magazines.htm (c)nemaki-neko created 1999/10/10 updated 1999/10/10


新旧・偉大なる雑誌たち


○ストレンジ・デイズ

1998年12月創刊。現在隔月刊で、第5号好評発売中。

ネットを通して、「STRANGE DAYS」という新雑誌が創刊されたことを知ったのは、2回めのアメリカ出張の直前だった。
出発の関空の書店を探したけれど見当たらず、実物を目にしないうちに、アメリカの地に。

実家に電話した時に、さっそく、買っておくことを頼んだ。

やまにしさんにより、「ストレンジ・デイズ」サポーターズ・サイト計画が始まったのは、まだ、帰国前で、実物を目にしていない時だった。
まだ、実物を読んでいない私が参加していいものか、と躊躇もしていたが、絶対に気に入るに違いない、と確信し、参加させていただくことにした。

クリスマス・イヴの日に一斉にサイトにステッカーを貼ろう、といいながら、若干の遅刻。
しかし、時差の関係で、カリフォルニア州では、まだクリスマス・イヴの日だったので、ぎりぎりセーフ。

strangedays

←「ストレンジ・デイズ」サポーターズ・サイト計画の詳細は、こちら

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←「ストレンジ・デイズ」BBSの入口は、こちら

 

○デマゴーグ

1999年11月創刊予定。

創刊号が出る前から、話題騒然の新雑誌は、音楽だけに限定した雑誌ではないらしい。

そして、双方向メディアらしい。

demagogue

←「デマゴーグ」オフィシャル・サイトは、こちら

demagogue_bbs

←リーダーズ・サイト「クラブ・デマゴーグ」は、こちら

以上では、現在注目のおすすめ雑誌を2つ紹介しました。

さて、過去に遡って、私の音楽嗜好を方向づけるのに多大な影響を受けた雑誌が、2誌あります。
その、今は亡き「MUSIC STEADY」と「POP IND'S」を偲んで、以下に紹介します。

○ミュージック・ステディ

1981年8月、「季刊ミュージック・ステディ」として創刊。(ちなみに表紙のロゴと背文字は「ミュージック」のつかない「ステディ」)。

その前身は、1980年11月まで発行されていた「月刊ロック・ステディ」だそうですが、残念ながら私は、こっちは持っていない。

ムーンライダーズ、大貫妙子、佐野元春、伊藤銀次等の「徹底研究」シリーズ「日本音楽全史」等、資料価値としても高い記事が多く、
また、水倉香規氏の漫画「慶一くん」も毎回楽しみにしてました。

1982年7月(通巻4号)の後、少し休みがあって、1983年3月(通巻5号)から隔月刊、1983年10月(通巻8号)から月刊。

1986年4月(通巻37号)まで、A5版サイズで続き、1986年5・6月合併号(通巻38号)からは、なんとA4版になって登場し、グラビアページも増える。しかし、これが災いしたのか、次の1986年7月号(通巻39号)を最後に、見かけなくなる・・・。A4版では、たった2号出ただけ。

1986年7月号(通巻39号)には、「休刊のお知らせ」とか載っているわけではなく、ひょっとしたら、これ以降も出てた可能性もあるのですが、これ以降の号を知っている方、もしくは、通巻39号が最終号だと断言できる証拠を持っている方がいましたら、ぜひ、ご一報を・・・。

 

pop_inds_23.jpg (11987 バイト) ○ポップ・インズ

「インズ」(当初は「ポップ」がつかない)創刊号(1985年7月)は、表紙の「町蔵」という文字が大きくて、それが印象に残っている。雑誌自体が手作りで、いかにもインディペンデントという体裁。

2号(1985年8月)からは、岩本編集長を迎え、内容も体裁もだんだん雑誌らしくなってくる。その後、何回かロゴを変えながら、19号(1988年8・9月)までは、A5版より小さく新書版より大きい、縦に長めの変形サイズ。

その間に、よりポップな方向の別冊「チャート」(1986年8・9月、1987年1〜3月、1987年7〜9月、1987年12月〜1988年2月の、計4号。1号はB5版、2〜4号はA5版)も出る。

創刊号から数号は、東京で見つけたが、その後、販路も拡大し、札幌でも入手しやすくなる。

こうやって、時期を改めて調べてみると、「ミュージック・ステディ」の末期と「インズ」の初期は重なっているのだが、私の中では、「ミュージック・ステディ」が消えた代わりに「インズ」が現れた、という印象がある。

20号(1988年10・11月)からA5版で3号続いた後、23号(1989年4・5月)から「ポップ・インズ」となり、29号(1990年4〜7月)までA4サイズで続き、新装準備休刊ののち、no.01[vol.6](1990年7・8月)からA4版でグラビアページも増えて登場。(あれ、どこかで聞いたような・・・)

新装版からは、発売元が河出書房新社になり、メジャールートに乗った、・・・はずが、なぜかその後、書店でかえって見かけなくなり、入手に苦労する・・・。A4サイズになってからの第8号(1991年9・10月)で、残念なことに、休刊。

A4版でグラビアページが増えて登場した時、「まさか」とは思ったのですが、その、まさかの「ミュージック・ステディ」と同じ運命をたどるとは・・・。こちらは「休刊のお知らせ」が出たので、むなしく探しまわることはなかったけど・・・。

なお、フリーペーパー版の「インズ・ペーパー」というのもありました。手元にあるのは、0号(創刊準備号)(1987.4)、創刊号(1987.5)、創刊第2号(1987.6)、3号(1987.7)、5号(1987.9)、6号(1987.10)、7号(1987.11)、11号(1988.4)。(0号は、ネットで知り合った方のご好意により、後で入手)。目についた時に確保しないとなくなってしまうフリー版は、入手が難しく、全部揃えることができなかった。何号まであったのかも謎のままです。

「インズ」から「ポップ・インズ」になった記念すべき23号(1989年4・5月)。読者ページには、私の投稿が載っている。

 

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