2014年8月27日 更新


   トマリンの家族旅行  

2014年8月 北海道爆走800Km

北海道帯広に転勤した娘夫婦を訪ね、観光をかねて北海道を爆走しました。4泊5日

当初、三井カーフェリー大洗、苫小牧で北海道へ渡り、レガシー爆走1000Kmの予定でしたが、カーフェリーの予約が5分で満席となり、飛行機とレンタカーで爆走800 Kmにいくことになりました。8月のお盆休みを絡めたカーフェリーは、ほんとに人気があり5分で売り切れになるとは、想いませんでした。前半台風の影響で天候不良でしたが後半は、快晴の北海道を満喫できました。でっかいぞー北海道は、車も信号も少なく快適にドライブできました。

主な行程

  目的地  天候  主な行程 宿泊するホテル
 2014年8月9日 帯広 10:30 17:00  晴れ  自宅→京急杉田→羽田 JAL 1155便→帯広→娘宅→ホテル ホテル日航ノースランド帯広
 2014年8月10日 屈斜路湖 8:00 16:00  曇り時々晴れ  ホテル阿寒湖→摩周湖→屈斜路湖 屈斜路湖ホテル
2014年8月11日 釧路 10:00 17:00  雨時々霧  屈斜路湖→釧路→帯広 ホテル日航ノースランド帯広
 2014年8月12日 歌志内  9:00 15:00  晴れ  帯広→富良野→歌志内 歌志内市 かもいだけホテル
2014年8月13日  自宅   9:00 20:00   晴れ  歌志内→帯広  

 8月9日 羽田から帯広

愛犬のチョコは、ペットホテルに預け、京浜急行羽田線でいざ出発。杉田駅で羽田空港行きにうまく乗り込め、約1時間で空港駅到着。羽田空港では、お盆休みの旅行で手荷預けに1時間近く並び、空港内レストランをイタリアンレストランと間違えたり(実は、経営が同じイタリアレストランが隣接していました)ドタバタするうちに空路1時間で帯広空港に到着しました。余裕を持って出かけて正解でした。

JAL 1155便 14:00発 帯広行きは、順調に飛行して帯広空港へ トヨタレンタカーでトヨタ RAV4 2400CCをレンタルしていざホテル日航ノースランド帯広へと出発?、え〜搭載ナビゲーターでホテル名が検索できない?? 郵便番号でとりあえず見つけて出発、この先一抹の不安を抱えて5日間の旅がスタートしました。レンタカーの性能詳細は、ホームページ 車のコーナーへ乗せてありますので参照願います。

帯広市内を婿殿のフィットでドライブ、帯広の印象、
1)家並みが、低くて広い、2階建てがほとんどで駅前にもかかわらずマンションなどがほとんどない。土地が安いので、高層にするよりも、水平に広がる方が安く上がるようで、東京とは大違いです。
2)信号がほとんどない、従って交差点での進行がとても怖い、街路が碁盤の目のようになっており、一歩間違えるとどこにいるのか不安になる。これは、市街地から出るとさらに進展します。
3)JRの大きなターミナル駅なのに、人がほとんどいない。(帯広は、根室本線の特急が止まる駅です。)北海道は車の世界に変わったような、JRも1時間に1本くらいしかありません。しかも特急だけ!

JAL 1155便 B737−300 レンタカー トヨタ RAV4 2400CC
帯広駅前の風景です 愛娘の新婚家庭訪問

  8月10日 北海道の自然を満喫 阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖

台風が接近しているので、早めに出発。帯広のホテル日航ノースランドホテル帯広を8:00に出発して242号線 足寄経由 241号線で阿寒湖を目指す。足寄までは、左右にトウモロコシ(現地ではトウキビ)とそばとタマネギ畑が続き、所々に牧草があり、牛が放牧されていました。
足寄の道の駅で休憩、構内に線路があり、銀河鉄道として観光用にピーアール中、背の高さ2mを越える蕗(ラワンフキ)などが有名なところでした。それにしてもJR北海道、赤字を理由にローカル線を廃線しすぎでは? 観光線として幸福駅の付近でも残せばそれなりに価値があると想うのですが。

夢のカップル発見 
ハーレーダビットソンに側車をつけ、北海道を旅する初老の夫婦を発見しました。湘南海岸をツーリングするハーレーダビットソン軍団は有名ですが、側車付きのハーレーはめったにお目にかかれません。広大な北海道を側車付きで爆走する、ロマンですね!!

