08/01(金)

 会社の同僚の送別会でどろどろになって帰ってくる。統計学的にはどろどろの方が強いのだが、既にアーマードコアを起動する気力もなく爆沈する。……むぅ。

 うう、この状態ならナインボールの攻撃もニュータイプの如くかわせるかもしれないが……ね、眠い。(爆)

 明日、いや、今日の朝にでも再挑戦することにしよう。(爆)


08/02(土)

 あのレイ・ブラッドリ原作の『火星年代記』TVドラマ版がCCTVでやっていたので6時間ぶっ続けで見てしまう。1999年、人類はついに火星に降り立った、しかし、火星探検隊がそこで見たものは……実は原作読んだことがないのだが、なかなか味のある話である。原作、探してみようかしらん。……そんなわけで、気がついたら一日終わっている。うがあ。

 仕方がないので、『アーマードコア』に燃える。で、両肩にWC-01QLレーザーキャノンを連装で装備した高機動型ACで勝負、ものの見事に敗北する。(泣) 仕方がないので対E兵器防御重視の標準型ボディに換装して再挑戦する。ある程度の機動性を犠牲にしても、やはり装甲重視で勝負、というわけである。その甲斐あって、見事ナインボール撃破に成功する! 必勝本を見ると最終面では通路でナインボールを待ち伏せるのがよい、と書いてあるのだが、縦穴の途中でレーザーキャノン連射しても、結構簡単に勝てるみたいである。そんなわけで、やっと達成率100%になる。ふぅ。長きにわたる戦いの日々であった。さぁて、今度は4足高機動タイプで初めからやり直してみるかな……。(……完全にハマっている……)


08/03(日)

 ……快晴である。いかにも、「なつぅぅぅぅ」って感じの日である。こんな日は家でガンダムに燃えるに限る。(おぃ) ガンダムと言ってもTVゲーム(……何か、TVゲームって懐かしい響きがあるな)ではない。昔昔、ガンダムのシミュレーションボードゲームという奴があったのである。これが、データ的になかなか良くできていて「燃える」のだ。アムロは12機のリックドムを3分で撃破してくれるし、ゲルググはMGコーティング前のガンダム並みの性能という、なかなか出来の良い代物なのだ。

 私は昔この手の軟派なボードゲームに凝っていて、知る人ぞしる『ウォーカーギャリア』とか、『オーラバトラー』(これは傑作だった)何ぞにお年玉をつぎ込んで熱いバトルに燃えていたのであった。しかし、初代ガンダム全盛期と私がシミュレーションボードゲームに燃えていた時代とちょっとばかりずれていたこともあってガンダム系のシミュレーションゲームは手に入れられなかったのである。そのうち初代ガンダムから逆襲までの全てのMS、MAを収録したという夢のようなシミュレーションボードゲーム『ガンダム戦史』が出て、「こ、これは買うしか!」と思ったのだが、時期が悪かった。今ならば、絶対に速攻で買っているに違いないのだが、当時の私にとっては1万円オーバーという価格設定のボードゲームは、清水の舞台から飛び降りても手が届かないようなものだったのだ……。……そして時は過ぎ、シミュレーションボードゲームというものの姿が市場から消え去った今、私は当時そのゲームを買わなかったことを猛烈に後悔しているのであった。(むろん絶版である) 思えば、今の私の「欲しいものを見つけたら速攻で買う」という衝動買い的性格はこういう経験から形成されてしまったような気がしないでもない。

 ……いや、そんなことはどうでもいいのだ。このシミュレーションボードゲーム『ニュータイプ』、なかなかデータが良くできているのだが、実はジオン最強のパイロットはララァでもシャアでもなく、シャリア・ブルであった、というのが通好みでなかなか笑えるのであった。前回友人とこのゲームをプレイしたときは「アムロのガンダムに1対1で勝てるのは誰か」というテーマでやっていたのだが、「実は最強の木星帰りの男」搭乗するビグロに、アムロのガンダムは破れ去ったのである。

 で、今回は果たして「ベテランの駆るザク2と新兵搭乗のゲルググではどっちが強いか」というテーマでやってみたのだが……結果は一発目でザク2のバズーカ(ザクマシンガンではゲルググの装甲相手にお話にならない)が故障して、ヒートホーク片手に絶望的な突撃をかけたザク2にゲルググのビームライフルが直撃するという、情けない結果に終わってしまった……。むぅ。ちなみに、数字の上でも射撃戦においてなんとか互角、格闘戦ではザクに勝ち目なしという感じだったので、機体の性能差というのはいかんともしがたいもののようである。(もっとも、ニュータイプパイロットになると能力が爆発しているのでそうとも言えないのだが)

 ううむ、パソコンゲームも良いが、対人ではやはりボードの方が燃ゆる。あぁ、しかし、個人的には私はZガンダムがMS中一番好きな人なのだ。ああ、あのころのボードゲーム、再販してくれないかなあ……絶対売れると思うのだが。(無理だってば)


08/04(月)

 売掛月次である。で、当然の如く日付変更線との激しいバトルを期待したのだが、会社を出る時点で日付変更線に1700Km程追い抜かれている。完全敗北である。何か、時差してた頃とあんまり変わらないような気もするが、まぁ、おかげで雨もやんだのでよしとしよう。(意味不明)

 うぅ、寝るべし。


08/05(火)

 うーん、最近は大当たりの小説が多い。『日輪の遺産』。これは、面白い。いや、面白いというとちょっと語弊があるんだけども……。この手の小説って言うのは、比較的序盤がダレるもんなんだけれども、最初から最後まで一気に読ませるとはヤラレタ、って感じである。おまけに最後の最後で……最後のページを読んでこれほど怖さに震える小説を読んだのは久しぶりである。怖い。


08/06(水)

 在庫月次である。今月も何とか日付変更線と激しいバトルを演じなくて済む。幸せである。そんなわけで、『アーマードコア』である。(例によってどういうわけかは国家機密である)

