05/01(金)[21世紀まであと976日] 曇

 5月である。明日から4連休である。若干の不安はあったが何とか確保である。一年ごしの夢実現である。この際世間で11連休だとか騒いでいるのは気にしてはいけないのである。……しかし、せっかくの4連休だというのにいきなり明日は雨って言うのはどーゆーこと? って、もう雨降ってるしぃ!

 むぅ。天は二物を与えずとはよく言ったもんである。ぐっすし。


05/02(土)[21世紀まであと975日] 曇

 今日から4連休である。雨である。天は二物を与えずとはよく言ったものである。そんなわけで、例によって大須巡礼参りをすることにする。あんまり戦果なしである。せいぜい『GAME BLAST』95年10月号の古本をゲットしたぐらいである。特集『大戦略 for Windowsショートストーリー F−111爆撃機出撃す』に心惹かれて買ってしまったのだが、まさか記事を書いたのが大石英司氏とは思わなかった。あの「環太平洋戦争」シリーズや「第二次太平洋戦争」を書いた御仁である。個人的には「シーデビル」シリーズが一押しである。……そんなわけで、かなり楽しめる記事なのであった。「なんでUS−1とか、核を積んだB−2爆撃機とか,私が大好きなスペクター攻撃機とかがこの戦場には出てこんのだ!?」という台詞はかなり笑える。(訳注:AC−130スペクター/ガンシップの名で知られる対地支援攻撃機。C−130ハーキュリーの改造機で25mm機関砲、ボフォース40mm砲、105mm軽砲、対戦車ミサイル・ヘルファイヤー等を搭載した空の悪魔)

 しかし、「F−22があって,コマンチがないはずないだろ?」(中略)「ユーザー登録ハガキに一筆したためておきます。必ずや」とかって本当に書いてくれたのかしらん。コマンチはVに出てきたような気もするな。ううむ、ユーザー登録ハガキ恐るべし。でも、ガンシップは出てきてないよな。次回作に期待しよう。って、この記事3年前のか。(爆) メックウォリアー2の記事とか、あんまり時代を感じさせないあたり、それほどこの業界、進歩してないのかもしれない。(しかし、横浜のバトルテックセンターが潰れたってのは3年前から全然知らなかった……私が進歩していないだけなのか?)


05/03(日)[21世紀まであと974日] 曇

 目が覚めたら16時である。(爆) どうも、さいきん生活時間が12時間ほどずれているような気がしてならないのは気のせいだろうか。困ったもんである。

 仕方がないので『Wizardry LLYLGAMYN SAGA』に燃えることにする。そろそろ実力もついてきたのでWERDNA退治に出かけてみる。扉を蹴破ると同時にTILTOWAITをぶち込んで親衛隊のVAMPIREどもを爆炎とともに地獄に送り込み、BLADE CUSINART!を装備した侍どもがWERDNAに斬りかかる! 結果、2ターンでWERDNAは昇天してしまった。うーむ、昔はあんなに手強かったのに……もっとも、WERDNAの放つTILTOWAITに一度だけ耐え抜く体力とTILTOWAITさえ持っていれば、奴らを全滅させるのはそんなに大変ではないみたいである。ちなみに、WERDNAを倒したのはEVILパーティの方である。GOODパーティの方は相変わらずMALORが(そして、もちろんTILTOWAITも)使えないので、未だにWERDNA退治にいけないのであった。困ったものである。もちろん、AMULET of WERDNA を装備すればMALORは使えるのだが、それで呪われてしまうのもしゃくな話である。Wizardlyの基本はやはり、入り口付近にAMULET of WERDNAをいくつも持った盗賊をぽつねんと立たせておくことであろう。しかし、WEDNAを倒したのはいいけれど、相変わらずMURAMASA BLADE!もGURB of LORD'Sも手に入らないし……うーむ、まだまだ先は長いかもしれない。(ぉぃぉぃ、KNIGHT of DIAMONDSはどうしたよ?)


05/04(月)[21世紀まであと973日] 晴

 男だったら日本海である。(女でも可) そんなわけで、名神高速をひた走り、若狭湾に行ってみる。少々のトラブルはあったものの、無事に気比の松原にたどり着く。……なんだか、イメージしていた日本海ではなかったのだが、まあ、行った場所が気比の松原ではイメージと違うのは仕方ないところであろう。本当だったらレインボーラインとか原発とか(ぉぃ)舞鶴のイージス護衛艦(ぉぃぉぃぉぃっ)とかも見てみたかったのだが、なにぶんアバウトな計画と思いつきで行動している我々である。そこまで望むのは酷と言うものだ。(?) うー疲れた。


05/05(火)[21世紀まであと972日] 曇時々雨

 強化装甲服の出てこない宇宙の戦士を観に行く……つもりだったのだが、長蛇の列に負けて沈没船を観る。(敗北) 世間でかなりの評判なのでまあ一度は観ておこうかと思ったのだが……結論から言うと、いい意味でも悪い意味でもそのまんまの映画という評価がふさわしいような気がする。

