都七福神巡拝の案内

平成16年9月5〜6日巡拝の記録

 9月5、6日に京都に旅行に行き、都七福神を巡拝しました。
 京都の都七福神は、日本最古をキャッチフレーズにしていますが、実際に今の構成寺社になったのは昭和55年とのことです。京都の七福神は、都七福神の他、構成寺社が重複しているコースがいくつかありますが、実際に巡拝して、いろいろ尋ねてみると、巡拝している人の99%が都七福神を巡拝しているとのことです。 他のコースでは、一部の寺社に受入体制が整っていないことがあるとのことでした。
 さて、都七福神は、関東では見たことのない大きな色紙(横46縦38センチなど)に御朱印(300円)を頂くようになっています。また、この色紙は、各寺社でそれぞれ異なる絵柄、サイズがあります。私は、松が崎の大黒天さんから開始したのですが、ゑびす神社や東寺のものが良かったなと思いました。
@ 妙円寺
 (大黒天)


  新横浜7時過ぎの「のぞみ」号で京都に9時20分に到着、約2時間という早さ。

 都七福神の最初は、松ヶ崎の大黒天さんにしました。

 京都市営地下鉄で、松ヶ崎に出ました。京都駅から約15分です。

 1番出口を出て信号を渡り、北山通りより北に1本入った路地を15分ほど東に歩くと写真上の鳥居が見えます。

 この鳥居のある参道を進むと大黒天さんの入口になります。突き当たりを左に坂を上ると写真中の本堂が見えます。

 本堂の前には、写真下の大黒天さんの石像がありました。

 こちらで、色紙を購入(1800円)し案内図などをいただきました。
また、大黒天の巾着を購入しました。
A 赤山禅院
  (福禄寿)


 赤山禅院さんへは、北山通りに出て、タクシーを利用しました。

 タクシーの運転手さんは、京都に来てまだ4か月とかで赤山禅院さんを知らず、こちらが道案内をするハメに(;;)。

 松ヶ崎大黒天さんの話では、徒歩だと30分とのことです。

 赤山禅院さんの近くまでバスもないし時間も惜しいのでタクシーは便利です。

 福禄寿のお堂は、赤山禅院さんの奥にあります。

 雑誌サライに載っていた福禄寿の御神籤を購入しました。写真下。
 お堂の前には七福神全員の石像もありました
B行願寺(革堂)
(寿老人)


 行願寺さんへは、赤山禅院さんでタクシーを待たせておりましたので、タクシーで河原町丸太町まで行きました。車で約15分ほどです。
タクシー代は、松ヶ崎から赤山禅院さん経由で1760円でした。

 河原町丸太町の交差点を西に進み、寺町通りを南下するとすぐに行願寺【革堂(こうどう)】の入口が見えます。

七福神の寿老人は、入って左手の寿老人堂に祭られています。写真下。この行願寺さんは西国札所の19番で、七福神と札所の朱印を頂きました。
Cゑびす神社
 (恵比須)

 
 行願寺さんからゑびす神社までは、普通なら京阪の丸太町から四条駅まで行き歩くのが良いと思いますが、私は西国札所の六角堂(18番)に寄るので、寺町通りを散策しながら六角堂に寄り、ここからゑびす神社までタクシーを利用しました。760円。

 ゑびす神社は、本殿の脇からお参りするようになっていたり、鳥居の上の恵比須さんの額めがけて賽銭を入れるようになっていたり(手前の熊手に入ると中吉で、恵比須さんの顔の下に入れば大吉とのこと)大変興味深いです。
 恵比須さんの土人形を購入しました。

 
D六波羅蜜寺
  (弁財天)


 六波羅密寺さんは、ゑびす神社から徒歩5分ほどです。
 ゑびす神社を出て右、信号を左に折れ、路地を右で六波羅蜜寺に到着です。

 入口の正面に写真上の弁天堂があります。きんぴかの弁天様が祭られています。

 七福神の朱印は、本堂の北に別の受付があり、こちらで頂きます。西国札所(17番)の御朱印は本堂の中で頂きます。
 六波羅密寺といえば必ず歴史の教科書に載っている空也上人の像で有名です。私も初めて拝観させて頂きました。合掌。
 
E 東寺
 (毘沙門天)


 六波羅蜜寺さんの拝観を終えて、普通なら、京都駅に出て東寺に向かうところですが、私は、西国札所の清水寺、今熊野観音に回りましたので、東寺に着いたのは4時ごろでした。

 京都は何回か行きましたが、東寺も初めてでした。講堂や金堂の仏像は大変感動しました。すばらしい仏像群でした。よく奈良の仏像、京都の庭園といいますが、今回の旅行では、空也上人像といい、東寺の仏像といい、京都にもすばらしい仏像があるなと思いました。

 毘沙門天さんは、有料拝観ゾーンの西にあり、無料です。御朱印は「食堂」で頂きました。
 本日の巡拝はこれにて終了。
 
F 万福寺
  (布袋尊)

 翌6日は、定期観光バスに乗りました。もちろん、万福寺の入っているコースに乗りました。

 定期観光バスは、最初の目的地が万福寺で、バスガイドさんやらお坊さんがいろいろ解説してくれました。

 天王殿(写真上)の正面には大きな布袋像がありました。解説によると、来たときと帰る時の2回お参りするとよいとのことです。来たときお参りすると、厄を取り除いてくれ、帰るときは逆に福を授けてくれるとのことです。

 寺務所の人が満願なので、色紙の裏に大きく「福」の字を書いてくれました(要志納)。

 売店では、七福神のグッズが豊富です。
 
 一般の交通機関利用では、京都駅からJR奈良線で、黄檗駅下車徒歩7分です。
京都〜黄檗駅は約20分。
【まとめ】
@都七福神は範囲が広いので徒歩では1日での巡拝は困難。
 公共交通機関利用では1日では厳しい。
A色紙が各寺社で違うので、色紙をいくつか集めても楽しい。
B公式グッズはないが、万福寺や、清水寺の参道の土産物屋には七福神グッズがたくさんある。
 特に清水寺の出世大黒天のグッズは秀逸。

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