 さしずめサブタイトルは、今度は強化人間だ! といったところであろうか。そう、頭にレーダーが付くという噂は真実だったのだ。(爆笑) おまけに、ミサイル探知能力まで付いている。なかなか笑える。逆に言えば、それだけなのだが……しかし、装備が引き継がれると言うのはなかなか良い。うまくやれば、最初からいきなり最強装備も夢ではない。いや、それどころか、のっけから全身これ隠しパーツの固まりという機体だって作れないことはないのだ。しかも、何と、強化人間は再改造も可能(爆笑)なので無限ループだって夢じゃない!のである。一度クリアすると全ミッション自由に選択できるようになるこのゲームで、無限ループに何の意味があるのか、と問われるとちょっと辛いのだが……。しかし、強化人間モードはやはり味がある。キャッチフレーズは「さあ、君も改造されてみないか?」ってなところだろうか。それゆけ我らが強化人間581号!


08/07(木)

 茫然自失である。今日、あの新聞の記事を見た人間は、皆その目を疑ったのではあるまいか。

マイクロソフト、アップル株取得。1億5000萬ドル相当。提携を強化

 ……をぃ。

 冗談にしてはキツ過ぎる。軍事関係とコンピュータ関係の記事についての新聞記事の信頼度は三流週刊誌並みというのは昔からの事実だが、しかし、それにしても……今日は4月1日ぢゃないよな。

 なんか、出荷段階からOSにIEを組み込むとか書いてあるし、うぅ。騙されるなアップル、MS−Officeのあの悲惨な出来を忘れたか? まあ、IEはMS製のMacOSソフトの中ではましな方だが、CyberDogはどーなるのだ。うー。

 しっかりしてくれ、スティーブ

(……でも、 新聞に「アップル、マイクロソフト株取得。1億5000萬ドル相当。提携を強化」とかいう記事が載るようになったら、それはそれで世も末なような気はする)


08/08(金)

 帰り損ねてWetherlight購入計画は露と消える。むぅ。仕方がないので『エースコンバット2』に燃える。で、EASYで何とかクリアする。しかし、パーフェクトにはほど遠い……むぅ。続きでNORMALをやってみたら、いきなりX−29を手に入れたのにはビビったが、前作みたいな空中要塞とかいう遊びはないみたいで少し残念である。それとも隠しミッションになっているのだろうか。うーむ、これはNORMALもクリアするしかないか?


08/09(土)

 熱い。……ぢゃなかった、暑い。あまりにも暑いのでガンガンにクーラーかけた部屋で昼寝していたら、いつの間にか一日が終わってしまう。うーおー。なんともったいない。

 ……いや、最近まともな睡眠時間確保してないから、これはこれで幸せなのかも知れないが。

(それって別の意味で不幸じゃないか?)

 まあ、よい。寝るべし。(って、おい)


08/10(日)

 相変わらず暑い。暖房効き過ぎである。誰か何とかしてくれ、である。……まぁ、神様に文句を言っても仕方がないので、久しぶりの「今週の大須情報」である。230MのMOドライブがOAプラザで3万円。メーカーは富士通。……これってかなりお買い得なような気がする。ZIPの立場っていったい……。

 で、何しに大須に行ったかというとオリンパスの820L狙いで行ったのだが、六萬九千円也(税別)に敗北してすごすご帰ってくる。敗北である。うーむ、せいぜい六萬円くらいだと思ったんだけどなぁ……ちょっと甘かったか。金がないわけではない(わけでもない)のだが、まだまだPB3400cに未練があったりする。なんだかとっても情けない気分である。

 結局、新発売のPS版『MOBILE SUIT GUNDAM PERFECT ONE YEAR WAR』(……長いタイトルだ)と、Windows版『GUNDAM CG VISUAL COLLECTION』、それにConnectixの『VIRTUAL PC』を買ってくる。凄い組み合わせである。

 帰ってくるなり、さっそく『VIRTUAL PC』をPowerMacintosh 8500/180にぶち込んでWindows版『GUNDAM CG VISUAL COLLECTION』をやってみる。……遅い。いや、大した期待をしていたわけではないが、なんというか、やっぱりというか……まぁ、元がデータベースソフトみたいなものなんで使えないことはないが、98でやった方がよほどマシである。哀しい。うぅ。

 しょうがないので、『MOBILE SUIT GUNDAM PERFECT ONE YEAR WAR』の方をやってみる。……ゲームそのものは思ったよりまともな作りである。しかし、操作性が……いや、悪いわけではないのだが、個人的に家庭用ゲーム機にマウスカーソルは似合わないような気がする。一応マウス対応らしいが、マウスに対応させるより、パッドで操作性を上げることを考えて欲しかった……うぅ。しかし、まあ、その点を除けば結構面白いゲームである。「史実」通りの展開をするオリジナルモードと、セイラさんをガンダムに乗せてエースパイロットに育てることも夢ではないパラレルモードがある、という辺りもなかなか通好みでいい感じである。機体とパイロットが別々という『スーパーロボット大戦』システムには前から憧れていたのでこれは嬉しい。他にも、MSが母艦の甲板に乗れたり、なかなか通好みなシステムに仕上がっている。行動順番有りの特殊な行動力システムには初めは戸惑ったが、これはこれでリアリティはある。まあ、機体の耐久力がHP制なので右腕が吹き飛ぶとか、メインカメラがやられて視界が狭まるとかいうことはないが、そこまで望むのは酷というものであろう。(脚注:オリジナルモードでは、最後の決戦のイベントでちゃんとガンダムの腕と頭が吹き飛ぶ!) 2回目以降のシナリオでMSが何故かいきなり完全フル装備になっていたり、ガンキャノンがガンダムバズーカだの、シールドだのを持っているのはぉぃぉぃぉぃっていう感じがしないでもないが……。

