『夏の夜長に徹夜して読む本!第弐部』




☆『鋼鉄のリヴァイアサン』 横山信義 
                         (徳間書店) 税込み750円

 大艦巨砲主義という言葉に深い憧憬の念を抱いている方には、絶対お薦めです。これを読まずば大艦巨砲主義者にあらずとも言われた(嘘)、対艦巨砲小説の傑作です。
 現代に蘇る大艦巨砲主義というシチュエーションに少しでも興奮を感じる方ならは、一度は読んで見て下さい。
 少し前(92年)の本ではありますが、その手の仮想戦記物のコーナーに行けば、おそらく置いてあると思います。

☆『目標、砲戦距離四万!』 佐藤大輔
                         (徳間書店) 税込み520円

 この題を見ただけで、堪えられないという方には絶対お薦めです。中身は仮想戦記ものの短編集ですが、一つ一つが満足できる出来になっています。また、仮想戦記にありがちな、勝った!勝った!だけで終わっているわけではなく、一つ一つの小説の終わり方に味があるのもこの本の特徴です。
 初版1993年なので、それ程古い本ではないのですが、文庫本なので仮想戦記物のコーナーなどにも置いてある可能性は低く、入手は難しいかもしれません。


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