 こういう特撮を期待する向きには結構お勧めではある。もちろん、特撮のアラ探しもできるのだが、これはそういう楽しみ方をする映画じゃないと思う。(当然か) まぁ、前半の「おお、アビスだ」みたいな感じのノリにちょっとときめいたのは事実だが。(爆) 『EVENT HORAISON』みたいに「特撮を特撮と感じさせない」という演出もあるので、ある意味でこれは完成された形なのだろう。従って、「そういうもの」を期待する向きにはお勧めの映画である。うむ。でも、やっぱりこれってカップルで観る映画だよな。(笑)

 ちなみに、個人的には(スタッフロールで OLD ROSE SPECIAL MAKE UP のスタッフもいたことだし)あの方って一人二役(?)なのかなとか、CMで有名な「直立した船の船尾柵に掴まってる」シーンからあの二人はどうやって生き延びるんだ、とか、船長ってショーン・コネリーか?、とかを気にしてました、はい。

(訳注:ローズ嬢は二役ではありません。老婦人ローズの方は「透明人間」のヒロイン、グロリア・スチュアート氏です。船長はバーナード・ヒル氏でショーン・コネリー氏とは他人のそら似みたいです……似てますよね? あと、どうやって生き延びるかは観てのお楽しみと言うことで……いや、そのまんまなんだけど。)

 しかし、上映中にPHSはやめて欲しかったよな。殴るよ、もぅ。


05/06(水)[21世紀まであと971日] 曇

 昨日、沈没船上映待ち時間の暇を潰すために映画館併設の書店で買った、『飛行空母を墜とせ』(大石英司著、祥伝社)を読み終える。普通だったらゲームセンターで時間潰しをしているところなのだが、なんか凄い混雑で、いい席に座るためには上映時間の50分も前から並んでいなければならなかったのだ。なんか、映画館の陰謀に乗せられたような気もするのだが、まぁ、『飛行空母を墜とせ』、なかなか面白かったので良しとしよう。

 やはり、飛行空母というのはそそる存在である。なにかとデカいものに憧れる馬鹿な男どもへの批判を昨日の映画で聞いたような気はするが、いいものはいいのだ。元々飛行空母という発想はそんなにSF的なものではない。航空戦略の根幹をなす空中給油機はそのまま飛行空母的発想によるものである。文字通りの「飛行空母」も、実用にはならなかったものの、1940年代に飛行空母の艦載機として造られた有名なXF−85”タマゴ戦闘機”ゴブリンやその後継とも言える『トム・トム・プロジェクト』等が実在する。空中空母計画は昔から存在しているのだ……ほとんど実用にならなかったけれども。

 で、現代の近未来小説の中で出てくる空中空母はたいていB−2の化け物みたいな全翼機、飛行甲板を持つ文字通りの「空飛ぶ空母」で、ついでに反応動力を採用というところが相場のようである。(『戦闘妖精雪風』に出てきた機体もそうだった) 『飛行空母を墜とせ』もその例にもれず、そのまんまの機体をスカンク・ワークスが開発、実用化したという設定になっている。コンセプトはしっかりしているし、通好みの蘊蓄もにやりとさせられるものがある。この手の小説でありがちな人物描写が貧弱ということもない。その手のファンにはかなりお勧めである。この『飛行空母を墜とせ』、ハーキュリーズ・スペクター攻撃機……一般にはガンシップの名で知られるAC−130U(文中ではH型とU型の中間とある)……を主役とした『制圧攻撃機発進せよ』シリーズの最新刊なのだが、個人的に1巻が麻薬組織との戦いで2巻が反政府ゲリラとの戦いという非常に地味なところが気に入らず買い控えていたのであった。しかし、『飛行空母を墜とせ』を読んで少し気が変わってしまった。うーん、どっかで探して買ってこよう。(3巻だけ先に読むなよ……)


05/07(木)[21世紀まであと970日] 曇

 久しぶりに日付変更線と熱いバトルを繰り広げて帰ってくる。まぁ、雨が降らなかったのは幸いである。しかし……眠い。うーん、GWで身体がだれてしまったのかもしれない。(そうか?) 今日はさっさと寝ることにしよう……。


05/08(金)[21世紀まであと969日] 曇

 激戦の末に日付変更線に敗北する。流石は我がライバルである。そうそう勝ってばかりもいられないみたいである。

 そんなわけで、帰ってきてから映画館併設のゲームソフト屋(24時間営業のMTG販売店である)でもらってきたゲームのパンフレットをぱらぱらと眺める。あの『ARMORED CORE』のフロム・ソフトウェアが『KING'S FIELD』シリーズに続く新たな3Dダンジョン型RPGを出すらしい。その名も『SHADOW TOWER』。前作のハードな世界にどっぷりとはまってしまった私としては、かなり期待していたりするのだ。……もっとも、『KNIG'S FIELD』こそまともにクリアしたものの、『KING'S FIELD II』は最後の最後で詰まったままだし、『KING'S FIELD III』は(IIを解いていないので)買ってないという情けない私が期待するのは間違いかもしれないが。