 まぁ、なんだかんだ言っても、ガンダムを題材にした家庭用ゲーム機向けのシミュレーションゲームとしてはけっこういい出来なのではないだろうか。やり込んでみる価値はあるであろう、うむ。


08/11(月)

 急に動かなくなったAirDockの修復を試みる。AirDockっていうのはデスクトップMacintosh用の赤外線AppleTalkインターフェースのことである。EtherNetが使える今ではあんまり必要じゃないので最近は活用していなかったのだが、床に転がってるEtherNetアダプタをいちいち取り外しするのが面倒なときには結構重宝するものなのだ。なにせ、PowerBookを置いて、そのままセレクタで選ぶだけでマウント出来てしまうのだから、これほど便利なものはない。小さなテキストファイル程度のものを転送する際にはこの上なくありがたいものなのだ。……故に使えなくなるとかなり負け犬なものがある。

 とりあえず、ドライバの再インストールを試みる。もっとも、このAirDock用のドライバであるAirPathがなかなか怪しげな代物で、一筋縄では行かないのである。たしか、今まで使ってた状態では、起動画面でAirPathに大きな赤のバツ印がついていて、コントロールパネルからAirPathを開こうとすると何やら怪しげなエラーを出してくれるにもかかわらず、ちゃんとマウント出来るという世にも不思議な状態だったのだ。なんか、PowerBook用の漢字Talk 7.5.5まで持ち出してドライバインストールしてたような記憶がある。

 正確に何をどうやったら動いたのかなんて覚えていないので、手当たり次第にやってみるしかない。こういう辺りが敗北を繰り返す要因になっていることは、本人知る由もないのであった。(自分で言うな、自分で!)

 まず、IR Talkを強引に再インストールしてみる。AppleTalkコントロールパネル上では認識してるみたいである。ちゃんとカッコ赤外線と書いてくれている。……しかし、PowerBook側から認識してくれない。プリンタポートからモデムポートに差し替えても認識するのでモデムポートじゃないと駄目とかいうことではないみたいである。前回のEtherNetの経験から接続の間違いも疑ってみるがADBとプリンタポートでは間違えようがない。次にAirPathを再インストールしてみる。……今度はAirPathはOpenTransportに対応していない旨を伝えるダイアログが出る。知っての通り、最近のPower MacintoshはOpenTransportに「しか」対応していない。お手上げである。

 MacOS7.6(8500/180は7.6.1なのだ)のせいかとも思うが、漢字Talk 7.5.5にするのは骨だし、それで直るとも思えない。で、最後の手段でAirDockのメーカー、FarrallonのHPを検索してみる。ネットサーフィンである。……しっかりあるではないか。それもAirDockのページまで! で、とりあえず最新版のAirPathをダウンロードしてみる。Version 1.1。ちょっと新しい。期待に胸ときめかせつつ再起動してみるが……AirPathはOpenTransportに対応していない旨を伝えるダイアログの代わりに接続を確かめろ、コラというダイアログ(いや、もちろん英語なのだが)が出る。ぐはあ。敗北である。うう……まぁ、HPになにやら英語で色々サポートが書いてあるので、読んで研究してみれば何とかなるかも知れないが……何せ英語である。うぅ。寝るべぇ。(完全敗北)


08/12(火)

 日付変更線とデッドヒートするはずが、会社出る時点でもう負けている。 完全敗北である。ものの見事に午前様なのであった。ぐはあ。

 うう、寝るべえ。


08/13(水)

 諏訪から友人がやってくる。で、デュエルする。使用デックは勿論キメラデックである。キメラの「死んでもそれに対応してサクリファイスすればいいから怖くない」という特性は充分に強いはずである。故にキメラデックはファンデックではない。ハズだ。殺されても構わないなら、毎回突撃すればいいので戦略も単純である。ブロックされたら、サクりまくってどれかトランプル能力を得たキメラに戦力を集中させればいい……というのは机上の空論であった。

 考えてみれば当然である。一度でも合体してしまったキメラはサクリファイスして他のキメラと再合体することは(もったいなくて)出来ない。故に「死んでもサクリファイスすればいいから怖くない」のは初回の合体前攻撃だけなのだ。しかも、分散して合体すると(再合体が)もったいないので、勢い能力は一匹に集中することになり、その結果、対クリーチャー呪文の一撃で沈んでしまうこととなる。むぅ。

 キメラデックの名誉のために書いておこう。キメラデックは今日、勝利した。しかし、私はこのデックの使い方に根本的に間違いがあったような気がする。 「死んでもサクリファイスすればいいから怖くない」ことを戦略の主眼におくのはどうもよろしくないみたいなのだ。第一、それならフィレクシアン・ドレッドノートは最強カードとして君臨しているはずである。……いや、待てよ。分散して合体したキメラは、緊急時にサクリファイス出来ないのが問題なら、フィレクシアン・ドレッドノートをデックに入れて、緊急時のサクリファイスももったいなくないようにすればいいのか?(脚注:召還呪文はインスタントのタイミングでは唱えられないのでこれは大きな間違い)

 ……違う、何か違うような……。


08/14(木)

 盆休みである。4連休である。幸せ爆発である。……で、お墓参りである。本当はお盆なんてのはご先祖様の魂が家に帰ってくるので、家でお迎えするのが筋というものであろうに……いつの間にか世間では盆は墓参りという風習になってしまっている。まあ、おかげで休日でもないのに休みがもらえるので幸せなことではあるが。

