2月5日(木) 午前中
ハーミッツレスト・ツアー
Hermit's Rest Tour
■出発時刻:朝9時10分
■所要時間:約2時間
■値段:1人12ドル

朝食を終え2人組に別れを告げた後、マズウィク・ロッジ(Maswik Lodge)の みやげ物屋をひやかしてから、 この後参加する2つのツアー(ハーミッツレスト行+デザートビュー行)のチケットをお買得価格で購入した。 バラで買うと合わせて31ドルなのだが、2つ一緒に買うとなんと20ドル/1人。

9:00AM ハーミッツレスト・ツアー開始
マズウィク・ロッジから、バスに乗る。
このバスが、ブライトエンジェル・ロッジに上記の9時10分に立ち寄る。

このツアーは、観光エリアの西の果て(グランドキャニオン自体はまだまだその先に広がっているのだが)まで行く。 西に向かうときは右側がキャニオン側なので、そちらを陣取った。 結構大きなバスに10人ほどの参加者。 ゆっくりできて、よい雰囲気だった。 観光シーズンだったらこうは行かなかったかもしれない。 カウボーイハットのツアーガイドが、マイク片手にバスを運転。

間もなく最初の停車ポイントに到着した。

【1】 ?(ポイント名称不明)
ここは、サウスリムから見て左側にのびる "半島" の真ん中あたりにある展望ポイント。
正面には、"サウスリムから見て右側にのびる半島" 通称 「戦艦(バトルシップ)」 が巨大にど〜んとそびえ立っている。 その戦艦の壁に沿って、先日登ってきたトレイルが、細〜く伸びている。 出発地点であるサウスリムのあたりを見ると、絶壁ギリギリのところに建物が並んでいるのが見える。 ちょっとコワイ気もするが、あんなところに建物を建てることのできる、 "大地の安定感" をちょっとうらやましく思う。
ビレッジの後方にはるかな大平原が広がっている。 あの平原を グランドキャニオン鉄道で越えて来たのだ。

他のツアー参加者と、互いに写真撮影をお願いし合う。 10分くらいするとガイドからバスに戻るよう指示があり、次のポイントへ。

【2】 10:00AM ホピポイント Hopi Point
ここはかなりメジャーなスポット。 岬の先なので270度にキャニオンが広がっている。 サウスリムの中心部とは比べ物にならない開けた眺めで、人気スポットになるのもうなずける。 サウスリムからは歩いても片道1時間程度なので、とりあえずは行っておきたい場所だ。 ビレッジからは見えなかったコロラド川も見える。 「夕焼けが一番キレイな場所」 とも言われている (実はこの日の夕方もう一度訪れた)。

ただ、この日は非常に寒かった。手持ちの温度計ではマイナス3〜4度。 岬の先だけあって、風も強かった気がする。 あきぼんお気に入りの温かいコートを、波留子に無理矢理交換させられる。

ツアーガイドは、客たちの真ん中に立っていろいろ説明いるのだが、言葉が分からなくてもどかしい。 僕らは "移動手段" と割り切っていたからまぁいいけど(^^;; 英語の得意な人だったら、興味あることは何でも気軽に尋ねた方が楽しめると思う。

【3】 10:20AM ピマ・ポイント
ツアーはさらに西へと進み、3つ目の停車ポイントへ。 各展望ポイントにはそれぞれ由来があるようなのだが、興味のある方は各自勉強して下さい(^^;;。 各ポイントに着く度に、キャニオンの景観は大きく変わる。 写真で見る分には、どれも同じに見えるんだけど・・・ただの崖、されど崖。

【4】 10:50AM ハーミッツ・レスト到着
「隠者(仙人)の休息所」 と呼ばれる最終目的地に到着。 観光客が来れる最西端はここまで。 その先にはまだ400kmもグランドキャニオンが広がっているのだけど。

バスから降りるとき、ドライバーが乗客に飲み物の引換券を配る。ちょっとうれしかった。

ハーミッツレストの入口には石の門があって、大きなベルがぶら下がっている。 乗客の何人かが、後ろ向きになってベルを目掛けて石を投げ当てる行為に挑戦していた。 何か御利益があるのだろうか(多分、ドライバーさんが英語で何か説明していたのだろう)。 よくわからないまま、波留子も挑戦。 「ここから投げろ」と、ドライバーさんに目印らしい石を足で示される。1度目で見事成功。 温かい拍手喝采(?)を受ける。 【写真】

で、ここに何があるかというと・・・お土産物屋さんがある(笑)。 ここでしか買えない品物ものもしっかり用意されている。

石造りのどっしりとした建物の中には、部屋の半分ほどを占める大きなドーム状の暖炉があった。 その大きな暖炉の中にまた暖炉があって、2重構造になっていた。先ほどの引換券をホットチョコレートに換えた。暖かい。 【写真】

11:20AM ツアー終了
そのあとバスは、サウスリムに直行した。
部屋に戻って昼食をとり、軽く昼寝。午後に備える。

「デザートビュー・ツアー」へ続く。


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Written by. Akibon