 そう、『KING'S FIELD II』は、あるミスを犯すと最強の魔剣が永久に手に入らなくなるという恐るべき罠があるのである。(ハイ、ものの見事にはまりました) このおかげで私は最後のボス、ブラック・ドラゴン相手に魔剣なしで戦いを挑む羽目になったのだ。もちろん勝てないので最初からやり直しを強いられたのだが、これに嫌気がさして(何せこのゲームの序盤は地獄である)『KING'S FIELD II』はそれっきりになっていたりするのであった。Wizardlyに匹敵する序盤のハードな難易度はいいとしても、ハマりだけは勘弁して欲しかった……。とはいえ、つまらないゲームではないので、久しぶりにやり直してみるのも悪くないかもしれない。うーん、『SHADOW TOWER』買う前に、『KING'S FIELD』シリーズを解かなくては、と思う今日この頃なのであった……。(ちなみに『KING'S FIELD 』の方は初めから最後まで3回以上もプレイしていたりする……やっぱりハメは邪道だよなぁ)

 ……そんなことを思いながらぱらぱらとパンフレットを眺めていて角の方に小さな囲み記事が載っているのに気が付く。『(株)バンダイより5月上旬に「アーマード・コア」のガレージキット発売予定』……ぉぃ!

 うおお、買わねぶわっ! 


05/09(土)[21世紀まであと968日] 曇

 強化装甲服の出てこない宇宙の戦士を観に行く……驚くべき事に原作に忠実である。主人公は成績が悪くて陸軍機動歩兵部隊に配属になり、恋人は宇宙艦隊の士官候補生になるあたり、ちゃんと原作そのままなのであった。(笑) そのほか多少アレンジされているが原作のエピソードが反映されているのは意外である。私はてっきり原作とは似てもにつかぬストーリーだろうとばかり思っていたのであるが……ははは。

 で、本編なのであるが。一言で言えば、B級アクション映画であった。もうこれは狙ったとしか思えないほど見事なまでにB級アクション映画なのである。ここまでエグい映画だったとは……。少なくともポップコーン食べながら見る映画ではない。首は飛ぶは足はちぎれるわ、そこらじゅうに血と肉がぐちゃぐちゃになった死体が散乱してるわ……ノリはスプラッタ映画である。その辺を了解した上で観に行くなら楽しめるかも知れない……悪趣味なノリについていける人に限られるが。まぁ、カップルで観に行く映画でないのは確かである。(笑) しかしなあ……はははは。


05/10(日)[21世紀まであと967日] 晴

 目が覚めたら午後4時であった。どうも先月の生活に身体が慣れてしまっているようである。困ったもんだ。そんなわけで久しぶりに『KING'S FIELD II』をやってみる。必勝本のたぐいがないので記憶に頼ってプレイしてみるが、記憶以上に序盤はハードである。なにせ、そこらをうろつくイカの化物に3回殴られたら死んでしまうのだ。武器はナイフ1本、伝説の魔剣など夢のまた夢、情けない限りである。それでも回復の泉を拠点としてなんとかレベル4までレベルアップ、ブレストプレートを拾い、木製の盾を村で買い求めてそれなりに装備も整ったところで探索に出かけ……宝箱からびっくり箱の如く飛び出してきたスケルトンにばっさりと一刀のもとに斬り捨てられて即死する。な、情けない限りである。うーん、困ったもんだ。


05/11(月)[21世紀まであと966日] 雨

 雨である。困ったもんである。バイク通勤の時は雨は勘弁してって神様あれほど(後略)。でも実は雨合羽を着込めば雨の日のバイクは、少なくとも上半身はそんなに不愉快ではない。要は乗るときと降りるときが面倒なだけである……ワインで味付けされた牛丼が食えないとか、午前零時までやってる本屋さんに寄れないとかいう欠点はあるが、まあ、それは良しとしよう。問題は靴である。通勤なのだから靴は当然革靴である。水たまりに突っ込んだ日にはもう目も当てられない状態になるのである。それでも自分で突っ込んでびしゃびしゃになるのは自業自得とも言えるが、隣の車に大型水撃銃の側面攻撃を喰らった日にはもう「ブチ殺したろか、われ!」モードになるのであった。そんなわけで今日は全身びしゃびしゃの靴はズボズボ状態での帰宅なのであった。泣きたい気分である。まぁ、日付変更線に勝利したのが唯一の救いかも知れない。ぐっすし。