 世間では7連休だの10連休だの豪勢なことを言っているが、それはこの際無視するとして……墓参りと言えば高速道路の自販機のハンバーガーである。何故かと聞いてはいけない。で、御在所SAでいそいそと自販機のハンバーガーを買いに出かけて……愕然とする。ハンバーガーの自販機がなくなっている! なーぜーだーぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! ハンバーガーの自販機のあった場所には、入れ替わりに怪しげなファーストフードの自販機が入っているではないか。ぐはあ。完全敗北である。高速道路のSAと言えば全国どこでも統一でハンバーガーの自販機があると昔から決まっているのではなかったのか?(決まってないない) 仕方がないのでカップラーメンの自販機で妥協することにする。完全敗北である。むぅ。しかしまあ、高速道路の自販機というのは結構凄いものがある。自販機と言えば缶ジュースかタバコと昔は相場が決まっていたものだが、カップラーメンにハンバーガー、たこ焼きに焼きソバ、ホットドッグときたもんだ。日本の技術は世界イチぃである。(爆笑) 外国ではこんな金のはいった箱が道ばたに置いてあったら危険きわまりない、とかで、自販機がないとか言うが、本当だろうか。一応アメリカ行ったことはあるが……昔の話だからなぁ。自販機じゃないが、ゲーセンのゲームが1コインたった25セントというのに感動したのが妙に記憶に残っていたりする。(苦笑) うーむ。自販機文化、意外と奥が深いかも知れない。研究の価値有りである。とりあえず、ハンバーガーの自販機のあるSAを探さねば……。(笑)


08/15(金)

 九州から帰ってきた友人と『GUNDAM PERFECT ONE YEAR WAR』をやる。といっても、お互いまだ鍛えた部隊を持っているわけではないので、ディフォルトの部隊である。私は勿論ジオン担当である。とりあえず、ジーンやデニムのいる頃のシャア部隊を選択、友人はスレッガー中尉編入後の第13独立部隊を担当する。マップは宇宙戦、こちらは……。

「おお、ビグロが使えるではないか!」
「……あの、ビグロってリックドム3機分でしょ? リックドムをその分編入した方がいいんじゃないの?」
「るさい。ビグロにシャアを乗せれば……くっくっくっ……っておぃ、なんだ、そっちの戦力は」
「え?」「え、ぢゃねーっ! ガンダム3機にガンキャノンだあ?」
「パイロットが足りないので……」
「それだけいれば充分だろうがっ! こっちはビグロとリックドム2機だけなんだぞっ!」
「……ビグロやめて、リックドムに換える?」
「るさいっ! ゆくぞ!」

 ……ビグロといえば宇宙戦最強のユニットである。その機動力は他を圧倒し、主砲である大口径メガ粒子砲の破壊力は圧倒的である。たとえ相手がガンダム3機であろうと負けるわけがない。しかもシャアが乗っているのだ。シャリアに劣るとはいえ、このゲームでもシャアの強さは尋常ではない。なにせ、こちらの攻撃がほとんど当たらないのだ。オリジナルモード(史実モード)で出てくるシャアの強さといったら、もうほとんど詐欺と言っていいほどなのである。

 ……いや、そのハズだった。

「喰らえ、ハイメガ粒子砲! どりゃあっ! ……ってぉぃ、何でガンキャノンがシールド防御するんだっ! しかも、なんだこの極小なダメージわっ! ほとんど効いてないじゃないか」
「んー、じゃこっちも撃ちまーす」

 どごっ!

「……何故喰らうシャア! 回避はどーしたっ! ぐわぁっ! な、なんだこの大ダメージわっ!」
(脚注:シャアはMSの操縦は得意だが、MAのスキルは高くないのだ。完全な私の判断ミスである)

 ……それは詐欺といってもいい展開であった。ガンダム3機の集中攻撃を受けたビグロはあっという間に大破してしまったのである。圧倒的破壊力を誇るハズのビグロのハイメガ粒子砲はガンダムのシールド防御の前に、ほとんど無力だった。……そして。

「くぅ、ここは一時撤退だ……なに、母艦に収容できないのか、ビグロ!」
「……サイコガンダムだね」
「ぬおおおおおおおおおおおっ!」

 かくて、シャアは無念の涙をのんで宇宙に散ったのであった。

「待て、やり直しを要求する!」
 ……で、私はシャアにララァにシャリア・ブルという最強コンビを従えた後期のシャア部隊で再戦することにした。さっきはパイロットレベルがきっと低すぎたに違いない。今度こそは……今度こそは!

 指揮官用ゲルググにシャア、量産型ゲルググにララァ、そして試作格闘戦専用MSギャンにシャリア・ブル。この無敵の部隊なら、負けるハズなどない、そのハズだった。しかし……。

「なーぜーだーああああああああっ!」

 ガンダム部隊に突撃をかけたシャリアは善戦するも包囲されて討ち死にし、援護に向かったララァも健闘むなしく戦死、怒りに燃えるシャアはスレッガーとリュウのガンダム、カイのガンキャノンを撃破するも、母艦のムサイを破壊され、ホワイトベースに特攻……そしてアムロのビームライフルの一撃がゲルググを貫く……。

 ええい……ギアナ高地で修行だ。


08/16(土)

 再び、九州から帰ってきた友人と『GUNDAM PERFECT ONE YEAR WAR』をやる。部隊は昨日からの引継である。昨日の経験に懲りた私は地上マップを提案することにする。ジャブローである。ジャブローといえば真紅のズゴックである。しかし、このゲームでの二人用マップでのマップには、ついでに強力なおまけが付いているのであった。

「……! あの、これって……」
「……くっくっくっ……今度はビグロのようにはゆかぬぞ、くっくっくっ……」

 ……全高59.6m、自重2000t、本来はジャブロー降下作戦のために開発されたものの、史実においてはソロモン防衛戦にて実戦参加、ティアンム艦隊旗艦「タイタン」を含む戦艦5隻、巡洋艦8隻を撃沈した史上最凶最悪の重MA。

 ビグ・ザム

「ふははははははははははははははははっ、勝った!」
 ビグ・ザムには、Iフィールドがある。ガンダムのビームライフルは効かない。これらならば今度こそは……。

どごっ!

