池谷・張彗星 2002C1

 2/1に日本人の池谷さんが発見したこの彗星は、3月下旬に3等台の明るさになりました。見かけ上4月上旬太陽に近づき、4月下旬今度は地球に近づき、明け方の空にうつりました。詳しい位置および明るさなどは、アストロア−ツのペ-ジをご覧ください。
 

2002年4月22日 2時27分〜10分露出 ビクセン VX-1 PENTAX 135mmF2.8→3.3
2002年4月22日 2時56分〜7分露出 ビクセン VX-1 PENTAX 43mm F1.9→2.8
ビクセンフォトガイドで自動ガイド フィルムコダックロイヤルゴ−ルド400 松山市 エリエ−ルゴルフ場にて撮影
 透明度に恵まれ、これまででいちばん長い尾が撮れました。画像上が135mmレンズでの画像、下が43mmレンズの画像で、少しトリミングしています。画像の向きが、90度ほど違っていますので注意してご覧ください。
 この日は、近くにケフェウス座の散光星雲があり、赤い輝きと彗星の青緑の輝きが対照的で、たいへん美しい姿です。尾の長さは10度近く伸びていますが、かなり淡い姿で、イオンの尾が目立ちます。しかし、ダストの尾がほとんどなく、肉眼で尾は見えませんでした。7x42の双眼鏡では、コマ近くの複雑な尾の姿がたいへんきれいでした。


2002年4月19日 2時07分〜7分露出
ビクセン VX-1 PENTAX 135mmF2.8開放 フォトガイドで自動ガイド コダックロイヤルゴ−ルド400
 松山市 エリエ−ルゴルフ場にて撮影
 30分ほどの晴れ間があり、久々に撮影できました。地球に近づき、コマが大きくなり肉眼でよく分かりました。しかし、尾が淡くなり、特にダストの尾が少なく、見にくくなっています。7x42の双眼鏡では、尾が淡くどこまで伸びているのか分かりませんが、写真では、かなり伸びているようです。
 このあたりは、天の川の近くでバックの星が多く、たいへんにぎやかです。しかし、絞り開放で撮ったため周辺減光が起こり、中央だけ天の川が目立ってしまいました。そして、このあたりの尾は、天の川に隠され、はっきりしません。天の川をぬけると、もう少し分かりやすくなるでしょう。


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