05/12(火)[21世紀まであと966日] 曇

 相変わらずぐずついた天気である。梅雨って6月じゃなかったか? まあ、それはともかく、今日はラッキーなことに閉店に間に合う時間に帰ってこれたのでさっそくSTRONG HOLDとWeatherlightをゲットすることにする。戦果は『凶運の指輪』、『墓穴までの契約』、『陶片のフェニックス』、『群葉』、『マナの網』であった。コモンの『理性のゲーム』が何となくラッキーかな、という程度であんまり嬉しくない。本当はSTRONG HOLDは『波しぶきのドレイク』目当てだったのだが残念ながらゲットできずである(カウンターウィニーでも組んでみようかと思っていたりする)。逆に『Weatherlight』の方は狙っていた『ファイレクシアの炉』を見事にゲットである。大ラッキーである。他にもリアニ復活計画の要の一つ『待ち受ける禿鷹』が入ってたりと個人的に大当たりだったりする。うーむ、なんだかなー。明日に期待することにしよっと。(ぉぃぉぃ、何をだ)


05/13(水)[21世紀まであと965日] 曇

 やっと雨がやんでちょっと嬉しい気分である。しかし、なんか全然春らしくない天気である。なんか、エルニーニョも居座ってるらしいし、本気で世界的に異常気象である。やっぱり、世紀末はこうでなくっちゃ。(ぉぃぉぃぉぃっ!)

 おまけに日付変更線と激しいバトルもせずに帰ってこれて幸せである。もっとも本屋さんの閉店時間には間に合わなかったのでテンペスト計画は達成ならずである。うーん、そろそろ新しいデック組みたいんだけどなあ……。まぁ、明日に期待しよう。(ぉーぃ)


05/14(木)[21世紀まであと964日] 曇

 会社の飲み会でどろどろになって帰ってくる。それでも日付変更線には勝利している辺りはなかなかである。(何がだ) で、帰ってきてからシステムフォルダのメンテナンスをする。どうも最近PowerBookの調子が悪いのである。どうもおかしなものでも食ったらしい。(笑) スリープにはいると、再起動できなくなるのだ。おまけに電源コードを外しておくと勝手にスリープに入るので始末が悪い。(「不眠症」を入れておけば解決するのだが……しかし、凄いネーミングの機能拡張である) 上書きしても直らないので諦めて新規インストールしてやっと回復する。まあ、それでもWindows95 とは違って初期設定のフォルダと機能拡張をいくつか戻すだけでもとの環境に復帰する辺りはやはりMacOSのいいところである。

 そんなわけで、某世界支配を企む秘密結社からのOffice95発売予定の宣伝ハガキを見ながら、プレゼント付きアンケートの文章を考えつつ眠りにつく今日この頃なのであった。1000文字以内で「あなたはなぜMacintoshを選んだのですか?」……なかなかやってくれるぜ、ビルゲイツ!


05/15(金)[21世紀まであと963日] 晴

 久しぶりに早く帰ってこれたので本屋さんで大石英司氏の新作『冥氷海域』を買う。オホーツク海最奥部の大地が氷山となって公海上を南下し始めた。このままでは氷山は北海道に激突し、最大マグニチュード8クラスの地震を引き起こす可能性がある……しかも、米軍のスパイ衛星はこの氷山内になんと原発が存在することを確認する。放置すれば氷山が北海道に激突した衝撃で原子炉が暴走し、メルトダウンを引き起こしてしまう! 米軍は直ちに特殊部隊を氷山に上陸させたのだが……。なかなか、いきなり意表をついた展開の話である。しかも、話の筋は予想も付かない方向に展開していくのであった。『飛行空母を墜とせ』とは違ってミニタリーファンでなくても楽しめる筋立てになっている。やはり、この作者、ただ者ではない。通勤の友にしようかと買ってきたのだが、思わず一気に読破してしまったではないか。うがあ、うぅまた新しい小説をゲットしなくては……。


05/16(土)[21世紀まであと964日] 雨

 すき焼きな人がまたトラブッたので出かけることにする。今度はZIPドライブである。しかも厄介なことにパラレルポート版である。で、なにが起きたかというとWindows95から専用のマウンタ guest95.exe を起動するとハングアップしてしまうのである。インストーラはマウンタを最初に起動するので、インストーラを起動してもハングアップしてしまうのだ。DOS版のマウンタもあるのでこちらをDOS窓から起動してもドライブを追加できない旨表示してくれる。……つまり、ZIPが使えないのであった。(爆) こういう場合は、何も組み込んでいない標準環境を使って試すのが基本なのだが、Windows95ではこれは久しく困難なのである。だいたいリムーバブルなメディアで起動ディスクを作るのがこれほど難しいOSも珍しい。(MacOSはCD-ROMから当然の如く起動できるが、Windowsにおいてはこれは全然当然ではないのは知っての通りである)
 色々やってみた結果、DOSプロンプトから起動するときちんとマウント出来ることが判明する。で、試しにWindows95 のAutoexec.bat にguest.exe の一行を書き加えてみると、Windows95起動時にはちゃんとマウンタが動くらしくWindows95が起動したあとも認識している。(何故かFDとしてだが) めでたしめでたし……と思いきや、ユーティリティが使えないのでZIPのフォーマットもライトプロテクトもできないのであった。そう、ZIPはソフトを使わないとライトプロテクトできない仕様なのである。(爆) ZIPを認識させた状態でDOS窓からDOS版のフォーマッタを起動しても一般エラーなるエラーを表示してくれる。……即ち、フォーマットもライトプロテクトもDOS(DOS窓ではない)を起動しないと出来ないのであった。厄介である。……色々試してみるが、結局解決できずにすごすごと帰ってくる……だーっ。Windowsっていったい……なんだかなあ。


