、その解説の書いてあるこの「お茶犬おきあがりこぼし」はたまに倒れたまま起き上がってこないことがあるのだが。(爆)

 ……でも、これ、中々かわいいアイテムなのだ。で、2個目をゲットしようと思っていたのだが……商品入れ替えでマスコットになっていた
 ……がっくし。



2004/05/26(水) 晴
 どうも神様は何か誤解したらしく快晴である。むぅ。
 週末も晴れる事を祈りつつ、午前様な今日この頃である。嗚呼。



2004/05/27(木) 晴
 そんなわけで、[THE 戦艦]はあっさりクリアしてしまったので、会社の帰りに[THE 地球侵略群]を買ってくる。これは各店舗で売り切れていたようなので、かなり期待していたのだが……。  そのまんまインベーダーゲームだった。(爆) 個人的には[地球防衛軍]みたいなのかと思っていたが、全然そんなのじゃなかった……むぅ。
 素直にバイスシティ買ってこよう……。



2004/05/28(金) 晴
 そんなわけで、[THE 地球侵略群]の主人公3人のうちの一人、警察官のNajiでクリアする。……なし崩しでクリアしただけでほとんど作業という感じである。はっきり言って、[THE 戦艦]の方がまだマシというか……むぅ。

 やっぱり世間の評価を確認してから買えばよかった……Vol.39[THE ぼくの街づくり 〜街ingメーカー++〜]とかVol.33[THE ジェットコースター 〜遊園地をつくろう〜]とかは、結構評価高いみたいなんだが……うぅ。  がっくし。



2004/05/29(土) 晴
 そんなわけで会社の運動会で、帰りに会社の機材を店頭購入して帰ってくる土曜日である。ついでに、『grand theft auto Vice city』を買ってくる。
 ……いい加減\2,000ゲームには懲りたのだ。『地球防衛軍』のような例外もあるが、基本的にはやっぱりそれなりの対価を払わないと得られるものは少ないという事を学んだわけであり。
 で、やってみる。私にとっては初代『grand theft auto』以来のGTAプレイなので、初代のような2Dのいかにも地味な画面でこんなにも面白い……というギャップがない分、3D版GTAは、なんとなく敬遠するものもあった。(3D版POSTALみたいなもんだ)
 しかし、自由度の高さは相変わらずである。私は前作をプレイしていないが、調べて見ると前作『grand theft auto III』の建物に入れない、飛行機やバイクに乗れない、といった点が改善されているとの事。
 そればかりでなく、タクシーを奪取すると『Crazy Taxi』もかくやといわんばかりのタクシー送迎で小銭を稼ぐこともできるのだ!
 で、ミッションを無視して通行人を襲っていたヤンキー集団と乱闘開始、そのうちパトカーがやってきて警官に襲われたので「なに見とったんぢゃゴラァ! 悪いのは向こうやろうがァッ!」と、警官を撃退、拳銃を奪うも、次から次へと迫り来る警官隊と激しい銃撃戦になり、パトカーを奪って脱出するも暴走途中で民家に突っ込んで車が横転、なんとか這い出したところでパトカーが爆発!
 ……気がつくと、病院から出たところで呆然としている私……なんてこともできる。(おひ
 ちなみに、このゲームでは接触しようが横転しようが全く傷も付かずに新品同様な艶々という多くのカーレースゲームと異なり、『RUNABOUT』の如く、ぶつかれば車は傷だらけになってボンネットが吹き飛ぶ。(いや、このゲームはカーレースゲームじゃないんだが) リアリティ溢れる演出だ……。

 そんなわけで、最初のミッション、ヤクの取引を襲撃され全てを失った弁護士ケンのために黒幕である街の顔役、コルテス大佐のパーティーに向かう主人公トミー。大佐の船上パーティーで娘のメルセデス(! ネーミングセンスは映画『TAXI』シリーズ並だ……)を紹介され、すっかりその気になって大型ロールスロイス(たぶんパークウォード……でもロールスロイスも今はVW傘下……)でクラブまで彼女を送迎する……ちなみに、ロールスロイスは港の駐車場で適当に選んで盗んだ。(爆

 そのあとは少し暇になるので一旦ホテルに戻ってから街に繰り出すと雨……ざざ降りなのでタクシーを奪って小銭稼ぎを開始、パトカーを振り切って客を乗せ、目的地に向かって爆走するもハンドル操作を誤って車が横転。客は怖がって逃げ出し、自分はやっとの思いで這い出したものの、またも車が爆発!  ……気がつくと、病院から出たところで呆然としている私……こんなこともできる。(おひ

 ちなみに、車を奪うのはあっけないほど簡単(映画『60セカンズ』並)だが、盗難車を売ることは出来ないので資金稼ぎには使えない。(笑)

 当分はクレイジータクシーかな……。



2004/05/30(日) 晴
 今日はビューエルのミニミニ試乗会か陸自の駐屯地祭でも行こうかと思っていたのだが……昨日の会社の運動会で一日中日光を浴びたおかげで顔と腕が日焼けって言うより文字通り軽度の火傷に近い状態になってしまったのだ。
 日焼けって軽度の火傷そのものなのだが、ひりひりして無茶苦茶辛いので、ココストア氏を召喚、大須巡りに留めて今日はココストア氏邸でおとなしくPS2に励むことにする。ぐはっ。
 まぁ、貸しっぱなしだった『地球防衛軍』がもう一回やりたくなったという理由もあるが。で、『地球防衛軍』で全くプレイしていなかったEASY(手応えがないと言う理由でプレイはもっぱらHARD以上が主体だった)を一通りクリアする。
 もっとも、ココストア氏は大須で買い込んで来た『スーパーロボット大戦MX』がやりたくてうずうずしていたようだが。うむ。
 日焼け恐るべし。



2004/05/31(土) 晴
 天候管理局は雨だと言っていたが、今日も快晴である。おかげで日焼けの後がヒリヒリ痛い。  もっとも普段は日光を浴びない引き篭もり生活なので、あんまり関係ないのだが。(爆) そんなわけで、今日は何とか日付変更線に勝利して帰宅、『地球防衛軍』に燃える。積みゲーは一杯あるのに……うぅ。  現在の達成率64.8%、所有武器 74/ 111種類。  先は長い……。




前の日記 | 次の日記 | もどる
Presented By Dark Knight.