2003年8月15日 更新


これまでにかじった楽器について



人生50年の間にいろいろな楽器を試して見ました。現在残っている楽器は、フルート、オカリナ、ギター、リコーダー(ソプラノとアルト)と嫁入り道具として妻が持ってきたピアノ、子供がやっている、トロンボーンとユ−ホニュウムも有ります。また楽器とは言い切れませんがパソコンを使ったMIDI楽器が有ります。いろいろやった中で感性にあったのは、打楽器です。以下一応分類しましたが、やった時期はバラバラです。

鍵盤楽器
リードオルガン
足踏み式のオルガンで44鍵 足でふいごを踏みながら音を出すオルガンで、小学校時代までありました。音が単純であまり気に入りませんでした。

ピアノ
小学校1年から6年まで習いました。自宅にあるオルガンではピアノとタッチが違いすぎて練習にならず、ピアノの先生のところで初見で弾いていました。したがって1曲の完成に30分から1時間かかるのが普通でしたが、たまに気に入ったメロディがあると、すらすら弾けるのでピアノの先生があまりに短時間で弾きこなしたのでびっくりしたことがあるなど、練習曲でなく、ショパンやモーツアルトを弾いていたらもっと熱心に練習したかもしれません。
現在、両手で華麗に弾くことは出来ませんが、発声練習やカラオケの難しい節回しの曲の練習に時々弾いています。

MIDI楽器
パソコンを使って音楽を奏でるMIDI楽器があります。
1980年代になり、PC9801シリーズがやっと普及しだし、MIDI音源が出始めました。この音を聞いたとき、求めていた物はこれだと実感していろいろ調べ始めました。
1989年1月に待望のパソコン PC9801EXを購入し即MIDI楽器のキーボードと音源CM−64を買ってMIDIに挑戦はじめました。 初めてステレオに繋ぎ、音を出したときに感動は忘れられません。PCM音源から出る音は、まさに生録で聞けるまさに生きている楽器の音です。ドラムスやシンバルなどの打楽器のほかに効果音がありこれが結構おもしろい音があり、ドラマやビデオの効果音に使えます。
MIDIの良さは、音を自由に調整出来ることです。つまり、既存既存のMIDIの演奏を自分の好みや解釈で自由に変更できることです。音源を替えることで、弦楽四重奏が金管四重奏に変更も出来るのです。
そして夢にたパイプオルガンを自宅に持ち込むことが出来たのです。PCM音源カードに記録されているパイプオルガンの音をインターネットから拾ってきたMIDIデータに割り付け、自分の感性にあわせてデータを調整して「トッカータとフーガ ニ短調」を作りカセットに録音して楽譜をかりた長女の学校の音楽の先生に返したら、先生が練習した楽譜をすべてかしてくれて、10曲ほど楽譜を元にMIDIデータを変更して実際に近い演奏をする様に編曲した。楽譜のお礼で先生にカセットを送りました。先生曰く、「埴原さんちのパパてすごい人ね、とても懐かしく聞きました。」
自分が指揮者として、強調したいフレーズや間合いも作り込むことが出来るのです。譜面で入力可能ですから、作曲だって編曲だった自由自在です。無理な注文でも文句言わずに演奏してくらます。ここがMIDIの醍醐味であり今後もこつこつと編曲して自分の音楽を作って行こうと思っています。

管楽器
クラリネット
中学校時代に1ヶ月学校から借りて、練習してみました。最初の1週間はなかなか音がでず、苦労しましたが、音が出るように鳴ると、フルートと同じ様に自由に演奏出来ました。しかし、どうも音が寂しくもの悲しいのです。フルートの様なキラキラした輝きが無いのです。それを求めるとチンドンヤの音になっていますのです。いろいろ試して見ましたが結局、私の求める音で無いことが判り断念しました。

リコーダー
現在も子供に教えています。リコーダーの音をうまく出すために必要なタンギング(舌で笛の吹き口を押さえることで音を止めること)とヴィヴラート(腹筋で吹き出す空気を振るわせる技法)を教えています。この2つの技法がうまくなると、リーコーダーの音がすばらしく美しい音色になります。教えたおかげで子供3人ともにリコーダーに関して優秀な成績を取ることが出来たようです。

