「車両基地の不足を解決する」ために昼も夜も走れるようにするという超作り手視点でつくられた車両ですが、 当時は輸送力=サービスだったのでそんなものだったのでしょう。 私は583系として使ったのは「きたぐに」くらいなのですが、419系には北陸で何度も出会いました。 椅子も片づけられた上段寝台もそのままだったので(油断すると引き出して下段にできた気がします…)、 まさに583系な車内でした。

模型はKATOからリニューアル発売されたもの。東北特急の8M5Tな13両編成で導入しました。 クリーム色1号/青15号ともに鮮やかになり編成を組んだ時にきれいです。

屋根が登場時の銀色塗装なのを東北特急風のダークグレーにするために塗装を剥離。 一体成型されたベンチレータを別パーツ化しました。

13両編成全体の編成写真です。 今回は結構派手にモハネの屋根を汚しました。 東北特急の写真を見るとどれもモハネの屋根はサビだらけだったので…。

とはいえ汚れ方は編成・時期によりまちまちなようで、ひたすら583系の屋根の写真を検索ばかりしてました。

クハネです。 ベンチレータを削ってからKATOの50系用のものを取り付け。 取付方法はこちらです。 屋根はダークグレー(自家調色)。クーラー(AU15)とベンチレータはガイアノーツのニュートラルグレーIIIです。 当初、いつもと同じようにねずみ色1号で塗ったのですがなんか雰囲気が違うので今回は薄い色にしました。

クーラーの側面メッシュは塗装後に黒でスミ入れ。 クーラーの妻面のダクトが簡略表現(?)になってるので、クーラーはまず黒で塗装してからマスキングして妻面ダクトを残しています。

ベンチレータも妻面に黒を入れます。

モハネ582の1ユニットめ。

屋根です。さび色とダークグレーの2色を使って汚します。 さび色は調色で、エナメル塗料でフラットアース + 白 + オレンジ です。 塗装後にガイアノーツのつや消しクリアで保護してます。 最初はレッドブラウンをベースにしていたのですがあまりに茶色茶色だったのと 保護でクリアを吹いたらさらに色が暗くなってしまったので色を変えました。

1ユニットめだけ最初の茶色がやや残っちゃってるんですが…仕方なし。

サロです。
屋根の汚れは控えめです。 6号車を想定していますが、東北特急では1979年10月までサロは2号車、以降は6号車と連結位置が変わります。 両方で組み替えて遊ぼうかというよこしまな考えもあり。

絵入りヘッドマークは1978.10からでビミョーなタイミングですね。

サシです。
食堂車の換気扇から出る汚れを表現したのですがやりすぎたかも…。気動車の排気みたいになってます。 1978年頃になると既に夜行では食堂車は営業休止になってますが、 昼間の「はつかり」「みちのく」では健在だったようです。 ビーフステーキ定食とか食堂車で食べてみたかったです。

モハネの3ユニットめです。
このユニットはモハネ582をほとんど汚してません。 変化をつけるってのもありますが、せっかく作ったのを1両くらいよく見えるように残しておこうかと。

モハネの4ユニットめです。
だんだんダークグレーの使用量が減ってきて汚れの色が明るくなるので試行錯誤してるのわかりますが…。 このくらいが好みです。

全形式ということで、サハネも。
山陽では6M6Tで2両東北の編成では1編成に1両だけ入ります。

モハネ582のパンタグラフ付近拡大。
計器用避雷器・断路器・空気遮断器・交直切替機などの機器は銀色。 碍子は白色です。
配線は銅色に黒を混ぜてサビた感じを出そうとしたのですが、どうでしょうか。

581系の編成も欲しくなってきたのですが、市場に既になく…。 人気なようで、中古市場で高く取引されてますね。 次は485系をやるかな。。。