今年の新人戦から予備選をすることが決まり、8月から新チームつくりを目指して練習を開始。選手は7人と少ないけど、夏季大会のメンバーの半分は残った上に、残りも経験者ばかりだったので試合はいつでもできる。しかし、身長がない上に、中心になる選手がいない。日替わりキャプテンで練習をしていく中で決めなければならない。実際に誰をキャプテンにするにしても「帯に短し、たすきに長し」状態でした。
それでも、全員のやる気は感じられたので昨年よりも練習に集中できました。体育館が使えませんでしたが、中央公民館でかなりの1日練習をこなすことができました。そして、夏休み終了10日前にキャプテンを杏樹に決めて、新体制でこの1年がんばっていくことを確認。
今年は9月5日に宮若市親善バレー大会が、新人戦の予備選をかねて開催。フリー抽選の結果、1番くじをひくも強敵がそこに集まって厳しい試合になることが予想されました。予選は1セットマッチなので、流れを作れなかったときは怖いなあと不安な気持を振り払えずに試合開始。
【新人戦予備選】
<第1試合>(VS若宮中)
スーパーエースがいる若宮中は、強敵です。夏季大会でもその圧力に苦しめられた。まだ、周りがそんなにできていないけど、当たり出したら止められないので、出だしは我慢です。案の定、出だしは走られたけど、杏樹と菜奈子のスパイクでリズムをつくって、25対21で勝利。ホッとしました。
<第2試合>(VS鞍手南中)
初心者ばかりのチームなので、負けることはないと思っていたけど予想外に点を取られた。相手を見て足を止める悪い癖は直っていないな。相手の必死のプレーに押されるようでは先が思いやられる。
<第3試合>(VS直方二中)
エースとセッターは残っているけど、チームができていない状態だったので、危なげなく勝利。
<第4試合 準決勝>(VS直方三中)
ここから3セットマッチ。三中も素人ばかりのチームなので不安はありませんでした。しかし、体格がいい。サーブが走る。序盤は五分の試合内容でしたが、杏樹のスパイクと侑子とスパイクを中心に、サーブで崩して2セット連取。
<第5試合 決勝>(VS鞍手北中)
夏休み中の練習試合では勝ち越していたけど、それに合わせて修正してくるのでどうなるかわからない。第1セットからラリーの応酬で、点の取り合い。どちらも決定的に抜け出せない。最後は、2点差で勝利。第2セットは、第1セット同様に点の取り合いでしたが、中盤から足が止まり18点で敗戦。勝負の第3セットは15点マッチ。序盤から走られて8対4でチェンジコート。終わったかなあというところから反撃しだして11対11。ここまで来ると後は気力の勝負。杏樹が前に来たので勝機はあるかなと思いつつも13対13。14点目のサーブを打ちそこなってアウトになると思いきや相手がさわってラッキー。後1点はラリーの応酬。お互いに落とさない。最後は打ちそこないのスパイクアウトを、またまた触ってくれて勝利。
ツキにも味方されて優勝。これで、新人戦は、Aパート。しかし、組み合わせの結果、新人戦決勝トーナメントの準決勝で、若宮中と鞍手北のどちらかと対戦しなければならないので、全く安心できる状況ではありません。あと2ヶ月、気を抜くことなく練習していかなければならない。
予備選後の練習試合でアキシデント発生。もとから足の悪かった菜奈子が捻挫して、今年中バレーができない。これはチーム取って痛い。レシーブの要がいなくなるのですから。そして残りは6人となり、誰一人怪我できない状況。5人で練習試合に行くこともありましたが、例年並みに練習試合を重ねていきました。
やはり、レシーブ力は落ちるけど泣き言は言ってられない。ありさだけでなく、全員が自分の役割を自覚してがんばってもらうしかない。
【直鞍新人大会】
<予選リーグ 第1試合 VS直方二中>
第1セットは、緊張からかプレーに切れがない。足も動かないし、フォローもない。常にリードはしているものの安心してみていられない。案の定、中盤に16対16と追いつかれて相手を元気にしてしまう。しかし、ここから目が覚めたようでサーブで崩してアタックを決めるパターンで第1セットを奪取。
第2セットも動きが堅かったけど、序盤のリードを守りきって2セット連取。裏エースの侑子の調子がよくない。
<予選リーグ 第2試合 VS宮田中>
第1セット序盤からサーブで崩して、相手の攻撃を封じて先取。第2セットは、サーブに慣れられて攻撃を受けるもレシーブとスパイクで反撃して連取。
これで、ベスト4確定。ここまでは予定通り。明日の対戦相手が予想に反して鞍手北中。若宮中がフルセットの末、鞍手北中を撃破。鞍手北中から2セット取ることは難しいけど、全力が出せればやれないことはない。
<決勝トーナメント 準決勝 VS鞍手北中>
第1セット序盤に、杏樹のブロックが立て続けに決まり、6対1で好スタート。中盤で追いつかれたけど、気を抜くことなく点差を開けられることなく終盤。22対23で、サーブがネットインして同点。ここから相手のレシーブが乱れて、25対23で第1セット奪取。選手はホッとしていたけど、第2セットが勝負。
第2セットも序盤から点の取り合い。10対10までいい流れできたけど、ここから10連続ポイントを取られる。一つのポジションがまわらない。攻撃してもレシーブされてスパイクを止めることができない。力の差を感じました。結局12対25で敗戦。
