プロフィール No.6
宮田西中時代

部活動(女子バレー部奮闘記)


 2000年4月から女子バレー部の顧問になりました。7年ぶりのことです。
宮田西中に来てからというもの、最初の年は高山先生、その後の5年間は古沢先生にお任せで、練習試合や公式戦の時にだけ顔を出す程度だったのが、古沢先生転勤後は次がいないということで、やらざる終えませんでした。
 今年の3年生は先輩がいなくて、1年生から同じメンバーで、古沢先生が2年間かけて鍛えてきたチームでした。実際に、2年生の宮田町新人三校リーグでは、すべてフルセットの末に、優勝しました。
 しかし、ジュニアの経験者はいなくて、それはもう古沢先生が鍛えても鍛えてもなかなかうまくなりませんでしたが、やっと形になってきました。そしてこれからというときに、古沢先生が転勤ですから、子どもたちもかわいそうなものです。その上、私が顧問ですから、いよいよです。親の会もがっかりしたことでしょう。 そのことが私にもわかるだけに、よけいにプレッシャーでした。

 4月の修学旅行も終わり、いよいよ本格的に練習しようというときに、私の妻が病気になりました。今までのように部活動に付きっきりということができなくなり、これには私も参りました。しかし、副顧問の山口先生や非常勤講師の松木先生がそのフォローをしてくれるということになり、このときはうれしかったですね。
 最初の公式戦が5月14日の「直方市親善バレーボール大会」でした。その日の抽選で、若宮中と対戦でした。結果は0対2で完敗でした。
しかし直鞍のチームがすべてみれて、バレーボールの大会の感触がよみがえってくるとともに、これは気合いを入れて練習しないといけないと感じました。

 6月は妻の手術もうまくいき、春季大会をめざして練習に励みました。そして、6月10日の春季大会を迎えました。しかし、鞍手北中と若宮中の両校に0対2と負けてしまい2日目に進めませんでした。
 とにかく、足が動かない。つなげない。やっぱり練習が甘いことを認識しました。ここで、松木先生と相談の上、フォーメーションを「3・3」から「2・2・2」変えることを決め、レシーブを強化するためにスリーマンの練習を中心にしていきました。
 ところが、エースのMさんが腰痛で練習できないという事態になりました。
 1週間後の宮田町三校リーグに暗雲が立ちこめましたが、そこはやるしかありません。


 6月18日に宮田西中で開催されたこともあって、大勢の応援団の中で開催されました。
 春季大会で5位になった宮田中に、2対0で勝ちました。この試合では明らかに拾い勝ったと思いました。
 そして、光陵中戦。練習試合でもほとんど負けたことがないだけに、1セット目は簡単にとりました。ところが2セット目の途中から、とたんに足が動かなくなりました。明らかにスタミナ不足から来るものでした。2セット目を落とし、3セット目に入りましたが、スタミナが回復するわけもなく23点目まで追い上げながら1対2で負けてしまいました。
 しかし、このフォーメーションでいけるし、後はスタミナを付けるための練習をすればいいと思いました。

<夏季大会>
 部活動激励会で、一人一人が夏季大会に向けての決意を語りました。

 2000年7月20日
 いよいよ3年生にとって最後の夏の大会。相手は、古沢先生の鞍手南中と宮田中と光陵中。6月の三校リーグと同じ組合せになり、雪辱戦になりました。 鞍手南中には15点しかとれず、試合になりませんでした。これが県大会のレベルなんだと思い知らされました。
 次の宮田中戦。この試合が一番不安でしたが、うちの気力が上回り2対1で勝ちました。
 そして、3校リーグと同じように次の光陵中戦で決勝トーナメントに進めるかどうかが決まります。1セット目は、前と同じように楽にとりました。そして、第2セット。またしても、最初に走られてしまいました。どうにか5点差でついていきましたが、20対23で第3セットを覚悟しました。ここで、Mさんを投入したところ、相手がイヤな顔になりチャンスと思いました。案の定ここから、24対24のジュースまで追いつきました。そして、26対24で勝ちました。このときは、「よし、やった。」と、思わずガッツポーズがでました。この日の生徒の表情は、ホントによかったです。(写真の通りです)

 2日目の決勝トーメントでは、若宮中にあっさりと負けてしまいました。練習試合では5分までいけるようになっていたのに、やっぱり前日喜びすぎ。2日目にいけたということで、喜んでいるようでは先はないと思っていましたが、昨日までと全く違うチームになっていました。ここら辺が、にわか監督の足りないところです。
 試合後、西中で3年生対1・2年生チームで試合をしました。その後の記念撮影です。とにかく、この3年は怒られながらもよくついてきてくれました。この気持ちを忘れずに、これからも頑張っていって欲しいものです。

 こうして、3年生のバレーが終わりましたが、今からが大変です。2年生が4人と1年生7人、全くの素人を鍛えていかなくてはいけないんですから。

 2006年1月9日 成人式

 5年経って、卒業生が「着物姿を見てください」ということで、全員揃って西中に訪ねてきてくれました。とっても感激しました。立派に成長しました。すでに社会に出て働いている子や、大学生活をエンジョイしている子と、それぞれに進んだ道は違いますが、しっかり頑張っているなと感じました。松木先生にも連絡をしていたようで、こういう配慮もうれしいですね。久しぶりに松木先生にも会えて、昔話に花が咲きました。
 次に会うときは、子供を連れてくる子もいるかもしれませんが、これからも自分の道をしっかり進んでいってほしいものです。
 本当に今日はいい一日でした。