「なっ、なにぃ!」
 このゲームの対戦モードにおいて、全てのMSは完全フル装備状態である。つまり、ガンダムはア・バオア・クー出撃時の装備なのだ。(正確にはそれに加えてガンダムハンマーまで装備している!)
 ……そう。
 いくらIフィールドでもハイパーバズーカは無効化してくれないのであった。いかなララァ搭乗のビグ・ザムとはいえ、ガンダム3機相手では少々分が悪い。

「ならばっ、ララァが連中を止めていてくれている隙に木馬を叩く、ズゴック隊突撃!」
 ホワイトベースの防空能力は恐ろしいほどに隙がないが、艦上に取り付いてしまえば、射撃されることはない。ギリギリまで艦上で粘り、出来る限りホワイトベースを破壊して川底に撤退する、これを繰り返せばあるいは……。

「よし、背部ブースター点火、一気に取り付くぞっ……な、なにいっ!」
 ……ズゴックにはジャンプ能力がない。故に上空のWBまで取り付くことが出来ないのであった。

「だあっっっっあああっ! ならば水中から狙撃して……何故水中から撃てぬ!」
 ……当然といえば当然なのだが、このゲームでは水中から空中の標的を撃つことが出来ないのであった。しかしながら……。

「なぜ空中からは撃たれるのだぁっ!」
 ……確かに劇中では空中からGファイターが狙撃何ぞやってたような気はしないでもないが……。

「……ぐぅぅぅ、こ、ここは一時撤退か……って、母艦ってガウだよな。……おい!」
 ガウは当然地上には降りられない。ということは、MSはジャンプして同高度まで上昇しなければ収容できないのであった。……ズゴックにそんなことができるわけがない。

 ……かくて、母艦に帰ることもままならぬズゴック隊は無謀な突撃を行って次々と倒れ、存在意義を失ったガウは特攻して果て、ガンダム部隊の集中砲撃を喰らったビグ・ザムも健闘むなしく爆沈したのであった……。

「こ、これが連邦のモビルスーツの威力なのか……」

 何か、シャアの気持ちが良くわかる今日この頃なのであった。 


08/17(日)

 盆休みも今日で終わりである。哀しい。そんなわけで、MGのMS−06F/Jザク2コンパーチブルキットを作る。……そう、買ってしまったのだ、これが。MSといえばやはりザクである。全ての基本である。個人的にはリック・ドムが好きなのだが、MGはまだ出ていない(発売は決定済みで金型設計中らしいが)ので、とりあえずザク2なのである。何かバンダイに踊らされているような気がしないでもないが、まあ良い。

 で……これがなかなかかっこよいのである。昔、06の1/144を作ったときにはそのあまりにのかっこ悪さに閉口したものだが、MGのザク2は本当にかっこいいのであった。指揮官機用の羽根飾りがTV版とリアルタイプの2種類あったり、背部ブースターや脚部の内部構造まで再現されてたり(今思えばクリスタルモデルの伏線だったのだろうが)、動力パイプが金属のバネを使ってたり(!)妙なところに凝っているのである。しかも、モノアイ可動(!)というギミックのおまけ付きである。(笑) ちなみに、頭部モノアイには透明のカバーが付くという凝りようだったりする。

 武器も基本装備の120mmマシンガンとヒートホークに加えてザクバズーカ、クラッカー、タイプJ用の脚部ミサイルランチャー、一年戦争後期のMS用90mmマシンガンなどまでついてくるという、かつての武器セット並みの豪華絢爛ぶりである。さすがにメガバズーカランチャーならぬマゼラトップ砲はないけれども。(……実は06Sに付いているらしい……やってくれるぜ、バンダイコーポレーション!)

 インパクトは変型可能なZに劣るものの、ディスプレイモデルとして眺めるにはやはりザク2はいいものである。

 ただし、個人的には若干気になる点がないではない。動力パイプのはめ込み部がかなりハメにくくて外れるとパイプの環状装甲板がバラバラとばらまかれてえらいことになるというのはちょっといただけない。確かにかっこいいことは良いのだが……。それに、頭部モノアイ可動ギミックもプラパーツの歯車を使ってるのでどうしても引っかかりがあってうまく動かないときがあるのがちょっと残念である。ここまで凝るならこういう部分は金属パーツを使って欲しかった……。本当は、Zの航空灯みたいに発光ギミック付けてくれた方が嬉しかったような気もする。

 しかし……何だかんだ言ってもやはりかっこいいものはかっこいい……。うーん、やはり紙ヤスリとパテと塗料買って来て、もう一個完全版作るしかないか? いや、06Rも捨てがたいものが……いやいやTVシリーズに存在しない機体なんかよりも先に真紅のMS−06Sシャア専用機を買うべきか? うう、しかしながらRX−78もやはり基本として押さえるべきか……。

 な、なんか完全にはめられているなぁ。(爆)


08/18(月)

 今日は閉店時間に間にあったので、本屋で『MacUser』を買う。戦果は『花盛りの夏』であった。……そうじゃなくて。(笑)

 今月号の表紙で目を引いた特集記事は「SoftWindows95 vs.VirtualPC」と「最新デジタルカメラ21機種徹底比較」であったが、中身を流し読みして目を引いたのはアミューズメントソフトのページの「ホワイトベース」であった。……バンダイ、版権持ってるのをいいことに、やりたい放題である。ぐおお、買うしかあるまい。(爆)

 しかし、新作に手を出す前に『GUNDAM PERFECT ONE YEAR WAR』を先に解かねばならない。Mac版『SDガンダムWARS』の時はその理不尽な難易度に閉口したものだが、 『GUNDAM PERFECT ONE YEAR WAR』の難易度は大したことがない。何せ、パラレルモードならガンダム3機である。その気になれば割と簡単に解けるハズなのだが、ゲームが非常に淡々と進んでいくので、妙に疲れるのであった。おかげでまだオデッサである。再び宇宙に出られる日がいつになったらくるのか見当もつかない。うー。


08/19(火)

