roughride_dj.htm (c)nemaki-neko created 2002/08/18 updated 2002/08/18


ROUGHRIDE TO THE MOON 〜弾き語りの夕べ#2〜 幕間プログラム

「カバーするバカ、されるバカ!」

by DJねまき猫


こんばんは。今年も、札幌から駆けつけました。DJねまき猫です。

楽器も歌も自信ないので、今年も、観覧席から、一緒に口ずさむ程度の参加かな、
と決め込んで、参加申込みしたところ、特設BBSでpoohさんから「DJやらない?」と、
お誘いをいただいたのが、6/2のことでした。
それから、いろいろ構想をふくらませ、なんとかMD作ってきました。

題して、「カバーするバカ、されるバカ!
(「バカ」は、この近辺では、賛辞ですので、お間違いのないように。
 また、「カバー」を逆に読んだら「バカ」だな、という、ふとした思い付きから
 生まれたタイトルでもあります)

というわけで、
誰かがムーンライダーズの曲をカバーしてるもの
ムーンライダーズが誰かの曲をカバーしてるもの」のオリジナル、
あるいは、「同じ曲をほかのひと(or バンド)がカバーしてるもの
を集めてみました。

  曲目 アーティスト 「DJねまき猫」からのコメント
さよならは夜明けの夢に 杏里
from「哀しみの孔雀」
この杏里バージョンの「さよならは夜明けの夢に」を聴いて、「なんていい曲なんだろう!」と思ったことが、ムーンライダーズにはまるきっかけだった、という、私にとって、「ムーンライダーズBAKA!」の原点となった曲です。今回の「カバー」企画の原点にもなっています。ちなみに、CD版では、どういうわけか、作詞・作曲者名のクレジットが脱落しているのが悔やまれます・・・。
ゴーカート・ツイスト
(太陽の下の18才)
ロング・バケーション
from「マンホールファイル」
「ロング・バケーション」というと、大瀧詠一さんのアルバム名や、TVドラマ名にもありましたが、この「ロング・バケーション」は、ケラ・中野テルヲ・みのすけの3氏によるユニットです。1991〜94年にかけて、メジャーとインディーズから大量の作品をリリースした後に、文字どおり「長い休暇」に入りました。このロンバケは、ほかにも「リラのホテル」や、松尾清憲さんの「穴の中で僕たち」(この作詞者はケラさんです)、シネマ時代の名曲「SWITCH ON(LET'S SHOW BEGIN)」なども取り上げています。
悲しきセクレタリー 佐藤奈々子
from「Pillow-Talk」
奈々子さんを、ラジオで聴いて気に入ってアルバムを買い集めたのは、ムーンライダーズにはまるよりも前のことでした。ちなみに、佐野元春さんがデビューした時も、「奈々子さんのアルバムで曲を作ってたひとだ」と思ったものでした。「イスタンブール・マンボ」収録のライダーズバージョンでは「女友達(悲しきセクレタリー)」ですが、この奈々子さんバージョンでは「女友達()」はつかないタイトルです。
冬のサナトリウム 元ちとせ
from「Hajime Chitose」
「ムーンライダーズ&あがた森魚コピーバンド」架空楽団に敬意を表して、あがたさんの曲をこのへんで1曲。「ワダツミの木」で大ブレイクした元ちとせさんに、私が注目していたのは、このカバーアルバムを見つけた時からでした。シュガーキューブス(ビョークが在籍したバンド)の「Birthday」も大好きな曲で、これもカバーしてたのは嬉しかった。
Istanbul
(Not Constantinopole)
They Might Be Giants
from「SEVERE TIRE DAMAGE」
1998年、私がサンディエゴに滞在していた時、ダウンタウンの一角を区切って、いくつもの野外ステージでいろんなジャンルのバンドがライブをやっているイベントに行きました。この時、偶然ナマで見たのが、それまでXTCのトリビュートで名前は知ってたTMBGでした。この時、彼らも「イスタンブール」をやってることを知る。この「イスタンブール」、アルバム「FLOOD」にも収録されていますが、さて、どっちのアルバムから、と、聴き比べてみて、こっちの音のほうが面白かった。
ニットキャップマン 矢野顕子
from「Home Girl Journey」
アッコちゃんの歌う「ニットキャップマン」といえば、「Beatuiful Songs」での慶一さんとのデュエットもありますね。ピアノ弾き語りの、こちらのバージョンも、なかなか泣けてきます。私が選んだ8曲中、今日の出席者の中で、いちばん知られてるのは、この曲かな?と思われる、「レア度」としては低いほうの曲です。
Bridges(Travessia) Milton Nascimento
from「Courage」
ライダーズファンの中でも、知ってるひとと、知らないひとに、二分されるかと思いますので、「ヌーヴェル・バーグ」に収録されている「トラベシア」のオリジナルである、ブラジルのミルトン・ナシメントを改めて取り上げてみました。オリジナルでも、カバーでも、雄大な感じの曲ですね。ところで、原題は「Bridges(Travessia)」。「Travessia」とは「Bridges」の意味なのでしょうか?ブラジルはポルトガル語の国。残念ながら、手元にはポルトガル語の辞書はないのですが、「スペイン語とポルトガル語の違いは、津軽弁と大阪弁の違いと同じ程度」との説をきいて、スペイン語の辞書を紐解いてみました。それによると、「travesia」(こちらは「s」が1つ)は「横町;距離;航海;航空;横断(旅行)」とありました。
黒いシェパード 坂本美雨
from「15分 c/w 黒いシェパード」
名残り惜しながら、最後の曲になってしまいました。けっこう新しめで、「このひとがこんなカバーを」というのは、ネットでの話題にも上がっていましたので、「ライダーズに関係してるものはとにかく集めないと気が済まない」という、「マニアの受難」を受けているかたがたには、お馴染みかもしれませんね。

 

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というわけで、必ずしも「レア」な選曲ではなかったかと思いますが、
いかがでしたでしょうか?
ご意見、ご感想、また、「こんなカバーもあるよ」という情報など、
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