神應寺
5代目淀屋个庵(よどやこあん)が眠る神應寺
■淀屋个庵 辰五郎
(よどやこあん たつごろう)

 その知恵から生み出された資産は、「百万石の大名をしのぐ」といわれ、先物取引を数学的根拠により実践した先駆者として、海外にもその名を馳せた淀屋。


5代目淀屋三郎右衛門(通称辰五郎)は八幡柴座の地に居を構え、男山中腹から竹の樋を使って邸に水を引き、楽しんだ「砧の手水鉢」が松花堂庭園書院前に残っています。淀屋の栄華も5代目辰五郎の時に、ぜいたくが町人の身分をわきまえぬと、徳川幕府から米商の免許を取り消された上、家財等を没収されて潰れてしまいます。


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