 新潮文庫の新刊『着陸拒否』を読破する。最近洋物の小説は今一つ当たりがなかったのだが、こいつは久々に読ませる小説であった。心臓発作の急患を乗せたクワンタム66便が緊急着陸を拒否される! なんと、その患者はクラス4の病原体に侵されているおそれがあり、クワンタム66便の乗客全員がその病原体に汚染されているおそれがあるというのだ。大陸の人口の90%を死滅させるおそれのある恐怖の病原体に! 欧州各国は次々にクワンタム66便の着陸を拒否、旅客機は空を迷走する……そして、CIA副長官はこの事件をある陰謀に利用する! スピード感溢れる展開はなかなかである。終わりがいかにもアメリカ的なのがちょっと気にかかるが、どんでん返しにつぐどんでん返しで最後まで楽しませてくれたのでよしとしよう。映画になったらエクゼクティヴ・デシジョンよりも面白い映画になるに違いない。しかし、この手の話を読むと、何となく体がかゆくなるのが……なんともコワい。(笑えない)


08/20(水)

 『GUNDAM PERFECT ONE YEAR WAR』である。未だにオデッサである。このマップ、フェイズ制限が920もあるのでなかなか骨なのだ。920というと天文学的数字に聞こえるが、このゲームは順番制という特殊なシステムを使っているため920フェイズと言ってもそれほど天文学的に長いわけではない。実感としては他のゲームで言うところの92ターン程度の感じである。

 ……といっても、他のマップが400フェイズぐらいなので十分に長い。別に敵をせん滅してしまえばそれで終わりなので普通なら制限フェイズが(長い分には)困ることはないのだが、このマップ、黒い三連星とシャアのMS−06S(通称紅いザク)がでてくるので困ったものなのだ。シャアはともかく、黒い三連星はそれほど強敵ではないのでその気になればあっけなく倒せてしまうのだが、ここで殺してしまうには彼らはあまりに惜しい人材である。別に生かしておいても仲間になってくれるわけではないのだが、最終面では彼らがゲルググを駆って現れるらしいのだ。……見てみたいではないか、やはり。

 そんなわけで、ホワイトベースは彼らの攻撃に脅えながら逃げ回るという情けない時間稼ぎを強いられているのであった。MSに取り付かれてしまうといかなホワイトベースといえどただでは済まないので、ただほけーっと時間が過ぎるのを待っているわけにもいかないのだ。しかし、この期に至ってもまだシャアの赤ザクの方が黒い三連星よりも強敵というのは、なんだかなぁではある。いかな改造機とはいえ、良くもまあ、あんな旧式であそこまで戦えるものだ。(脚注:後に述べるように、このゲームでは機体性能よりパイロットの能力の方が重視されている) 史実では次はズゴックで出てくるハズなのだが、せっかくのパラレルモードなのだからシャアの紅いドムというのもちょっと見てみたかった気はしないでもない。……もっともそんな物が出てきたらとんでもないことになりそうではあるが。ビームバズーカ装備くらいのことは平然とやってくれそうでかなり怖い。

 ちなみに、ソノラマ文庫で出ている小説版ガンダムでは、彼は紅いリックドムで現れたりする。この小説、リックドムがビームバズーカ装備してたり、ガンダムが墜とされてアムロが戦死(!)したり、かなりとんでもない話だったりする。

 やっぱりパラレルモードと言うからには、ここまで破天荒なお遊びをして欲しいものである。(爆笑)


08/21(木)

 『致死性ソフトウェア』を買う。ちょっと前に発売されたときから気になっていた小説なのだが、これがなかなか面白い。あらすじを見て、病気のウイルスとコンピュータウイルスの区別も付かない「ありがちな」小説かと思ったのだが、どっこいけっこうしっかりした知識の元に書かれていて感心してしまう。

 小説界におけるコンピュータの扱いというのは昔はかなり大雑把であった。当時は思わず「ぉぃぉぃ、そりゃあないだろう」と笑っちゃうようなのもかなり見かけたのだが、最近は作家の方もそれなりに勉強して書いているらしくそういうことはないみたいである。この小説も、きちんと押さえるべきところは押さえてあって、先が楽しみな小説である。……それはよいのだが。

 −− そこに立っているものは、もしこれまでに見たことも、戦ったこともなければ、ホーヴァルに衝撃をあたえただろう。ライチだ。骸骨同然だが、ここかしこの骨にぼろぼろの肉がこびりつき、よろいかぶとを着ている。悪意に満ちた目が、眼窩の奥深くから、一瞬凍り付いた魔法使いホーヴァルを見つめた。 −−

「致死性ソフトウェア(上)」新潮文庫 1ページより、引用

 ……作者はともかく、少なくとも訳した人間はD&Dをやったことがないらしい。それは、『リッチ』だぁ!(爆) らいちってなんだぁ……うぅ。1ページ目からずっこけてしまったではないか。頼むよ、もう。(笑)


08/22(金)

 危うく連休(勿論土日の2連休のことである、念のため)がぱぁになるところであったが、何とか休日出勤を回避して連休を確保する。日曜出勤は恐怖である。ふぅ。なにせ、休みの日にはしっかり眠るという重要な使命が……。(爆)

 最近はくそ暑い上にぶんぶん飛び回る蚊の襲撃のおかげでろくに睡眠時間が確保できないのである。……間違っても『GUNDAM PERFECT ONE YEAR WAR』や『Armored Core』や『致死性ソフトウェア』のせいではない。いや、決して。……ほんとだってば。


08/23(土)

 暑い。今年は冷夏だそうだが、全然実感がないのは困りものである。まぁ、暑いときにはホラーに限る。ってなわけで、『BIO HAZARD』である。(爆) そう、セガサターン版発売やディレクターズカット版の再発売(脚注:この時点では発売決定のみ)で最近人気が再燃している、あの『BIO HAZARD』である。実はこのゲーム、かなり前から友人に借りていたのだが、最初にやったときは開始後1分でゾンビに喰われ、次にやったときは開始後3分でゾンビ犬に喰われて、メンテンスモード(別名やってられっかモード)行きになったゲームでなのであった。しかし、久しぶりにやり直してみると、これが結構面白い。当然の如くアクションゲームの苦手な私はEasyのジルでプレイしているのだが、思っていたほど弾薬をケチらなくても、弾薬は豊富に手にはいるのである。最初にやったときは弾薬をケチるあまり、サバイバルナイフで戦っていたのだが、どうやらそれがまずかったらしい。(当たり前だ) ベレッタなんざ、どかどか撃ちまくっても全然平気なのだ。……初めからこうしてれば良かった。