北海道の道路事情
北海道の国道に目立つ↓マーク(太陽光発電で赤LEDが、点滅しています)これは、路肩の位置を示すマークです。雪に埋もれて道路がわからなくなるのを防ぐためにもうけられています。ガードレールもなく電柱もあまりありません。市街地を出ると信号もありませんでした。また、速度表示もありません? 表示がないときは速度制限、60Km/hとのことですが、実際には80Km/hで走っていいると、後ろからパッシング圧力がかかり、譲ると100Km/h以上で追い越されます。まるで高速道路を走っているような感触です。また、都会の道路のように、自転車やバイクの通過はほとんどありませんので左側優先走行が推奨されます。
夏だけかもしれませんが、大きな屋根付きのキャンピンガーも目立ちます。現地で野菜や魚など集めて自炊しながら、のんびり旅するのも夢ですね。

ポプラ並木でしょうか? 国道241を爆走中
道の駅 足寄の看板です 大きな蕗(ラワンフキ) トトロの傘ですか?
 足寄の熊です。 ハーレーダビットソン側車付き 初老の夫婦でした。 

 阿寒湖 (マリモで有名な火口湖です)

足寄から阿寒湖までは、登り坂が続きます。箱根の道に比べると緩やかでカーブも少なく快調に飛ばせました。

アイヌ民芸館には、入らずに昼食を食べました。目立つ食材としてキトピロ(行者ニンニク)があり、ラーメンやカレーの付け合わせとして利用されています。また野生丼として鹿肉の卵とじや鹿肉のジンギスカンなどがありましたが、味付けが濃くて鹿肉のうまみが生かされず残念な料理でした。キトピロ入りのカレーが無難な選択かもしれません。

雄阿寒岳を背景に阿寒湖湖畔にて 雄阿寒岳を背景に阿寒湖湖畔にて
観光船と雄阿寒岳  アイヌ民芸館前の木彫りの柱 
 
アイヌ民芸館前にて  アイヌ民芸館前にて 
   
 アイヌの食文化探求隊 アイヌの食文化探求隊 
 
野生丼(鹿肉の卵とじ)  キトピロ(行者ニンニク)ラーメン 
 
キトピロ(行者ニンニク)カレー キトピロ(行者ニンニク)です。(参考) 

 摩周湖 霧で有名な火口湖です

摩周湖は、周囲を高い山で囲まれた、典型的なカルデラ湖です。最大水深が211.5m 河川の流入、流出が一切ないとても透明で澄んだ湖です。早朝霧にかすむ摩周湖を覗き見る予定でしたが、台風の接近で天候が不良で、かろうじて湖面を拝めたのが幸いです。

   
   
   
 摩周湖周辺にて   摩周湖周辺にて

 屈斜路湖 至る所で温泉が湧き出す湖

湖畔の砂地を掘ると温泉が出てくるほど、いろいろな場所で温泉が噴き出しています。砂をかけて暖まる砂湯などが有名ですが、残念ながら雨天となり中止、宿の温泉で我慢しましたが、泉質が、アルカリ単純泉で透明で柔らかいお湯でした。夕食は、毛ガニ、刺身、ホタテ貝、ツブ貝、ミル貝、赤貝の酢もの、牡蠣鍋、トウキビ(トウモロコシ)と北海道の幸が豊富に乗ったお膳で満喫しました。
本州ではトウモロコシと言いますが北海道では、トウキビと言われ、今が旬の取れたてをいただきました。一部では、生で食べられるトウキビがあるそうです、一度は食べてみたいものです。

   
 屈斜路湖ホテルからの湖畔  カルガモの赤ちゃんです
   
 絢爛豪華な夕食です。  湖畔に秋を感じました
   
 奇跡の屈斜路湖の釣果  



 8月11日 釧路経由帯広へ

台風が接近して朝から大雨、10:00に出発、川は濁流であふれんばかり、雨で前方視野が悪く、丹頂公園もパス、帯広へ戻るつもりが、道が封鎖されて迂回したら、なぜか釧路に向かう道に出てしましい、釧路のかって丼を食べに行くことにしました。

釧路市場の勝手丼は、大中小4種類のご飯を買って、好みの刺身をのせてオーダーメイドのちらし寿司を作るシステムです。台風で海が荒れていたため、近海物の入荷はなく、ヒラメなどが品薄でした。さすが北海道、新鮮なウニやいくらやサーモン、鮭児(トキシラズまたはトキザケ)、マグロなどが豊富にあり勝手に選んで勝手丼を作りました。
新鮮でおいしい魚が豊富ですが、価格的にはやや高めです。産地直送の利点を生かした、ウニは絶品です、箱買いをおすすめします。
帰りの土産に、刺身の材料を入手して、保冷庫に保管、霧にかすむ釧路を後に帯広へ戻りました。

   
 釧路市場の勝手丼コーナー  いくら、ウニ、鮭児、ほっけ、大トロ、中トロの組み合わせ
   
 いくら、ウニ大盛り、かに、サーモン、ヒラメ、カンパチ  てんこ盛りのウニにご満悦
   
 それぞれの好みで勝手丼  カロリー控えめの勝手丼
   
 市場で入手した材料で刺身 本日のメイン 中トロの盛り合わせ 
   
 サーモンとヒラメと卵焼き  いくらの醤油付け 辛子大根添え

 8月12日 富良野経由歌志内神威へ

北海道の海の幸を満喫した翌日、天候も回復し快晴、青空の下富良野経由で歌志内神威を目指しました。国道38号線をひたすら走ります。市街地は、往復2車線で中央分離帯もありますが郊外に出ると往復1車線、路肩の標識が並び、車がほとんどいない世界に変わります。目指すは富良野、信号もなく車もない国道38号線を爆走しました。