第3セットも出だしから相手の勢いを止められずに4対13でチェンジコート。しかし、ここから徐々に反撃をして、20対23まで粘る。しかし、後2点をどちらが取るかというところで、鞍手北のうまさにやられて20対25で敗戦。
<3・4位決定戦 VS直方二中>
前日同様の試合内容でしたが、筑豊大会出場がなくなったこともあり、お互いにプレーに精彩がない。2セット連取したけど、感動のない試合でした。
結果・新人戦3位
【クリスマスカップ】
12月になり筑豊大会の見学に行きました。碓井、岡垣、鞍手北、添田と各地区1位がベスト4に残り、これに若宮、川崎、芦屋、中間東等のチームも力があるので、小竹中の県大会出場はこのままでは難しいと言わざるを得ない。このことを自覚して練習に励んでいくしかないと思わされました。
そして、クリスマスカップ。
予選リーグは1位で通過することができたけど、上のチームはいなくて対戦相手に恵まれただけでした。それでも1位通過なので、次の日が楽しみです。
予想通りと言えばそれまでですが、全敗でした。ただ、鞍手北から1セットとれたことだけが収穫でした。しかし、2セットとるだけの力が今はない。
【アシックスカップ】
年が改まって、2011年が始まりました。練習初日に全員集合したけど、な・なんと、みんな正月休みでしっかり太くなっている。気持ちが緩んだままアシックスカップ。
若宮中との対戦で、まさかの4点で敗戦。これにはコーチも笑うしかない。びっくりしました。予想通りの初日敗退。
次週に若宮中に合同練習に行って、またしても5点で敗戦。さすがに選手も悲愴な顔にやっとなりました。その日は、小竹中まで、走って帰る始末。小雪の舞う中でしたが、黙々と走りました。これで目覚めてくれるといいのですが。
【桂川カップ】
1月は、6時完全下校で十分な練習時間はとれない中で、とにかく「走れる」チームを目指して走り続けました。やっと2月になって、菜奈子が打てるようになった。やっと本来のチームに戻りそうなときに、インフルエンザの流行で、ありさと侑子がリタイヤ。まともに6人そろわない。そして、桂川カップ。組み合わせ的には厳しい。よくて3位かなという感じでした。特に、碓井・若宮と予選を戦わなくてはいけないけど、今の状態では何点とれるかです。稲築東・筑紫野に勝利して、やはり碓井には14点止まり。城島は、セッターがいなかったので、うちがリードしていながらジュースからセットを失うといういつものパターンで始まり、次を取り返してタイにしたけど、2セットともとれる内容でした。そして、ラストの若宮中。1セット目の出だしから、スパイクを決められるけど、粘って大差がつかない。中盤からリードして後半追い上げられるけど、第1セットは振り切って勝利。ここで喜びまわっているということは次は簡単に負けると釘を刺したけど、相手のパワーと疲労で完全に足が止まりミスを連発して自滅。何とか3位グループにとどまることができたけど、明日は全敗するかも。
決勝トーナメント。第1試合は熊本のチーム。しかし、サーブとスパイクで圧倒して勝利。準決勝は、菅生中。第1セットを相手のミスでとったけど、第2・第3セットは、菅生の粘りとスタミナに圧倒された感じで終わった。3位決定戦は、苦戦することなく勝利。
今のチーム状態ではこんなものでしょう。まだまだ走らないといけないということを痛感させられた大会でした。
【菜の花カップ】
3月5日 試験明けと3年生を送る会のために全員がそろっての練習が不十分でした。
第1試合は片江中と対戦。福岡市のチームとは初めてでした。練習をみていてもチームで機敏に動いているので苦戦は必至。第1セット開始とともに杏樹のスパイクで出だしはリズムを作るも、中盤からレシーブで粘られて一進一退の攻防。20点を超えてから1点勝負。ちょうど杏樹と菜奈子が前にそろったので何とかなるかなと思いつつも25対22で勝利するまではきつかった。第2セットも同じような攻防で始まるもスパイクコースを読まれて第1セットのようには決まらない。しかし、相手サーブミスで流れが一気にいかない。どうにか相手の攻撃に耐えて第2セットも25対22で勝利。
第2試合は、吉富中。実力的には負けるわけはないのだけれど、いつものように試合中にもかかわらず休憩をして点を取られる。勝っても勝った気になれない。試合内容は最低の試合でしたが、何とか1位グループ進出。
決勝トーナメントでは、第1試合は宇美中。前回は中盤までしか粘れなかった。今日はどこまでいけるかです。
第1セットは。予想通り強打で点を取られる。しかし、強打で打ち返して五分の試合をする。しかし、20点を超えたところから連続得点をとられて前回同様の敗戦。第2セットも同様の試合運び。しかし、宇美中のリズムがおかしい。ここというサーブがアウトになる。そしてスパイクも無理してミスを連発。初めての勝利。そして、第3セット。15点マッチなので出だしが大切といったのも関わらず、0対7で始まっては勢いを止められずあえなく敗戦。まだまだ、本気になったチームとは戦えない。鞍手北がその宇美中に勝利をするのですからこれからのチーム作りを考え直さなければならない。
課題が多いまま2010年度が終わる。