05/17(日)[21世紀まであと963日] 雨

 目が覚めたら午後2時であった。最近こんなのばっかりである。で、床屋に行って本屋さんに行ったら一日終わってしまったのであった。なんだかなぁ。明日から仕事だというのに、こんな休日でいいのだろうか……どこぞの首相と違って「今日は仕事をしないようにしよう」で仕事をブッチできるような人ならいいのかも知れないが。え、もちろんブレア英首相じゃなくて我が橋本首相ですよ。

 (前略)この日朝、会合開始前の別荘で、橋本首相が周囲の景色に見とれ「今日は仕事をしないようにしよう」と話しかけると、ブレア首相は「私自身、楽しいことをあきらめてこの会合に臨んでいるので頑張りましょう」と返答。橋本首相は「それでは、仕事をやめてみんなでニューキャッスルを応援しましょう」と答えたが、その通りになった。(後略)【毎日新聞5/17付6面】

 『会議よりサッカー観戦の方が大事? 英首相提案「第2回」中止に』……まるで英首相ナメるな、みたいな見出しだけど、ちょっと違うような気がするぞ。(爆) ……いかんいかん高度な政治的問題には触れないように日頃気を付けているのだが。なんだかなぁ。あーあ。


05/18(月)[21世紀まであと962日] 雨

 雨である。世間は既に梅雨入りしているみたいである。気象庁って梅雨入り宣言してたっけ? ……はぁ。

 気が滅入るときは冒険小説である。(笑) そんなわけで『衛星軌道の死闘』(ボブ・ラングレー著、新潮文庫)を読むことにする。ソビエト帝國が健在の頃のお決まりの冷戦世界を舞台にしているので、かなり古い小説かと思ったら、平成八年10月1日発行の初版である。(昨日買ったんだけど……売れなかったのかな?) ……そういえば、ソビエト崩壊っていつだったっけ。(爆) 大戦略IVの頃には既に崩壊してたような気がするけどなあ。(どういう歴史感覚だ、おい!) ひょっとして、この話、最後にソビエト崩壊して終わるのか?(笑) 

 いや、意外とそういう展開かも知れない。冷戦華やかなりし頃、ソビエトの有人宇宙船スーチコ23号が謎の事故により墜落した。14年後、深度1000mの深海に眠るスーチコ23号から突然SOS信号が発信される。その内容は、スーチコ23号は事故ではなく撃墜されたという衝撃的なものであった。何故、スーチコ23号は撃墜されなければならなかったのか? スーチコ23号にはいったい何があったのか? SOSを受信した米ソ両国は極秘裏に回収作戦を開始する。やがて恐るべき陰謀が……。

 ってなわけで、先が楽しみな小説なのであった。果たしてソ連は見事ロシア共和国になれるのか?(あれ?)


05/19(火)[21世紀まであと961日] 晴

 晴れである。梅雨明けである。(ぉぃ) しかし、暑い。(爆) 考えてみれば連日の雨で湿度が上がったところにからっと晴れれば暑いに決まっているのだが。むぅ。困ったもんである。(何がだ)


05/20(水)[21世紀まであと960日] 晴

 相変わらず暑い。暑いので『日経バイト』を読むことにする。あの象が地球に攻めてくる『降伏の儀式』の著者の一人、ジェリー・パーネル氏が毎月コラムを書いている貴重な雑誌である。(笑) ちなみに、『降伏の儀式』、中盤はかなりだれるものの、終盤の盛り上がり方は尋常ではないので途中で投げ出してしまった人は再読することをお勧めする。もう、人類最後の希望「ミカエル」がひたすらかっこいいのである。その最後の異様な盛り上がりときたら、「クライム・クラッカーズ」のエンディングの驚愕に匹敵するものがある。……って、それはともかく。えーっと。

 そう、『日経バイト』である。ぱらぱらと読んでいると面白いものが載っている。なんか、Appleがなんかまた妙な代物を出すらしい。その名もiMacG3の230Mhz4GのHDDを搭載。メモリは32M標準(最大128M)。24倍速CD-ROM搭載。USBキーボードとUSBマウス付きでなんとお値段は1,299$!