 しかし、このゲームやってても、あんまり涼しくはならないのが残念である。(……)


08/24(日)

 毛手家手と糸様の襲撃を受ける。で、いつものように大須に出かける。『BIO HAZRD』のディレクターズカット版でもあれば買ってしまおうと思っていたのだが、まだ発売されていないらしい。『DRAGON BALL』の新作が出ていたものの、流石に3度までだまされるほど私も猿ではない。(苦笑) まあ、PowerBook 3400cが控えている今、あまり無謀な買い物はよくないと財布を引き締め、今日のところは何も買わずに引き上げようか、などと考えていたのだが……。気がついたら、『IRON HELIX』(¥1000也)と『HARPOON2』(¥2500也)と『DESTRUCTION DERBY2(PS版)』(¥3800也)と『SPEED KING(PS版)』(¥1000也)を買っている。なんか、安売りでお買い得なゲームが並んでいたので、思わずまとめ買いしてしまったのであった。一つ一つは確かにお買い得なのだが……なんか福沢諭吉級重戦艦が爆沈しているような気がするのはきっと気のせいに違いない。(おぃ) 合掌。

「おお、やっと君らしくなったじゃないか、はっはっはっ」

「何がだ」

「いやぁ、何も買わないなんて君らしくないからねぇ、はっはっはっ」

 ……よけいなお世話だ、糸様。

 帰宅後、例によってマラソン対戦に燃える。今回は手家手家が自前のPowerBook 2400c(悔しい)を持ち込んでのプレイなので、ハードによる差はほとんどないという恵まれた環境での戦いである。流石は PowerBook 2400c、全くデスクトップに遜色ない性能を見せつけてくれる。むぅ。「貴様の、そのモビルスーツの性能に負けたのだ!」で何度涙をのんだことか……。しかし、なぜかあまり嬉しくない。(笑)

 今回、毛手家手氏なかなか見せるプレイをしてくれる。私が体力回復所(このマップの最重要戦略防衛地点である)で体力回復していると、なんと、上の階から飛び降りざまに私にロケットランチャーを撃ち込むという、豪快、かつ、かっこいい技を見せてくれたのである。デモプレイを見て研究したらしい。毛手家手、侮れない。しかし、1度でやめておけば伝説で終わったものを再度それを試みるあたりが彼なのであった。結果、落下中に壁にロケットランチャーを撃ち込み爆風で自爆。……なんというか、お約束をやってくれるのが嬉しい。(爆笑)

 だが、勝負の行方はというと、いつものように影からまた一人、また一人と惨殺してくれた糸様の圧倒的勝利に終わっているのであった。 ……むぅ。なんだか、なー。

 で、彼らが去った後、 『IRON HELIX』に燃える。実は、このゲーム、手家手家に最初に見せてもらったMacintoshのインタラクティヴゲームなのであった。かなり古いゲームなのだが、当時かなり燃えた事を覚えている。演出がかなり凝っていて、今見ても、全く遜色なかったりするのだ。若干「重かった」のが唯一の欠点だったのだが、当時は、であって、今PowerMacintosh8500/180でやる分には全くなんの問題もない。これが\1000で売っているのだから、時代の流れを感じてしまう……。

 しかし、実際にゲームを開始してみて、悩む。当時、最初は悩みに悩んだものの、鍵となるビデオ映像を発見して以降、ゲームが異様にスムーズに進んであっけなく解いてしまったような気がしたのだが、その映像が見あたらないのである。うがあ、必勝本買ってくるしかないのか?(今頃売ってねーよ!)

 むぅ。


08/25(月)

 日付変更15分前に帰宅する。なかなかのタイムである。次回のバックアップもうまく行けばいいのだが……うむ。

 で、タイムアタックと言えば『スピードキング』である。このゲーム、あのスナッチャーのネオコウベシティを舞台として時速300Kmオーバーで繰り広げられるレースを再現したものなのだが、世界観がなかなかブレードランナーしていて良いのである。冒頭のムービーデモは異様に気合いが入っているし、トップランカーとしてゴールインした際のリプレイモードも無茶苦茶かっこいいのだ! ゲーム自体は(壁に当たるとすぐスピンすることなど欠点もあるので)人によって好みが別れるかも知れないが、なかなか燃えるゲームである。

 めざせ、『Sppeed King』! なのだ。

 ……しかし、現実は初級者コースで7位という無惨な結果なのであった。むぅ。

 ギアナ高地で修行だ。


08/26(火)

 社外講習会である。定時に帰れて帰りに大須めぐりという幸せいっぱいの一日……になるハズであったが、家に着いたときには今日が15分しか残っていなかった。……もう、全てのカードはタップして場に出るのモードである。

 なんだかなぁ。

 まあ、昼休みに『致死性ソフトウェア』を読破できたので、それなりに幸せではあったが。初めのうちはなかなかいい雰囲気であった。「そんな馬鹿な、こんなことができるわけがない!」 ……と、自ら正しい知識を元に反証しながら、できないはずのことをやっていくという展開には(ありがちとはいえ)正直言って感服したのだが、……なぜDOOM!(爆) そう、この小説、気が付いたらバーチャルウォーズ的ノリになってしまうのである。この作者、DOOMを相当やり込んでいることは間違いない。(爆笑) まあ、面白かったことは面白かったのでいいんだけど……うーむ。

 なんだかなぁ。


08/27(水)