オカリナ
長女に欲しいとせがまれて、5年ほど前に買いました。C管のピッコロとアルトです。指使いが少し複雑ですが、結構上手に吹けます。当然リーコーダート同じタンギングとヴィヴィラートの技法を駆使しして吹きますので、少し物が悲しい音でも結構楽しまします。半音を出すために指使いが教則本にある指使いでは、思った様な音にならないので、工夫がいりますがでもそこら辺がおもしろいところです。

ピッコロ
小学校時代にリコーダーの上手な子供だけが使えたピッコロのスクールモデルが有りました。親戚の子供にあげてもう有りませんが、大学時代まで時々吹いていました。

フルート
中学校の時にいろいろ楽器を試して見た結果、ピッコロの延長としてもっとも簡単に演奏できるフルートを買いました。横浜国大の文化祭のギター部の模擬店で兄のギター部の仲間とフルートでボサノバを吹いたことも有ります。今でも時々吹きますが、どうもいまいち私の感性にそぐわない面もあり、あまり熱心に演奏できません。

トランペット
これも中学校の音楽室で、鳴らして見たところ、思いの外上手にふけるのです。大きな音はもちろん、弱い音でもふけるのです。音も輝きを持っており、管楽器としては一番気に入ったのですが、いかんせん音が大きくて近所迷惑になるので断念しました。しかし、どこかに金管楽器にあこがれを持っていて、子供のトロンボーンやユーホニュウムを借りて吹くと結構音が出るのです。防音装置が付いた部屋が完備していますので、子供と金管四重奏でもやろうかとトランペットを探しています。

弦楽器
ギター
ベンチャーズやビートルズの影響でギターが大流行し、その影響で我が家にギターが2本有りました。兄はギターが、気にいて今も大学のギター部のOB会で演奏してます。その影響で、クラッシクギターをやりました。
最近KGさんからもらったMIDIのギター演奏を聴き、また弾きたくなりヤマハの安いクラシックギターを購入しました。
フォークギターやエレキギターは100本近く置いてあるのですが、クラシックギターは、3本だけしかなく、これをを弾き比べて、決めました。長いこと弾いていなかったのですが、楽器を決めるときに、ハーモニクスでチューニングを初めてアルペジオでコードを弾くと、お店の人がびっくりして聞き込んでいました。
これはいい音がすると思ったギターはやはり10万円を超す値段で、練習用にはもったいないので、子供達の誰かが本気でギターをやる気になったら購入を検討することにして、少し指に力がいるが、大きな音を出しても音がビビらなくておなかに伝わる音がすごく豊かで、音色が澄んだギターを選びました。3万円でケース付き、換えのガット弦を式とチューニング用の音叉と笛を購入しました。

ベース
兄が、大学のギター部に在籍しているとき、持ち込んで来たのが、ウッドベースです、見よう見まねでバッハの管弦楽組曲2番のエアのベースパートを、ドラムのスティックに松ヤニを塗って弾いていました。兄が卒業するとともに楽器も大学に帰り無くなってしまいましたが、兄の仲間に加わって、ボサノバやジャックルーシェトリオのPLAY BACHを弾いてたのしみました。兄と同じ大学に入学していたらギター部で兄の後を追っていたかもしれません。大学は第一志望が、千葉大の工学部写真工学科、第二志望が、横浜国立大学の応用化学科でした。両方ともに受かったので、写真を極めるために千葉大に行きましたが、兄と同じ横浜国立大学に入学していればまた変わった人生だったかもしれません。

ヴァイオリン
親戚のおじさんが、バイオリンを弾いていました。遊びに行って少し弾いて見ました。絶対音感が有ることが必須の弦楽器です。すぐにさくらさくら程度はひけましたが、どうもこれも私の感性にあんまりぴったりこないので、貸してくれると申し出は、断りました。自慢では無いのですが、うちの遠い親戚に「鈴木ヴァイオリン」の創設者がいました。