 ぉぃぉぃぉぃ! 円相場は1マルク76.39円……じゃない、1仏フラン23.10円……じゃなくて、イタリア100リラ8.02円。1元16.67円。メキシコ1ペソ3.59円。韓国100ウォン9.56円。お、クウェートの1ディナール452.63円は結構高いな……ってそうじゃなくて! 1米$136.9円。単純計算で……えーと、177,833円。あれ、結構高いな。(爆) 13萬円くらいかと思ったんだけど……。これだから不景気ってイヤである。いや、しかし、それでも安い。まあ、iMacにはSCSIポートもFDDも伝統のADBポートもないというオチはあるのだが、それでもEthernetポートと赤外線ポート(IrDA)が付いてくるので私の環境ではあんまり問題ない。新型G3マシンとして充分実用になるのだ。『日経バイト』ではPiPPiN同様失敗するような予想が書いてあるが、PPC603eを積んでいた前回とは違い、今回はそれなりのスペックを持っている。SCSIはともかく、FDDなんざ存在しなくても苦労しないことはPowerBookで証明済みである。(CD-ROMドライブはちゃんとあるのだ) 斬新なデザインを含め、きちんと宣伝さえすればそれなりに売れそうな気がするのは私だけだろうか?


05/21(木)[21世紀まであと959日] 晴

 暑い。どうやら梅雨は明けたみたいである。(ぉぃぉぃぉぃ) で、暑いのでMacOS8.1に今頃再挑戦してみることにする。MkLinux特集号なのでつい買ってしまった『HyperLib98年春号』の中の8.1の記事を読んでいるうちに、むずむずしてしまったのだ。(爆) 元々8.1をやめた理由は何故か不安定になってIcon なる隠しファイルを残骸に残したまま爆沈する事件が多発したせいなのだが、最近システムの再インストールもやってみたことだし、スリープに入るとそのまま起動不能になる理由も判明したので、挑戦してみることにしたのであった。 少々の不安を持ちつつ再起動してみる……おぉ、うまく起動してくれるではないか。特段調子も悪くないようなので、しばらくMacOS8.1と付き合うことにする。また戻すハメになるかも知れないが……。

 ちなみに、スリープに入るとそのまま起動不能になるのはそのままである。いや、原因は分かったのだが、これが少々厄介なのであった。……私には最近愛用しているアイテムがある。スタートセレクト等に最適な前面3ボタン、それにPSを彷彿とさせる4つのメインボタン。LRボタンと更にはトラックボールまで装備したMac史上最強にして無敵のゲームパッド、aTMaRKコントローラ……その専用機能拡張ファイルAppleJack 2.2.0が、スリープに入ると復帰できない元凶だったのである。(爆) だぁっ! 純正コンパネが元凶だったとは……あ、BANDAI製か。許すマジBANDAI!(ぉぃぉぃ) うーん、モノ自体、既に生産していないであろうレアアイテムだし、機能拡張のVersionUpなんて、CyberDogのVersionUpよりも期待できないし……うーっ、困ったものである。


05/22(金)[21世紀まであと958日] 晴

 久しぶりに早く帰ってこれたので、ストロングホールドをゲットすることにする。戦果は『サルタリーのチャンピオン』、『流動石のやっかいもの』、『潜伏場所』、『陶片のフェニックス』であった。ハズレではないのだろうが、イマイチぱっとしない気がする。ちなみに、今回の狙いは『擬態の仮面』である。だいたい見当は付くと思うけれども、青単色クリーチャーデックを組んでみようと思っているのであった。クリーチャーデックは最近天敵が増えたものの、序盤で一気にウィニーで叩き、長期戦になってしまったら重クリーチャーを喚んでカウンターでねじ伏せれば何とかなるだろうというもくろみである。深く考えなくてはいけないデックはやっぱり好みに合わないのだ。(パーミッションって考えなくていいのか、こら!) しかし、今回のキーカードである『擬態の仮面』、アンコモンのくせに(!)4枚揃ってないのである。情けない限りである。うーん、これをキーカードにして3枚っていうのもなぁ。……単純な青パーミッションウィニーでもいいんだけど……困った困った。


05/23(土)[21世紀まであと957日] 晴

 久しぶりに毛手氏一同の襲撃を受ける。ディバイン・クルセイダーズ(仮名)の発売予告により値が下がると予想される某土星を買わせようという糸様の陰謀である。後に、これが思わぬ結果を招こうとは、この時誰も予想だにしていなかった。これについては後に語ろう。

 まずは、やはり『ギレンの野望』である。なんか、かなりいい感じである。しかし、糸様がジャブロー攻略戦においてエースパイロット達をアッザムに乗せていたのは意外であった。ケンプファーよりアッザムの方が耐久力に優れる分、単機で行動するエース達にはアッザムの方が向いているらしい。ビグザムは、というとこれが地球には降りられないのであった。(爆) そりゃあ、確かに実機はミノフスキークラフト搭載は見送られたらしい(あのビーム攪乱幕はその余剰出力の成果なのだ)が、元々ジャブロー降下作戦のために開発された機体だけに陸戦バージョンが欲しかったのも事実である。ランバ・ラル専用旧ザクまであるというのに……。

 で、次に『定刻過激団弐』(仮名)を糸様がデモる。注目はミニゲームであった。

「おお大富豪か……懐かしいな」
「ふっ……かつて大富豪の天才と呼ばれた俺様にかかれば……」
「あーん? 毛手家手、冗談は顔だけにしてくれ」
「ほーお、いい度胸だな貴様、あとでほえずらかくなよ」
「おお、臨むところだ! トランプ買いにいーくーぞー」

