キャベツ (出来れば連作しない。連作してゆくとネコブ病が発生。対処法、薬使用)
苗作り。(育苗が大変な場合は苗は購入する)
作型A | 10~11月どり、、、初秋 11~12月月どり、、潮岬 12~1月どり、、、、輝岬 以上3種7月18~20日播種、、7~8cmポット播き、、定植8月20日頃。収穫10月から11月。 |
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作型B | 1~2月どり、、、、、輝岬 2~3月どり、、、、、湖水 3~4月どり、、、、、四季穫 以上3種8月18~20日播種、、72穴セルトレー播き、、定植9月20日頃。収穫12月から3月 |
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育苗 |
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育苗管理 | Aは盛夏なので 発芽後は、朝潅水し夕方に少し乾く程度に管理する。但しお昼ごろ土が乾き萎れてくれば少し灌水する。 発芽後双葉が展開し本葉が見える頃2本に間引く。(この間引き苗は植え替え育てる事が出来る) 本葉2枚位で1本にする。 本葉5~6枚位になる定植一週間位前から苗を少し広げて株間をとり健苗に育てる。 Bのセルトレー苗は水管理はAと同じ。ただ広げられないのでそのままだが秋なので大丈夫。 |
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シンクイムシ | 本葉が出始めればシンクイムシ(ハイマダラノメイガ)に注意する。本葉は少々食べられても大丈夫だがシンクイムシは新梢部を食べるので苗が駄目になる。 対策は農薬か、防虫網を使用する。ネットで調べて下さい。 |
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約一か月苗で定植する。 |
定植、、以降
元肥 | 化成肥料150~180g、苦土石灰120g、BMようりん50g、1㎡当たり Aはネコブ病発生地では同対処薬を使用。Bはネコブ病の発生は少なくなる、(注1) |
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耕起 | 定植1~2週前に元肥等を施用して耕し平畦に成形する。後日土寄せでM型になってゆく。 | |||
品種A 定植 |
8月20日頃定植 、2列植え、株間30~40cm。植穴を開け出来れば殺虫粒剤(注2)を混和、植穴強乾燥時には前もって灌水しておく。定植後しっかり灌水。 | |||
潅水 シンクイムシ他 |
真夏なのでよく萎れる、少しの萎れは大丈夫。潅水過多は立ち枯れ病が出る。 活着すれば軽く中耕し株元に土寄せし、徐々に中央条間への潅水にする。 潅水は重要で強く灌水すると細かい粒子の土は表面が固まるのでハス口を低くして静かにしっかりと灌水する。固まれば乾いた時に軽く中耕する。この潅水作業はブロッコリや白菜等も同じようにする。 シンクイムシは常時注意する。その他アオムシ類は防虫網又は薬剤で対処。。アオムシ類には安全なBT剤も一方法。 |
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品種B 定植 |
9月20日頃定植。詳細はAと同じ。こちらの定植は盛夏ではないので非常にたやすくできる。 土寄せもAと同じ。 |
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追肥 | 株が立ち上がり始めの頃 A で9月下旬~10月始め位。化成肥料、㎡40g程 B も株立ち上がり頃.同量。 |
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収穫 | A の初秋は10月下旬位から。品種を組み合せば以後3月末まで収穫できるが現在は下記の老化苗の利用に替えている。 | |||
老化苗の利用 B 型苗(湖水) |
湖水(セルのまま)を水だけやって管理し11月に植えると3月中旬頃に収穫できる。わざわざ極早生キャベツ苗を作らなくても良いものが取れる。 この老化苗の利用で今は栽培品種を絞り 初秋と湖水 だけで10月下旬から3月迄カバーしている。 |
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注1,ネコブ病 大根を除く アブラナ科に 適用 注2、シンクイムシ 鱗翅目 大根、キャベツ 白菜等 アブラナ科に 適用 |
注1、ネコブ病は大根を除くアブラナ科を数年作っていると出てくるが日長や温度等の関係で発生するのは3月頃から9月頃が特に発生しやすいので少々の危険地でもBの晩植えでは発生する事は少ない
使用薬はオラクル粉剤をお進めしている。規定量を丁寧に散布する。激発時はランマンフロアブルを定植苗に潅注処理を併用する。また出るようになれば石灰量は多めに使用する。 注2、殺虫粒剤、近年は気温の関係でかアブラムシの発生は遅くなり、ハイマダラノメイガ(シンクイムシ)等鱗翅目幼虫の被害が目立つようになってきたので使用薬は長期間効果のあるプリロッソ粒剤オメガやミネクトデォ粒剤を使用。、 近年有効期間が短いので使用が少なくなったがオルトラン粒剤も良いように思える。
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