 社外講習会である。定時に帰れて帰りに大須めぐりという幸せいっぱいの一日……なんて希望は既に持っていなかったが、やっぱり帰宅したら本日残り時間3時間であった。まあ、これでも普段よりは早いからそれはそれで幸せなのだが……うがあ。せっかくバイク通勤なのでせめて大須の本屋くらい、と思ったら、しっかり20時で閉店してるし。(爆) 駅の本屋を見習え、駅の本屋を! 24時間とはいわないがせめて(中略)(後略)

 ……うぅ。なんだかなぁ。


08/28(木)

 完全勝利! である。いやあ、さんざん本屋さんめぐりした挙げ句、家に帰ってきてもまだ19時(午前7時の間違いではない、念のため)である。久しぶりに帰宅時のラッシュアワーって奴を体験してしまった。嬉しい。……そういえば前に帰宅ラッシュを「逆方向でなくまともに」体験したのっていつだったっけ? ……お、思いだせん。まさか、初めてではない……よな。(爆)

 そ、それはともかく。本屋さんでいくつか収穫を得る。

 レイ・ブラッドベリの『火星年代記』。(どーん) 何というか、とんでもないストーリーの例のTVドラマの原作である。まだ読んでないけど。(笑) 古典的SFの名作だと思っていたのだが、案外店にない物なのだ、これが。初版だったら人生忘れられぬ日になったかも知れないが、発見したのは第参拾四版であった。(爆) しかし、これだけでは寂しいのでついでに面白いのはないか、と探してみて、面白そうなのを見つける。『覆面作家』。これは、いかにも期待できそうである。明日の昼休みはこれで決まりであろう。(苦笑)

 最近は、どうも小説読みたい病が再発していて、結構小説買いまくっているのであった。しかも、結構当たりが多いので嬉しい限りなのである。今日昼休みに読んでいたのが『さまよえる脳髄』(新潮文庫 逢坂剛著)で、こいつも結構当たりであった。やっぱり、帰りに本屋に寄れるというのは幸せである。案外、今回の不景気の原因ってこの辺に原因があるんじゃなかろうか。(ないないない)


08/29(金)

 幸せな定時ダッシュモードも今日で終わりである。で、とりあえず今日は勝利を収めてキメラデックで決戦を挑む。(爆) いやあ、ほとんど学生気分である。……しかし、勝負の方はというと……惨敗であった。SeaSingerにいいように歌われて、おまけにシャブまで打たれて我が騎士団は壊滅、満を期して出撃したキメラデックは文字どおり手も足も出ずに廃滅する。僅かにゴブリンデックの通称「茶番劇」で、辛くも一勝を収めたものの、後味はよくない。むぅ。

 うー、そろそろデック再編した方がいいかもしんないなぁ……。とりあえずキメラデックを青にして……。(それで勝てると思っているのか、おい)


08/30(土)

 土曜日出勤である。月末報告である。むぅ。まぁ、予想外に処理が早く終わって24時まで営業の本屋さんには間にあったのでよしとせねばなるまい。で、『GUNDAM PERFECT ONE YEAR WAR』の解説本を買ってくる。実は既に他の解説本を一冊持っているのだけれども。(笑) なんというか、つくづく猿である。まぁ、もっとも、データ的には前に買ってきたケイブンシヤのよりも、今度買ってきたNTT出版の方が詳しいようなのでそれなりの成果はあったのだが。

 データを今更ながらに見直してみると、これが結構興味深い。とりあえず、ガンダムとゲルググの性能を比べてみる。意外なことに、ビームライフルの命中率が若干劣る点を除くとほぼ全ての能力で指揮官タイプゲルググ(MS−14S)がガンダムを上回っている。ただし、量産型ゲルググよりはガンダムの方が強い。この辺りはゲームデザイナーのMSの評価が現れていて面白い。次にジムとザクを比べてみる。これは圧倒的にジムの方が強い。この辺もデザイナーによって評価が違うのが面白い。ただし、ボードゲームもそうだったが、このゲームでもMSの能力はパイロットの能力で全く変わってしまうので、MSの能力自体のウェイトはそれほど大きくはないのも事実ではある。この解説本によるとレベルと全てのステータスが最高のパイロットの駆るMSには命中率1200以上、回避率600以上、防御力200以上の修正が付くらしい。ちなみに、ガンダムでさえ元の能力値は命中率55、回避率70、防御力60なのだから、その意味するところは推して知るべしであろう。

 うーん、しかし、ゲーム自体はやっとオデッサ抜けたところである。ああ、ジャブローは未だ遠い……。


08/31(日)

 『帝國の逆襲』を観に行く……つもりだったのだが、既に終わっていた。(合掌) 大敗北である。仕方がないので、『ロスト・ワールド』を観る。正直言ってあんまり期待していなかったのだが……なかなか楽しめた。ストーリー自体は『ゴジラ』と『キングコング』と『プレデター』(何故プレデターなのかはは観ればわかるであろう)を足して3で割ったような感じなのだが、SFXが本当に凄いのだ。最近のCGはおそるべしである。それにしても、この映画も一見子ども向けなのに、中身は完全なホラー映画というのがなんというか、アレである。もう、人は喰われるは小さな恐竜がピラニアの如く集団で襲ってくるわでもう大変なのである。さすがに露骨な残虐シーンこそないが、それすら子どもが観ても云々という配慮というより、見せないことによる恐怖を狙っている気がする。

 単純なSFXだけを見せる映画というのは『ID4』で懲りていたのだが、これは観に行っても損はしない映画であろう。しかし、人間はサクサク死んでいくのにもかかわらず、恐竜は全編を通してただの一匹も死なないというのが何というか、笑える。宙吊りのトレーラーに閉じこめられた主人公を必死に助けたおっちゃんは可哀想であった(泣)

 ううむ、実は私は前作を見ていない人なのだが、観てみたくなってしまった。でも、前作もビデオで見る映画じゃないんだよな、きっと……。(泣)


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