帯広市街の外れ  左が追い越し車線ならぬ譲り合い車線 
 38号線 郊外では車も信号もありません  目指すは富良野
目指すは富良野  トウキビ畑、地平線 ?
 途中狩勝峠で小休止 風がすごくて髪が逆立ち状態 
 狩勝峠の展望台から 展望台付近 


 富良野
38号線を富良野市で、237号線に乗り換え、ラベンダー畑で有名な中富良野のファーム富田に到着。
観光バスがいっぱいいて、外国人も含め観光客がいっぱい。ここに全員が集まったかと想うほど沢山集まっていました。肝心のラベンダーの畑は、すでに刈り取られてしまっていましたが、花畑は残っておりそれなりに楽しめました。ラベンダーの季節は、7月はじめから7月末までで、8月10日過ぎでは一番広い場所が収穫後となる様です。次回は、7月はじめに計画しますか?香水館や蒸留施設などみて、カレーとパスタとアイスなど食べました。プリンがあるとの情報があリ探しましたが売り切れ、製造量が少ない限定商品の様で、富良野に早朝来ないと入手が不可能です。隣接するメロン園でメロンを食べ、東京へ大きなメロンを発送しました。
 富良野 ファーム富田 全景 ラベンダー畑
 
 花の無いラベンダー畑 7月はじめが旬です  少しがっかり!!
   
7月はじめの美しいラベンダー畑です (参考) 7月はじめの美しいラベンダー畑です (参考) 
 カレーとパスタを食べました  お花畑です
赤肉のメロンです。やや塾度が足らず甘さ控えめ   隣のメロン園にて 
  38号線で突然現れた 観音様です。 北海道観音 大きな五重の塔もありました

 歌志内市 神威
歌志内市は、祖父埴原吾作さんが、信州茅野の埴原新田から入植し、炭鉱の町で作り酒屋をやって繁盛した父のふるさとです。人口は戦後4万6千にまで増えましたが、炭鉱が閉山され過疎が進み現在は4千人程度まで減少した日本で一番人口が少ない市です。詳細は、歌志内市のホームページを見てください。
歌志内市はスイスのチロルと姉妹都市契約を結び、神威岳スキー場を観光の目玉として道の駅やホテル等の市営の設備で住民の雇用を創出している現状です。冬には、サラサラのパウダースノウが降り、ジュニアの滑走競技会などがあり、結構繁盛するらしいのですが、夏の観光誘致が必要な過疎の町です。
父は、炭鉱がなくなることを予測して故郷を捨て、横浜高等商業(現 横浜国立大学商学部)に進学し、戦後東京を中心に住居を構えましたので、私自身は、一度も住んだことがない町ですが、大学時代まで、本籍が歌志内市神威にありました。

2代前の埴原吾作さん(祖父)が残してくれた土地が、歌志内市神威にあり、借地の店子の様子と場所を息子に見せるため訪問しました。7年前に一度来ているのですが、入り口にガソリンスタンドがあったと思い出のみでたどり着くのに苦労しましたが、何とかたどり着けました。親戚の武田さんを訪ねたりして宿のかもいだけ温泉ホテルに入りました。

 歌志内神威の土地(橋から右側の青い屋根二軒)  かもい岳温泉ホテル(市営)
 神威の武田さんの家にて  神威の武田さんの家にて

 8月13日 歌志内から幸福駅 経由 帯広空港 
歌志内市から狩勝峠経由で帯広までの帰り道、狩勝峠で休憩する予定でしたが、大型トラックを追い越したら狩勝峠を通過してしましい、ふもとまで降りてしましました。戻ろうかどうか迷っていたら、そばレストランの看板があり、周囲にそばの花が咲いていたので新得町のそばレストラン玄奘へ入りました。
比較的大きな店で、ほぼ満席に近い状態、地元の人も利用している様子で、九割そばを食べました。やや太めの腰が強いそばで、かみ応えがありそばつゆも出汁がきいたやや甘口で、満足しました。そば湯がついてきたのは、うれしかったです。

帯広空港へ看板があり、38号線を帯広市街地に入らず迂回したら、畑の中を通る道でどうも幸福駅のそばを通るのではと予感がありました。案の定空港へたどり着く少し手前で、オレンジ色のジゼルカーキハ22が見え、無事幸福駅記念公園に到着しました。相変わらずの人気で、ここだけでも観光鉄道として保全した方が良かったのではと想いながら帯広空港へ到着、息子を残して空路羽田に帰りました。

 北海道のそばの産地 新得町のそばレストラン玄奘にて  天ぷらそば 九割そばでした。
そばの腰もあり、香り高い新そばをいただきました  豚丼とそば 豚丼はいまいちでしたが
 
 狐そば  突然現れた恐竜 トリケラトプス
 
 幸福駅とその周辺だけが残された記念公園です  十勝帯広空港にて B-737-300

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