4分の1度のデータを使ってタルシス高地をレンダリング。高さ方向に強調してみました。

強調なし 5倍に強調 10倍に強調

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上の画像は,とても小さな三角形を使って火星表面をモデリングしていると思って下さい。MOLAのデータは火星表面の各地点の,中心からの距離(厳密にはちょっと違います。下の方を参照。)が格納されています。その値を元に,一つ一つの三角形の頂点の位置を割り出しています。ちなみに元データは56.25キロバイト(57600バイト)なのですが,POV-Rayに変換後のデータは約11.3メガバイトにもなってしまいます。

4分の1度は決して高い解像度ではないですが,ある程度広い範囲がだいたいどうなっているのかを知りたいとき等は使えそうです。強調していないとのっぺりした感じですが,5倍とか10倍とかに高さ方向を強調してやると,かなりくっきりと見えてきます。

中心から3396キロメートルの地点を基準にして,そこからのプラスマイナスの数値が格納されています。そのプラスマイナスの部分を5倍とか10倍に強調したものです。

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