 ……かくて、実にくだらない理由により、トランプの買い出しに大須に出かけることとなったのである。いざ、買うとなると意外と売っている場所の少ないトランプであるが、妖しげな本屋でJOKERの変色したトランプをゲット、珍しく買い物する糸様……なんとTA(!?)と1,500円のハンディ掃除機を買っていた……と、似合いもしないニコンを買う手家手家に付き合った後、激しいバトル……いつもの銃撃戦ではなく、大富豪大会が開始されたのであった。

 結果、私は前半は富豪安定だった(手家手家からカードを奪うときのなんと爽快であったことか!)ものの、一瞬の油断により大貧民に転落してしまう。最後の最後でなんとか手家手家を大貧民に叩き落としたモノの、今ひとつ戦果はぱっとしなかった。糸様は、というと革命の後に一気にあがるという極道な技を三連続でキメる(!)など、相変わらずの外道ぶりを披露している。健康的な午後だったはずなのだが、精神衛生上かなりよくないのはマラソンとあまり変わらない。(爆) 今に見てろ、手家手家。(笑) ……しかし、ナベ氏がぱっとしなかったのもかなり不気味である。まさか、マラソンの悪夢が再び……。(怖)


05/24(日)[21世紀まであと956日] 曇

 せっかくの休日だというのに雨である。まぁ、昼まで爆睡していた奴にはあまり関係ないかも知れないが。(笑) そんなわけで雨の中、通勤でいつも愛用している本屋さんにカードをゲットしに出かけることにする。別に日曜日にわざわざ出かけなくても会社帰りに寄ればいいではないか、というのは素人の考えである。人には色々事情があるのだ。(泣) で、ストロングホールドを3つ買ってみる。戦果は『ローリング・ストーンズ』、『侵略計画』、『ヴォルラスの多相の戦士』……そして『擬態の仮面』、見事にゲットである。これでようやく念願の青単色カウンター・ウィニーを組むことが出来る。永きにわたる戦いであった……問題は、『擬態の仮面』用の重クリーチャーが青にはほとんどいないことである。青の重クリーチャーのほとんどは5THへの移行の際に殺戮されてしまったのだ。困ったものである。昔は青単色重装飛行クリーチャーというデックも充分実用になったものだが……うーむ、カードを漁っていいクリーチャーを探さなくてはなるまい。


05/25(月)[21世紀まであと955日] 晴

 タイムリミットまでの残り時間、300秒。俺は、エンジンをスタートした。真夜中の町に爆音が響きわたる。そして、絶望的な戦いが幕を上げた……シリアス。ま、シリアスにやっても負けは負けなのだが。(ちなみに、私のJADEのマフラーはホンダ純正ノーマル車検適合品である、念のため)

 そんなわけで午前様なのであった。まぁ、これで昨日の私の判断が正しかったことが証明されたとも言えるのだが。(全然嬉しくない) ははははは……はぁ。寝よっと。


05/26(火)[21世紀まであと954日] 曇のち雨

 今日は何とか日付変更線に勝利する。しかし、帰ろうかなと思ったら、いきなり雨が降ってくるってどーゆーこと?(泣) おまけに、レインコート着たら、小雨からどしゃ降りに移行するし。(爆) まあ、小雨だからと油断してレインコートを着ていなかったらずぶ濡れになっていたであろうから、ある意味でラッキーなのかもしれないが。なんだかなぁ。

 そんなわけで『擬態の仮面』用のクリーチャーを探してみることにする。(笑) ……探してみると意外にたくさんあることに気が付く。5thの『海賊船』、Weatherlightの『雲のジン』、TEMPESTの『水底のビヒモス』、それに敵に回すと死ぬほど嫌な『貿易風ライダー』……『海賊船』や『水底のビヒモス』を使うなら軽量級の新顔『高潮の戦士』(タップで対象の土地を1ターン島にする)もコンボとして有効に使えるではないか。ひょっとしてこの『擬態の仮面』デック、かなりいけるか? ……でも組むのは明日にした方が良さそうである。(爆) うぅ、寝るべし。


05/27(水)[21世紀まであと953日] 曇

 予想外なことに早く帰ってこれたので、本屋さんで『グラン・ツーリスモ』の必勝本を買う。今更、の感はないでもないが、私のお気に入りのゲームなのだ、これ。……だから、必勝本コレクターの血が騒いだわけでは、決して、絶対、違うんだってば。……しかし、私は未だにこのゲームでB級ライセンスも取っていないのであった。(笑) いやあ、困ったもんである。うーん、久しぶりに再挑戦してみようかなあ……。

 そんなわけで、今日の戦果はなんと『反射池』なのであった。(!) 一つだけブースターを買ってみただけなのだが、大ラッキーである。いや、しかし最近デックを全然組んでいないような気も……はっ。

 な……なんか、ある意味、必勝本コレクターと共通点があるような気がしないでもないな。うぅ、B級ライセンスぅ……。(な、情けない)