打楽器
木琴
小学校の2年くらいに学校の教材として使いました。長女が幼稚園に上がる頃まであった様な気がします。糸が切れてバラバラになって捨てたような気がします。

マリンバ
小学校の音楽室にマリンバが6台ほどありました。音楽部の仲間と放課後自由に引きましたが、マリンバの低音はすごく魅力的な音で、共鳴管の効果で深みのある音で、これはとても気に入りました。分類ではマリンバは、打楽器に分類されますが、大きな物ですと音域がピアノと同じ88鍵ありピアノにない暖かい音がします。高音域は木琴の感じに成りますが低音は木の持つぬくもりが肌に感じられ、感性にあった楽器です。4本のマレット?まで使い3度の和音で弾くなど結構楽しみました。アフリカが原産地とされていますが、インドネシアのガメランに竹で作ったマリンバに似た楽器がありました。これにも竹の共鳴管が付いておりマリンバとは音色が少し違いますが、低音の魅力は同じです。金属打楽器が中心の「ガメラン」にも竹だけで編成された「ガメラン」の楽団 「ジェゴク」もあります。

ヴィヴラホーン
小学校に一台有りました。マリンバと同様に共鳴管が付いた鉄琴です。共鳴管の上にゴムのダンパーがあり、これを軸ごと回転させることでヴァイヴレーションを発生させる楽器です、調整が悪いと軸の回転時にキュルキュルと音がでます。
あまりクラシックでは使われませんが、ジャズではその澄んだ冷たい音色が好まれ、MJQでミルトジャクソンが使っています。大学時代に兄のギター部の仲間が持ち込んで練習した時に弾きましたがマリンバと同様に演奏してもまるで雰囲気が異なる楽器です。

ドラム
中学校時代は、ビートルズ全盛期でエレキバンドがたくさん出来、ドラムスにあこがれました。ドラムのスティックを買い小太鼓をたたいたら結構打てるのです。それ以来ジャズやポップスを聴くときは足がバスドラムとハイハット打つリズムで動かし手で拍子を打ちながら聞いてましたので、本物のドラムも違和感なく「ドコドコ」、「ドスンドスン」、「シャーン」と打てました。是非横浜国大のギター部に入って欲しいと頼まれましたが、写真の道へ進みました。またドラムの音が大きいので近所迷惑に成る点もドラムへのめり込むのを躊躇させる要因でした。

コンガ
コンガにはとても良い思い出があります。大学2年の春休みにヨーロッパへ1ヶ月旅行したさい、ローマの音楽付きのレストランで食事後、バンドが入りお客に打楽器を渡して演奏をはじめました。その中にマラカスやボンゴとともにコンガが混じっていました。最初に演奏始めたツアーの仲間の女性があまりに下手なので取り上げて、たたき始めました。
曲はコンチネンタルタンゴ、碧空 「ズッチャチャチャー チャチャチャタリラ」とリズムを打ち出すと、バンドネオンのおじさんがこちらのリズムに合わせて演奏を始め、それにつられてベースやヴァイオリンがあわせ出したのです。そしてバンドネオンのおじさんからウインクが送られてくるのです。都合30分くらい曲にして7曲か8曲演奏しました。そして終わった時に会場から盛大な拍手が送られて来たのです。言葉も通じない国からきた異邦人がこんなにタンゴを打てるとは思いもよらず、大拍手でした。その後タンゴをこれだけ打てるならば踊るのもうまいだろうと盛んに誘われましたが、打てるけど踊れないと断ったのが残念でした。タンゴを踊れればまた違った展開があったかもしれません。

その他
ハーモニカ
小学校で3種類くらい買いましたが、現在1個も有りません。小学2年生頃は、C調のハーモニカで、4年生の頃に半音付きの2段のハーモニカを買いました。でもリード型の楽器は、どこか寂しくてついていけませんでした。

口笛
楽器とはいえないかもしれませんが、良く風呂に入って気分が乗ると口笛でモーツアルト編曲「きらきら星による変奏曲」やハイドン「弦楽四重奏曲」や「森の鍛冶屋変奏曲」などを吹きます。息継ぎなく連続演奏が出来ます。その訳は口笛を吹いても吸っても音が出せるのです。これは一種の特技かもしれません。当然ヴィヴラートも付きます。


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