05/28(木)[21世紀まであと952日] 曇

 今日も幸せなことに閉店時間に間に合ったので『あまくちJava言語』を買ってくる。そう、久しぶりにJavaがやりたい熱が再燃してきたのである。……などと書くといっぱしのJavaプログラマーみたいだが、実は私はまともにJavaのプログラムなんか書いたことはない。(爆) それどころか、ここ数年、プログラムなんぞろくに書いたことがなかったりする。(笑) うぅ、世界征服を企む秘密結社、お願いだからVisual BasicをMac-OSに移植してくれないかしらん。CrossBasicの解説本でもいいんだけど……MicroSoft版CrossBasic解説本。こ、怖い想像になってしまった。(爆)

 そんなわけでJavaである。(Java Script ではない) 本屋さんではWindows NT & Solaris版JDKが溢れているが、もちろんMacintoshにだってJDKはある。ただ、JDKが造るAppletは単独で動作するアプリケーションではない。(これはNT & Solaris版JDKでも同じ) その意味で私に言わせるとJavaなんて結局ブラウザなしでは何もできないScript言語に過ぎないような気はするのだが、今のところMacintoshで安価にプログラムをコンパイルできる言語は他にHyperTalkしかないのだから致し方ない。うーん、Mac-OS版C++がもう少し安価だったらなぁ……。(まぁ私の買ったC++が安すぎたという説はないではない)

 ……うーん、市販品のMacintosh版Java CafeってMac-OSの単独動作アプリケーションを造れるのかなぁ。今度見てこよっと。


05/29(金)[21世紀まであと951日] 雨

 会社の飲み会でどろどろになって帰ってくる。最近早く帰ってきているので珍しく飲み会の日の方が帰ってくるのが遅い……これって、幸せなことのような気はする。(ぉぃ) これぞサラリーマンのアフターファイヴという奴であろう……正確にはアフターセブンだったが。(爆)

 な、なんだかなー。はぁ。……寝よっと。


05/30(土)[21世紀まであと950日] 晴

 土曜日出勤である。サラリーマンの常識である。そんなわけで、帰ってきたら既にアフターエイトなのであった。うーん、土曜日にたまに定時に帰ると、「おぉ、何か休日みたいだぞ」と思ってしまうのだが、当分はこんなチャンスはないかも知れない。(泣) まあ、世の中ってのはこんなモノである。しかし、最近は休日は夕方まで爆睡していることの方が多いので、下手すると趣味に活用している時間は定時に帰った平日の方が長いということにもなりかねない。……これはこれで生活に問題があるかも……って寝るのも時間の有効活用か。よし、寝るべし。(ぉぃぉぃぉぃぉぃぉぃっ!)


05/31(日)[21世紀まであと949日] 晴

  休日にしては珍しく早起きした(といっても、まだ夕方じゃないという程度だが)ので、『スフィア』を観に行くことにする。新聞を見てみると16時の回に間に合いそうな感じだったので、暇つぶしにテレビを見ていると……なんと『レオン』をやっているではないか。……かくて、気がついたら'This is from ... Mathilda.'なのであった。(BOM!) これで一日を妥協してしまうにはあまりにも惜しいので、18時の回目当てに映画館に出かけることにする。

 時間潰しのオランウータンで乱入してきたフェイ・エンの愛ビームに叩きつぶされたのがちょっと癪であったが、映画自体はなかなかいい感じであった。あんまり深海のイメージがなかったものの、深度300m程度という設定ではこんなもんであろう。もっとも、「深度300m程度」といっても水圧は約30気圧、『衛星軌道の死闘』の深度1,000mには遙かに及ばないものの、何の予備措置もせずに潜れば減圧症による窒素中毒だけでは済まない深度である。そもそも減圧症の危険は水深40m以上の深度で発生するので、300mといえば相当な深さなのだ。これは、ほとんど一昔前の原潜の安全深度と同じなのである。まぁ最新鋭のシーウルフ級は深度610m、ロシアのシエラ級なんざ750mまで潜れるらしいが。

 ……それはともかく。まぁ、ハードタイプの硬式潜水機辺りを期待している方には不満かも知れないが、某作品と違って全てを水槽内でちゃんと水中撮影した映像はかなりリアルで、私には満足いく映像だった。今ひとつ垢抜けない深海基地内部や潜水服のデザインも、「対比」という点(あえて詳細は触れない)からわざとやっているのではという感もあり、地味ながらお勧めできる作品である。ストーリーも原作通りなのだ。某宇宙の戦士とはエライ違いである。(初めてアレを見た人が、原作モノのSF映画ってこんなものか、と思わないで欲しいと切に願う今日この頃である) まぁオチが若干原作と違ったような気はしないでもないけど……私の勘違いかな?

 スターシップで絶望した人に、そしてスプラッタ「ではない」ホラーを見たい人には是非お勧めである。観るべし。(なんとなく雰囲気は『イベント・ホライズン』かな?) でも、チタン製の船体が削れた謎はどうなったんだ?(笑)



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